16日間のカナダ横断旅行からバンクーバーに帰って来て、再び通常の生活に戻ったのですが、色々考え、この時期に今まで通っていた語学学校を辞めることにしました。
そして、7月中頃からガスタウンにあるランゲージリペアショップへ行くことにしました。
この期間に、Mちゃんもシェアハウスから、家賃が安くなるということで、教会仲間でフィリピン人のグリンとそのお母さん、グロリアが住むアパートへ引っ越して行きました。
グリンは、ナニーをしているのでたまにしかお家には帰って来ないため、彼女の部屋をMちゃんが借りることになったのです。
シェアハウスからは歩いて10分弱と、会おうと思えばいつでもあえる距離だったので、私も安心でした。
実際、いつも会ってたような気がします。
それからMちゃんは、本腰を入れて仕事を探し、何とか日系のお菓子屋さんで働き始めたのでした。
私もリペアショップに行っている間に、ナニーの面接を受けたりしました。
面接に行った先は、バンクーバーでお世話をしてくれているK子さんの知り合いで、ノースバンクーバーに住む女性弁護士さん宅でした。
私のビザの変更とかもしてくれるかもしれないということで、面接を受けることにしたのです。
彼女は、旦那さんと小学生の男の子2人の4人家族で、ナニーになったら私は、主にこの2人の男の子のお世話と、この家族の料理を任せられるということを伝えられました。
すぐに子供達は、私に馴染んでくれたような気がします。
でも、女性弁護士さんには、私の他にも2人ほどナニー候補の面接があるから、すべての候補者に会ってから決めるので、返事は後で連絡すると言われました。
その後、1,2週間経っても何の返事もなかったので、駄目だったのだと思い、次の計画を練ることにしました。
というのも、リペアショップはそれなりに楽しかったのですが、ある日こんなことがあったのです。
私がリペアショップの入り口もそこだという辺りを歩いていたら、何と、突然あのヘンリーおじさんが通せんぼしてきたではありませんか。
どうも近くのカフェで休んでいたら、私を見かけたので声をかけてきたらしいのです。
ヘンリーおじさん 「戻ってきてたんだ?」
わたし 「えー、まー。」
へんりーおじさん 「あのミニ翻訳機、壊れてなかったから安心
して。電池切れだっただけだから...。」
わたし 「あれは本当にごめんなさい(おじさん、怒っ
てないや、良かった。ホッ...)。」
へんりーおじさん 「これからどこ行くの?」
わたし 「そこのリペアショップまで。」
こう答えるしかありませんでした。
だって、リペアショップはすぐ目と鼻の先なのです。
ヘンリーおじさん 「じゃ、ここにいれば又会えるね。」
わたし 「......」
それにしても、あの時は本当に焦ってしまいました。
いつか会うんじゃないかとは思っていたのですが、まさかここで鉢合わせするとは...ホント、がっかり。
この後も、何度かおじさんから待ち伏せ攻撃を受けたのですが、空挨拶をするくらいにして、ひたすら無視していました。
そんな事もあり、本腰を入れて次の学校を探さねば...ということになったのです。
そして、以前から興味のあった犬の訓練(躾)教室を見つけ、これまたノースバンクーバーに位置していたのですが、シーバスとは反対側でバス
で通える方向にあったので、9月前後から通いだしたと思います。
これで何とか、おじさんとバッタリ会わずに済むので安心...ホッ。