明け方の道を、私たちは車を走らせていました。
周囲は、見渡す限りの森林地帯。
一度どこかの観光案内所に止まり、中に入りました。
たぶん、オリンピックナショナルパークの近くだったのではないかと思います。
朝も早くオフシーズンというのもあり、人気と言えば私たちだけしかいませんでした。
それに、天気も悪く寒かったし...。
その案内所の中に置いてあった剥製の鹿と一緒に撮った写真が、今も実家のアルバムの中に納まっています。
さて、観光案内所を出発し、再び車を走らせた私達。
途中H君に替わり、私が運転する番になりました。
初めての左ハンドル車の運転で、ちょっぴり緊張してました。
そして、いざ発進という段階で、ウィンカーを出すつもりがワイパーを動かしてしまい、思わずビックリ。
ウィンカーとワイパーのレバーの位置が、右ハンドルと反対だったのをすっかり忘れていました。
気を取り直して、今度は本当に車を発進。
殆ど直線走行だったので、何とか無事に安全運転することが出来ました。
それから暫くしての事です。
運転したくてウズウズしていたナオちゃんが、「私も運転してみたーい!」と言い出したのです。
私達三人は、まあここら辺は直線がずっと続いているから、ナオちゃんに運転させても大丈夫かも、ということになり、心配ながらもペーパードライバーのナオちゃんに運転を任せることにしたのでした。
Mちゃん&私 「怖いよー!」(心の)
ナオちゃんが車を発進させました。
彼女は異常にはしゃいでます。
思わず対向車線側に言ってしまったものの、全く対向車線に車が来る気配が無く、私達の命は一応無事でした。ホッ...
益々ナオちゃんは興奮しだして、スピードを出し始めます。
それと共に、私達も彼女の運転に益々恐怖を感じ、30分も走らせないで、Mちゃんに運転を代わってもらったと思います。
ナオちゃん 「えー、まだ運転したかったのにー!」
私達三人 「もういいって...。」
怖すぎるっちゅーに!
そんなこんなで、夕方近くに目的地のPort Angelesに着いた私達四人でした。
その途中だったかに、どこかの海岸に立ち寄って、大きな木の切り株の上にのっかて、皆と写真をパシャッ。
海は風が強く高波で、日本海のような荒海状態でした。
ポートエンジェルスに着いた私達は、無事宿を確保し(モーテルだったと思うのですが)、美味しい海の幸が食べれるレストランへ向かったのです。
レストランで何を食べたか、細々とは覚えていませんが、これは絶対に食べたゾー、という物だけは記憶にあります。
それは何かというと、大きなロブスターです。
あんな大きなロブスターを日本で食べたら、きっと結構すると思うのですが、そこはアメリカ、やっぱり安かったし、勿論とっても美味しかったです。
他にも海の幸を食べたと思うのですが、どうしても思い出せません。
大きなロブスターも食べれて、心もお腹もHappyになった私達は、疲れた体を休めるべく宿に戻り、眠りについたのでした。
余談ですが、二つのベッドはナオちゃんとMちゃんに譲り、私とH君は床に寝たような気がするけど、そこら辺はもう本当に分からなくなってます。
こうして、二日目の夜が更けて行ったのでした。