水戸 偕楽園の梅も咲き始めました
膨らんだ蕾も暖かな季節を予感させます



そんな春の明るい月夜に

詠まれた歌があります

春の夜の 夢ばかりなる 手枕に

    かひなく立たむ 名こそ惜しけれ

              周防内侍

二条院に男女が集まって語らっていました
夜も更けてきて眠たくなった周防内侍が
「枕がほしいものです」とつぶやくと
藤原忠家が御簾の下から
(当時は男女は直接顔を合わせては

いけませんでした)
「これをお使いください」と

腕を差し入れてきたのです

忠家の誘い文句だったのかも知れません
その瞬間に周防内侍が詠んだ
やんわりとお断りする歌
つまらない噂になる相手への

配慮も感じられます
しかも艶っぽい言葉がちりばめられ
月とほのかな明かりと

皆の香が漂う中語らう夜の
妖艶な景色が目の前に広がるようです





2月24日 海老澤宗香茶道教室でのお稽古
毎月生徒さんの暮らしに

役立てていただくため
次月の歳時記のお話をしています

来月3月のテーマは「上巳」

3月3日は 雛祭 ですね
女の子のお祭りとされていますが
元々は老若男女の厄除けのための風習
江戸幕府が制定した 五節句 のひとつ
「上巳(じょうし)」の節句なのです

平安時代に中国から渡ってきた行事で
中国では3月3日には

「踏青(とうせい)」という
いわゆるピクニックをしました
その名の通り

青々と茂った草を踏んで歩き

小高い丘の上で「桃花酒」という
桃の花弁を酒に浮かべたものを飲みました
(同じようなもので9月9日

重陽の節句にいただく「菊酒」もあります)


日本でも3月の別称は

「弥生(やよい)」といい
いよいよ生い茂る という意味
目覚ましい成長をする草と
まさに盛りの桃の花から
生命力を補充していたのでしょう


そして水辺で体を洗い清めました

日本では直接体を洗う代わりに
紙を人の形に切りその
「人形(ひとがた)」を撫でて

穢れを移して川や海に流し

厄払いをしていました
現代でも下賀茂神社の「夏越しの大祓」
にて体験することができます

「人形」は時代を経て

女の子がする人形遊び ひいな遊び

(ひいなは小さくて可愛らしいもの

という意味)

の人形と同一視されるようになり



女の子のための「雛祭」

となっていったのです





2月といえば「大炉」



普通の炉は1尺4寸(42.4cm)ですが
大炉は1尺8寸(54.5cm)



裏千家11代 玄々斎が
2月に大切なお客様をお招きするのに
部屋を暖めるために開いた
裏千家特有のものです

開いた部屋が続き間の6畳で
逆勝手(釜の位置が反対ということ)
に切られたので現代でも

その形を踏襲しています

通常のものから反転させたような点前

逆勝手


本勝手

炭手前(お客様の前で炭をつぐ作法)
も炮烙(ほうらく)というものを使います



こちらは京都の裏鬼門壬生寺」の
節分祭でいただいたもの



ダイナミックなパフォーマンスが
用意されています
大きな炉に太い炭が赤々と燃えて
本当に暖かいメラメラ
暖房が必要ありませんでした


始めたばかりのかたも



上級者のお点前を拝見して
一緒に楽しめる環境ですアップ






お菓子は「西王母」



人の寿命を司る女神で
桃の節句の別名がある雛祭には
縁の深い存在です



そして皆様の健やかな1年を願って
ひなあられ



ひなあられは菱餅を砕いて揚げたもの
という説もあります

 







日本文化に興味が有るかたたちが集まる教室
和装・生け花・国際文化交流
お互いに有益な出会いがあり
和が広がっていますキラキラ



今日もたくさんの発見と出会いと
楽しいお稽古となりました音譜



 

 

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の

 

お稽古は 2018年 3月24日(土)

毎月 歳時記と和歌のお話しつき音譜

1月から夜7時の回も追加しました


ワークショップは 2018年3月25日(日)

茶道の神髄「侘び」を体感する

ワークショップですキラキラ

 

いずれも経験問わず募集中ですビックリマーク

見学も歓迎しております

事前にご予約をお願いいたします

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