- 高河 ゆん
- 新装アーシアン 1巻 完結版
新書館のWINGS COMICS版の2巻の表紙は影艶。
このイラストの色遣いに惚れて、
ゆんの絵を真似してたこともあったのにな・・・。
15年・・・。完結するまで15年という月日がかかったこの漫画の最終回をよーやく読んだ。
なんか、出版社が変わってるしー。
新書館コミックス版で出ることを待ち望んでいたファンにとっては、既に持っているコミックスと内容が一部重複していて、しかも料金が割高になってるとなると、正直言って購入を躊躇するよ。装丁だって変わっちゃってるしさー。
更に・・・もっと哀しいことが。
モシカシテ、絵がクズレテきてる?
旦那さんのたつねこの絵に似てきたというか・・・うーん、私は新書館2巻の影艶の絵に惚れて、ゆんの絵の描き方(線の省略の仕方が良かったッス)とか、色遣い(グラデーションの遣い方・水彩画系は特に)とかを真似てたっちゅー昔があるので、絵が変わってしまったことにショックを受けた。
・・・それでストーリーの方は、後回しになっちゃいました。
それでは改めてざっくりとあらすじの紹介をば。
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【あ・ら・す・じ】
エデンから地球を観察していた天使たちは、このままではアーシアン(地球人)が地球を滅ぼしてしまうと考え、地球人の殲滅を提案する。上層部の話を聞いたちはやは、プラス調査員の一員となることを志願し、マイナス調整員の影艶とともに地球に降り立った。
真っ白な翼を持つ天使の世界において、真っ黒な翼・髪・瞳を持つちはやは、自分の容姿に強い劣等感を持っていた。だが、群の中でも特に成績が優秀だったため、軍の上層部長官ミカエルの養子に迎え入れられる。影艶はちはやの軍における先輩であり、特に美しいその白い容姿は、多くの後輩の憧れを得ていた。2人が地上で調査員としての生活を始めるが、地球人のエゴを目の当たりにし、ちはやはマイナスのチェックが増加するのを防げずにいた。
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大枠はこういう”人間を天使が監視する”って話だけど、高河ゆんと言えばBoys Love(今もそうなの?)という例に漏れず、この漫画でもちはやと影艶がそーゆー仲になってしまって、それが禁忌とされてる天使の世界において2人は裁判にかけられちゃったりして、「あのー、それで人間の未来はどうなってしまうんでしょう?」と、地球人としてツッコミを入れたくなったりした。
この辺りからちはやがミョーに人に盾つく感じの生意気な性格になるし、影艶はわがままっつーか独りよがりになるし、・・・どちらもゆんの漫画のキャラクターによく登場するタイプの人間の性格ではあるけど・・・、ストーリーの先さえ読めてしまったよーな気がして、この漫画を読むのをやめてしまってた。
『アーシアン』を追いかけるようにして連載が始まった『源氏』でも、克己が生意気な感じになっていったねぇ・・・って克己の場合は、初期設定から、桜にうっとーしぃほどまとわり付くけど、その他の登場人物には生意気って設定だったっけ。
(ちなみに映像化したとき、ちはや役も克己役も、佐々木望が演じていた)
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さて、どうしても「最初は良かった・・・」という話になってしまうこの漫画の、その「最初」をチラリとご紹介する。
私が特に好きなのは、新書館コミックス版2巻に収録されている、「オペラ座の怪人」をモチーフにした、売れない作曲家のお話(音楽家のウリエル様の初登場の回)と、アンドロイドの多紀とちはやが出会うお話。
映像化されたのは多紀の物語だったね。
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博士のオモチャになることに耐えられずに、アンドロイドの多紀と孝子は研究所を脱走する。より人間に近いアンドロイドを造ることが出来たと喜んだ博士は、捕らえた孝子を囮にして、多紀を誘い出す。
「僕は博士のオモチャじゃない。痛みも感じることが出来る」という多紀に、「感じているように錯覚してるのさ。お前のは嘘の命だ」と応じる博士。何とか博士の元から再び脱出をした多紀だったが、孝子への慙愧の思いと、「嘘の命って何?」と答えのない疑問に悩ませられ続ける。
そんな多紀に出会ったちはやは、多紀のアンドロイドの姿を知りながらも「多紀はアーシアンだ」と一つの回答を与えるのだった。
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うーん。
この頃の物語の方が、深くていいなぁ。
ちはやたちは別に、人に対して特別なことができるわけじゃないんだよね。本来の姿(羽根を出した天使の姿)を見せてはいけないとも言われてるし。
ところで、右上にある絵は、ちょうど私がゆんの絵を真似てた頃(1991年と言うと・・・14年前だ!)の絵だよん。
背景がウルサイのはご愛嬌。










