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破られる記録

この記録を破ることはできないだろうというのがいくつかありましたが、そういう素晴らしい記録も破られていきます。人の力には限度がないのだと今更ながら進歩には驚かされます。

メキシコオリンピックの時にボブ・ビーモンが8m90㎝を跳んだ時に、それまでの記録を一気に60㎝ほど更新したために、もう破ることが出来ないのではと思われましたがその23年後に破られています。もっともその破った記録も、それから23年経ちますがまだ更新されていませんので、メキシコオリンピックで出されたボブ・ビーモンの記録は当時としては驚くべき記録だったのでしょう。

相撲をもう見ることが無くなりましたが、昭和の大横綱が打ち立てた32回の優勝記録は永久に破る者が出ないと思われましたが、おそらく今年中に白鵬が破ることになるのでしょう。

お正月は恒例の箱根マラソンがありました。今年もこたつに入りながら眺めていましたが、5区に入って目を疑いました。

箱根の上りで素晴らしい脚を見せるランナーは山の神と呼ばれていますが、その嚆矢は今井選手でしょう。順天堂の今井選手は2007年に箱根51時間185秒と言う驚異のスピードで走り抜け、順天堂を優勝へ導きます。この記録は当分誰も破る者はいないと思っていますと、それからわずか2年後に山上りの天才柏原選手が出てきて4年間記録を更新し続けて、これまたもうこれ以上の記録は出まいと思われる1時間1639秒をだします。

箱根駅伝5区は今年から函嶺洞門の迂回バイパス完成のため、距離が延ばされ柏原選手の記録は永久不滅の記録として固定されたかに見えました。

しかし、その記録からわずか3年後の今年、無名の青山学院の神野選手が距離の延びた5区で1時間1615秒という素晴らしい記録を出しました。彼自身の目標も18分台が出ればいいとくらいに思っていたようですから、なんともすごい記録です。延びた5区でそれ以前の記録を破ってしまいましたので柏原選手の記録は参考記録としても消えてしまいます。

青山学院も、まさかこの弱小チームが優勝するとは考えてもいなかったのですが箱根総合で、10年は破られないだろうという東洋大が3年前に出した記録を塗り替える、史上初めての10時間50分を切る、驚くような記録で初優勝をしました。箱根90年の歴史の中で優勝校はわずかに16校。新勢力が出てくるのがとても難しい中で史上最高記録を出せたのは驚きです。

これはもう破られないだろうと思われる記録も、誰かがいつか破ってしまいます。しかし、人類が100mを5秒で走れないように、これ以上はのびないだろうという壁があるのも確かでしょうから、どの分野であれこれが最後の記録であるというのはいつ作られるのかが興味深いところです。

箱根駅伝、毎年2日間十分に楽しませてくれます。個人的には秋に行われる予選会の方が力が入りますが。

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