日本陸上選手権女子10000m | 元実業団監督・元100kmウルトラマラソンコーチが綴るブログ

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28年間実業団長距離界在籍(選手14年・女子コーチ1年・女子監督13年)・サロマ湖・四万十川ウルトラマラソン3年間公式チャレンジャーを完走に導きました。
再び、アスリート育成世界へ戻ります。

日本陸上選手権10000mが国立競技場にて開催されましたが、テレビで観戦しました。

今年7月に開催されてる世界陸上オレゴン大会の選考会も兼ねていました。


女子では標準記録31分25秒を切っているのは、広中瑠梨佳選手(JP 日本郵政)と五島莉乃選手(資生堂)の2名です。


レースは五島莉乃選手(資生堂)がスタートから引っ張る形で、標準記録を突破しない選手は誰も先頭に出ず、付いていく展開となりました。いつものレースでしたら広中瑠梨佳選手(資生堂)がスタートから先頭を引っ張る展開になるのですが、体調が万全でなく今季初レースとなり、慎重について行きました。ところが7000m過ぎてから先頭に立ち自らペースアップして行き、最後までトップを走り続け堂々の優勝でした。さすが東京オリンピック10000m7位入賞の実力を見せてくれました。


一方、五島莉乃選手(資生堂)は遅れはしたものの3位に入り、世界陸上オレゴン大会、広中璃梨佳選手(JP日本郵政)と共に出場内定となりました。五島莉乃選手(資生堂)の積極的な走りは素晴らしかったです。

【結果】

 

【ラップ】

5月のトラックレースは、シーズンがスタートしたばかりで、今大会に標準を合わせるのは難しかったと思います。


さて、あと1名枠、標準記録は6月27日までとなっております。誰が突破して出場権を獲得できるか注目です。


世界陸上オレゴン大会では、更なる進化した走りを出来ることを祈っています。

日本新記録でメダルを獲得して欲しいです。