♪・・・どうすれば 自分の影から逃れられるのか
自分の宿命(さだめ)を拒めるのだろうか
自分の影から自由になりたい
自分の過去から解き離れたい・・・♪
中川晃教と言う名前を初めて聞いたとき、「○川○教って、TMR西川ちゃんに似てる~」と思い、姿を見て「背が低いのも、なんだか親近感~(←失礼)」と思い、声を聞いて「歌が上手なのも一緒~」と思った。いや、声質も歌い方もまったく違うけど。中川どんは西川ちゃんより声が高くて細くて、息継ぎするときにしゃくりあげるように「クッ」と短い声をあげる。それがマイケル・ジャクソンみたいだ。
そーゆーわけで注目をしていた中川どんは『モーツァルト!』で初舞台を踏んだ。その舞台を今また、同じ役で再演している。(Wキャストだけど)
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5歳にして神童と呼ばれたヴォルフガング・モーツァルト。大人になっても自分の才能に大きな自信を感じる一方で、天才のしがらみから解き放たれたいと苦悩する。
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映画『アマデウス』のトーマス・ハルス(ピアノ演奏シーンも本人!)演じるモーツァルトは、その大人になりきれない姿に、見ていてチョット青筋が出そうになったけど、このミュージカルのモーツァルトは心情的には(チョットだけ)理解できる。
でもいくら自分の思い通りにならないからって、食事の支度がセットされたテーブルに土足であがっちゃぁ、いかんよ。コロレド大司教がやらないなら、代わりにちゃぶ台返しをしたくなるわい。モーツァルトの苛立ちを、デニムの衣装を着た中川どんは、小さくジャンプして地面を蹴飛ばすように地団太を踏んで表現する。なんか小動物っぽくてかわええ。
他には、モーツァルトの父役に市村正親、姉役に高橋由美子、妻役に木村佳乃が出演してる。
高橋由美子の歌声って、言葉をはっきりと発音するので、意外と舞台に合うんだなーって思った。彼女の歌は「魔神英雄伝ワタル2」の主題歌を歌ってた頃から聞いてるけど、すっごく甘い声質してるよね。
男爵夫人役の香寿たつきは、宝塚出身だけあって、彼女の周囲だけあの独特の雰囲気が漂ってる。コロレド大司教役の山口祐一郎はもっと派手なマントプレーでもいいんじゃないかな、ばっさーとね。劇場支配人役の吉野圭吾は雰囲気がローリー寺西に似てる・・・。そして大人のモーツァルトに影のようにぴったりと寄り添っている5歳のモーツァルトを演じた子役(私の見た回は女の子が演じてた!)は、終始無言劇だった。でも、背後から大人のモーツァルトの首を締め上げたり、血文字を腕に書き込んだりするなど、かなり怖い役どころだ。
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久しぶりに、中川どんの歌を聞いたけど、例のしゃくりあげは健在なのが嬉しかった。
音楽のジャンルがロックぽいのから、クラッシックっぽいのまであるので、全曲を違和感なく歌えるのは、スゴイ。ちなみにモーツァルトの曲は、このミュージカルではほとんど流れない。
公式サイトで製作発表の場においてもう一人のモーツァルト役の井上芳雄と一緒に、ミュージカルナンバー『影を逃れて』を歌う中川どん(髪の長くてちっこい方)の動画が見られる。
衣装を着てないのと、伴奏がピアノだけなのと、ステージじゃないためか、歌に迫力が足りない気がするのはザンネンだけど、2人のモーツァルトが一緒に歌うのが見られるのは舞台ではありえないから、ちょっとお得。
(→ 『ミュージカル モーツァルト!』 公式サイト
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