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6月 笠間教室 茶道稽古

 

 

 

 

季節のお話は

 

伊勢物語段八十二段

は桜の季節のお話ですが

 

 

 

 

後半には「天の河」という地名が登場し

七夕に因む和歌がよまれます

 

 

狩り暮らし たなばたつめに

   宿からむ 天の河原に われは来にけり

 

 

狩りをして一日を暮らし

疲れたので織女に一夜の宿を借りよう

それにしてもこんなに遠く天の河原にまで

私はやって来てしまったなあ

 

 

たなばたつめ

とは棚機女と書き

 

日本古来の風習で

河原の小屋で神様を待ちながら

布を織る乙女のこと

 

 

中国から渡ってきた

「星合」の伝説

織姫と混同され

七夕を「たなばた」

と読むようになった由来です

 

 

これは右馬頭がよんだ歌

役職から在原業平だといわれていますが

プレイボーイらしいです

 

 

その歌に対して

紀の有常が返歌をよみます

 

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一年に ひとたび来ます 君待てば

  宿かす人も あらじとぞ思ふ

 

 

一年に一回だけいらっしゃる殿方を待っているので

宿を貸す人もいないだろうと思います

 

 

年に一度待っているのは

牽牛(彦星)のことですね

 

七夕の趣向を汲んだ

素晴らしい返歌です

 

 

惟喬親王と出かけた狩もそこそこに

見事な桜や天のに魅せられて

宴の方が盛り上がります

 

 

飽かなくに まだきも月の隠るるか

  山の端逃げて 入れずもあらなむ

 

陶芸家さんがご自身で作ったお茶碗で稽古

美味しいお茶がたちました

 

 

おしなべて 峰も平らに なりななむ

  山の端なくは 月も入らじを

 

 

この楽しい宴が終わらないように

どうか夜が明けないで欲しい

という想いが伝わってきます

 

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