歯は、萌出(生える)する時あるいは萌出直後、虫歯になりやすいです。
特に、歯列の後方に生える6歳臼歯(6番)と12歳臼歯(7番)は、非常に磨きにくいため、時々虫歯になっているケースを見受けます。
歯の萌出途中は、歯の咬合面(噛み合わせの面)に歯茎が被さり、その歯茎の下が虫歯になりやすいのです。
萌出途中の6歳臼歯(矢印)。歯に歯茎が被さっているのが分かる。このような場合、歯茎の下が虫歯になりやすいので、歯茎の下にも歯ブラシの毛先を入れるように磨くとよい。
歯は萌出直後は石灰化度が低く、柔らかいため、最も虫歯になりやすいと考えられています。
萌出後3年間虫歯にしなければ、その後は虫歯になりにくいとさえ言われます。
虫歯を予防するなら、萌出後間もない時期に虫歯にしないことです。
奥歯の咬合面は、とても虫歯になりやすいので、丁寧に磨くように心がけましょう。