白雲幽石を抱き  

緑篠は清漣に媚ぶ

令和4年7月30日

 

東京都庭園美術館

重要文化財 茶室「光華」にて

夏の特別茶会「ガラスの清寂」  を

開催いたしました

 

庭園美術館ゆかりの

ルネ・ラリック へのhommageから

あくまでガラスにこだわり

青木美歌さんが作られたガラスの

茶道具等を用いた特別な茶会です

 

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青木さんの作品とみずたまりが

夏の景色に溶け合います

 

 

冷たくしたたる氷柱は

この茶会の為に由元信吾さんが

作ってくれました

 

 

 

床には8/4 旧暦の七夕にあわせて

奈良から国宝 金堂八角灯籠

音声菩薩様にお越しいただきました

 

実は庭園美術館本館前には八角灯籠の写しが

あるほど美術館に縁あるものなのです

 

 

 

 

ラリックの香水瓶には

同じ奈良から日野西先生から賜りました

門跡寺院・中宮寺裂を合わせました

ラリックの女神像、音声菩薩様、弥勒菩薩様の

拈華微笑が浮かびます

 

 

 

 

 

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この茶会の為の菓子 銘「Ciel」は

和菓子あさ貴を主宰する石原麻貴さんと

数ヶ月の試行錯誤を繰り返し完成しました

 

 

 

 

 

儚いあの夏の空と瑞々しい心を包み込むように 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主催者の庭園美術館 学芸員 板谷さんから

ラリックに縁ある美術館として

ガラスの茶会を開催できたこと

 

 

 

そして何よりも展示ではなく

実際にラリックの茶碗と

新旧作家の作品を茶会で用い

手にとり体感してもらう事は

まさに美術館に相応しい茶会の姿ではないかと

というお話と非公開小間の解説をいただきました

 

 

 

 

 

 

守住さんの点前

 

庭園美術館の茶会で茶道に出会い

 

稽古を重ねお手伝いをする鈴木さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Ce qui est créé par l’esprit est plus vivant que la matière.
精神によって創られたものは

物質以上に瑞々しい

Charles  Baudelaire

 

このように茶道は点前の稽古だけでなく

和歌や禅語、菓子、花、庭、工芸、着物、茶室等々、日本の総合芸術

 

から成り立っています

 

必ず誰にも興味がある部分があるはず

だから茶道は面白いですね

 

大化の時代から数えて

248番目に、はじめて国書由来である 

万葉集から生まれた「令和」という時代

 

私達はこれからも

皆様の「心や暮らしに生かせる茶道」 を

伝えていきたいと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

 

花火「東京 市ヶ谷教室」オープン花火

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✴︎茶室にて炭火でのお稽古です

 

次回の稽古は

2022年 8月14日(日)

・歳時記「重陽の節句」

・秋の和歌

・水屋仕事

 

 

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次回の稽古は

2022年10月14日(金)

2022年10月15日(土)

・炉について(予定)

・秋の和歌

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