そうだGAYと京都、行こう。/二丁魁② | quarters

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いろんなライブの記録。二丁目の魁カミングアウト・きのホ。・ONIGAWARA・ RAG FAIR・ズボンドズボンなど。

ミ「14曲やったんだよ」ぺ「越えてきた感じする!たのしー!今日すごいたのしー」ぺいちゃんの言い方、テンション高くて早口になるver.もあるけど、これは低めトーンver.でマジのガチのやつだった。きっとすごい手応えあるんだろうなあ。

ぺ「今日すごいおなカマがよく見えるの。一皮剥けたというか、またひとつ殻を破ったような感覚になりました。みんなのおかげで。ありがと」ぶっきらぼうなお礼。あーーーぺいちゃんっぽい。このご挨拶もバンサバ大阪を思い出した。


紅「もうアチアチで記憶吹っ飛んじゃいますよね!!?」わかるよ日がち……


前半MCでもしてた告知ごとを改めて。5/1で13周年。ぺ「大御所!大御所!」自分で言う大御所あんま居ないよぺいにゃ。

3/23のミキ生誕はまだ内容悩んでるそう。「でも1日空けといてね」って。

そして明日(2/26)、超重大なお知らせが発表されるとのこと!!その際は皆さん絶賛大拡散してね!ということで、ぺ「拡散、してください。っていうか………しろ。」出ましたぺいにゃむさんの命令口調。

栄「したくなっちゃうようなお知らせですよね☺️」ミ「13年で初めてのお知らせ」ぺ「ワクワクしてる!モゾモゾしてる!」モゾモゾしてんのかわいいね。

これを書いてる2/28にはもちろんすべて明かされた後なわけですが、きっとシングルリリースだろうな〜の予感はあった。今年3枚出るらしいですからね……。二丁魁は、この現場はどんな風に変わっていくんだろうな。変化はいつも怖い。


ぺいちゃんから今回の関西3daysによせたご挨拶。

「この場所で会えた人のことを想いながら歌えたのが良かった」みたいな内容で、ぺ「関西がより身近に感じるようになりましたね。年始に今年の抱負で『絆』って言ったんですけど、それをすごく感じられました。……もっと近くに感じたい!もっと近くに感じたい!!」お客さんハグしに行く勢いで。相変わらずわたしにはちょっとよくわかんない単語。


ふでは学生時代に修学旅行で京都に来ていて、栄「思い入れのある土地で、また青春をしてるような気持ちになれました」と。

わたしは正直ふでの言っていることも自分事としてはピンと来なかった。わたしが行けなかった1日目の対バンでそんな風に感じることがあったのかな、とか少し寂しく思ったけれど、翌夜になって『伏線回収された!』の気持ちになりました。




────あの頃、僕ら若すぎた青春




そういうことかあ、って思った。2024年の“いま”のわたしたちの『青春』を焼き付けていく3日間だったのだろうな。


わたしが忘れてるだけだったら本当に申し訳ないんですが、くれちゃん喋ってた…………??


ミキさんは「関西で待っててくれたり、関東や他の地域から遠征してくれたり、そんな人たちがいなかったらできなかった」って、来てくれたお客さんへの感謝から。


ミ「ちょっと前からコンタクト入れるようになって、みんなの顔がすごい見えるのね」初耳だ………


──みんなの顔を見てるとみんな違う表情をしていて、受け取り方もみんな違う。『自分はみんなと同じ気持ちじゃない、ひとりだ』って思うこともあるかもしれないけど、あたしたちを好きだって思ってくれるだけで同じ気持ちになれると思うし、


正確な言い回し覚えてないからニュアンスでしかないけど、ミキさん泣きながら伝えてくれた。なにがあったのかはなんも知らない。わたしと関係ないとこでなんかあったんだろうな〜ってことはわかる。

