梅が満開で
暖かな日が続くこの頃
自然と心が弾みますね
平安時代に中国からやってきた
現代では女の子のための日ですが
万人の長寿を願う日でありました
3月の和名「弥生」は
いよいよ生い茂るという意味
旬の食材をいただくように
新たに芽吹いた草を踏み
これから生い茂る力を補充しましょう
そんなピクニックのような風習を
といいます
今では年中ある草餅も
厳しい冬を終えて
やっと芽吹いた若葉でつくった
おもてなしの食べ物でした
桜の蕾も大きく膨らみ
今年こそは!とお花見を
楽しみにされている事でしょう
今回は
桜の有名な和歌がうたわれている
伊勢物語 八十二段 前編
を紹介しました
狩に出かけたけれど
桜があまりにも見事なので
男たちは身分に関係なく
酒を酌み交わし
和歌を読んだ
というお話
世の中に たえて桜の なかりせば
春の心は のどけからまし
在原業平
日本人は昔から 桜に気持ちを重ねて
心かき乱されていたのです
それに対する返答歌
散ればこそ いとど桜は めでたけれ
憂き世になにか 久しかるべき
辛いこの世に永遠のものなんて無いでしょう
散ってしまうからこそ 桜は素晴らしい
日本人は
儚い もののあわれに
美しさを感じるものです
【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】
✴︎茶室にて炭火でのお稽古です
次回の稽古は
・歳時記「端午の節句」
・春の和歌
「茨城 笠間教室」
次回の稽古は
・皐月 田の神
・透木釜
お問い合わせはコチラまで
Email : WAXWANE29.5@gmail.com
※WAXWANEは小文字にして
メール送信してください