いまは関係ないけど、ミキさんが言う状態にはわたしもしょっちゅう陥るから、気遣っていただいてありがたいなあ、でも綺麗事だなあとも思う。別に誰かと同じ気持ちになりたい訳じゃない。一体感が欲しい訳でも、誰かと喜びを共有したい訳でもない。あたしの気持ちはあたしだけのものだ。まとわりつく疎外感は『疎外されたくない』に結びつくものではなくて、『あなたたちは簡単に幸せになれて良いですね』ってみずから一線を引いて他人の感受性を見下している証左なのだと自分でわかっている。好きでもない人たちと『おなカマ』って括りでまとめて一緒くたにされたくない。誰かと分かち合うくらいならひとりがいいよ。(だから友だちが少ないんだねだてちゃん……)

ただ、一昨年のクリスマスで「10度が11度になるのでもいいの」とミキさんが言ってくれたことを思い出した。他人はどうでもいい、わたしはわたしの保温を大切にしていく。
てかさ、TL見ても誰もこのクリスマスの話しないじゃん、そういうのがわたしは信じられなくて、みんな忘れちゃったの??ふざけんなよ、なんでこれを忘れて平然と生きてられるの??って気持ちになる。(だから友だちが少ないんだよだてちゃん……)


泣き泣きミキさん、ミ「コンタクト入れるのやめる!でも(紅と)お揃いだもんねー♡」
無責任なことを言わせてもらうなら、見たくないものは見ないでいられる視力のままでいいよ。ミキさんは見えすぎちゃうから。


ぺ「ミキティーが言ったみたいに、(みんなが)どんな顔してても嬉しいんだよね」それは嘘だろ!!ブーたれた顔してる回ほんとごめんね!!


ミ「ここで泣いたからもう生誕祭は泣かない」ぺ「どうでしょう?それを確かめるために3/23は生誕祭に来てもらって」宣伝がお上手👏


◇◇◇◇◇

ラストスパート。ぺ「楽しんでいきましょ、堪能していきましょう」

次曲の立ち位置付いて、あらためて「楽しんでテンション上げていきましょう!」的なことぺいちゃん言うも聞き取れないミキさん。ミ「なんて言ったの?『ルララララララララ!!』みたいな」ぺ「出ちゃうよね、出ちゃうよねww」大丈夫だよ聞こえたよ!ミキさんの耳も頑張れ!



ミ「『ネガちゃんvsポジちゃん』!」あーーネガポジのあるワンマンだーー!!

2サビ♪囁きでも届く人がいる いつになく歌詞がはっきり聞き取れた。初披露から音ハメむずそ〜って思ってたけど、力んで音潰さずに、ひとフレーズとして届けてくれた気がしてスーッと気持ちよく聴けた。
落ちサビ、ふでを囲みながらミキさんとアイコンするぺいちゃんが嬉しそうでよかった。ふたりでいろんな気持ちを共有しているんだろうなと思います。


マイクスタンドなし隕石。イントロ♪らーらーらららーらー で両手の指を組んで下ろす姿がまるで祈りのようで見惚れた。
1サビふでパート『君の好きな僕も 嫌いな僕も』をぺいちゃんもオフマイクで歌っていた。ぺいちゃんのオフマイク歌唱いろんな曲のいろんなパートで見るけど、わたしはここがいちばん大切かもしれない。声は聞こえないけど、やわらかく優しく、慈しむような表情で。

♪君があの日くれた小さな花や一言が がやけにぐーーーっと来て、でもわたしはもう『一言』を伝えることを放棄してしまったから、あげられるものはなくなったんだなあ、とか考えてた。


ラストシワ!ラスト!?♪平等〜 胸の前で△作って「(やつはし♡)」つってた。マインドかわいすぎる。八つ橋好きだもんね……☺️ほとんどオージービーフだけども△

落ちサビ「「なんでなんだろお!!!?」」ってミキぺい顔を見合せて、歌っていうか会話のハモリみたいだった。このトーンで行こ!ってもうアイコンタクトひとつでわかってる。熟年夫婦だねえ。ここ大好きだったな。

最後も0ズレだったからお手振りのとこいつも🫶してるけど今日は八つ橋でお返しした△ また来ようね京都。



本当ならこれで「以上私たち!」になるけど、そうなれないミキさんのためらいが伝わってきた。ミ「……これで『イェーイ!』って終わって帰りたい人もいるかもしれないんだけど、どうしても歌いたい曲があって……歌っていいかな?えっ、なに、(歌うかメンバーもわかんないよね)」栄「……おんなじだと嬉しいな」

ぺいちゃんは袖めくって腕時計(してない)見る仕草。いつもはやったれやったれ派の筆頭だから、そんな風に時間を気にするの珍しいなと思った。もちろん本気じゃなくてちょけなんですけど、それでも。

ミ「……どうしても『an happy day』が歌いたくて」ぺ「!……正解……だと思います、正解です……」さっきまでちょけにゃむちゃんだったけど、ハッ て顔して軽く絶句してた。たぶんぺいちゃんの中にはハピデの選択肢は最初なかったんだと思う。ミキさんに言われてはじめて気づいてびっくりした感じだった。

ミ「でも時間ないから早くやろ」理由とか無しに、やり慣れてる曲でもないのに当たり前のように4人フォーメーションに付く。


ハピデ。イントロ流れてミラーボール回ってるのに気づいた。いつから?本編でも回ってた?うそでしょ、ここに来てそんなおあつらえ向きな光の注ぎ方あるかよ、って少し泣きそうになった。

わたしの終演後の即メモが⬇️なんですけど、

─────────
イントロ斜め上 2サビ膝の高さ 落ちサビ前ノック 
イントロぐるぐる斜め上見てた
─────────

 って、2回おんなじこと書いてるくらいイントロの視線が印象的だった。いつも手のひらと連動してゆーっくり視線も上がるけど、今日は最初からどこか遠くに想いを馳せているように見えた。ぺいちゃんはよく『時間、空間』ってふたつの単語をつなげて一緒に使うけどまさにそんな感じで、時間と空間をたゆたうような表情。

2サビ♪生きていたくない時間 で下手に歩いてくるときの膝が高くてびっくりした。全身は全然見えなかったんですけど、ピンクい膝が通常あるわけないとこにあって「!?」ってなった。

2サビ終わり間奏のテレン♪ じゃなくて、なんかノックするみたいな振り付けできてなかった?幻覚かも。でもなんかすごく、とんっ、て扉を優しく叩かれたような気がした。

落ちサビ、4列目最下手でも0でしゃがんでるぺいちゃんがちゃんと見えた。物理的にどうしても見えないことはあるけれど、ぺいちゃんもここにいる全員を見ようとしてた。こういうつながりだけで色んなことすべて解決したらいいのに。


正直、めちゃくちゃキツかった。わたしはシワで終わってくれた方がたぶん良かった。わたしはこんな風にはなれない。
他人を羨んで、惨めになって、くるちゃんは「そんなあなたをそのまま抱きしめるよ」って昨日歌ってくれたのに、ここじゃ誰かに拍手送ってあげられる人にならなきゃいけない。しんど〜〜〜!!!!


メンバーご挨拶して掃けて、客電点いて、どっと疲れが込み上げてきた。周りを見たら泣いてる人がたくさんいて、感動できることが羨ましいなと思った。わたしは保温したかっただけなのに。


◇◇◇◇


話したいことがあった。深呼吸して特典会入ったけどぺいちゃんが尺総取りで相槌打つ隙間すらなかった。

「あなたが言ってくれたことをずっと思い出してた」ってぺいちゃんが言ってくれて、ああ『君があの日くれた一言』はたしかにぺいちゃんの中に残ってかすかにでも光り続けているのだなあと思った。だから隕石落ちサビあんなぐっときちゃったんだな。

それから、そっ閉じイントロで斜め上の高いとこ見つめていたのも、ああそういうことか、って腑に落ちた。回答ないからわたしの勝手な解釈ですが。
きっと未来を見ていた。


ぺいちゃんはXで『手応え』と言ったけれど、わたしにとっても『心当たり』のあるライブでした。


あとちょうどいまハイキュー原作読んでるからすごいスポーツの感覚でライブ見た。覚えろ、絶対に忘れるな、五感フルに使って死ぬ気で記憶に焼き付けろ、1秒だって見逃すな、ってスポ根マインドで挑むライブ。ただのモブオタクなのに……そして95%くらい忘れたんですが…………


こんなにぐったりするハピデはこれが最後だと良いな。でも本当に良いライブだった。来てよかった。ありがとうございました。