清風帷簾を動かし
風鈴の音に日本の夏を感じる
令和3年7月31日
 
東京都庭園美術館
重要文化財 茶室「光華」にて
開催いたしました
 
またこの茶会は
庭園美術館で現在開催中の
hommageから
あくまでガラスにこだわり
 
庭園美術館の依頼により
花入、茶器、水指を用いた特別な茶会
となりました
 
 
おもてなしの道具を生かす為の
茶の湯はまさに🇯🇵日本美の総合芸術
 
与えられたテーマを
美しく茶の湯の伝統の中に落とし込み
クリアするのは本当に難しい事ですが
と同時にワクワクします
 
 
 
私達はラリックなど
美しいガラス作品の中に
なぜ静けさを感じるのでしょうか
 
「永遠に包まれる美の時」
 
そんなイメージを展開しました
 
床は佐渡島で僧侶・写真家として
活動されている梶井照陰さんの「NAMI」 

 

 
 
 
 
 
青木さんの花入に
ユラユラと撫子が舞います
 
 
 
茶器:青木さん作
 
主茶碗は見立で
ラリックが1924年にデザインした
COQUILLES -コキール/貝殻
 
ラリックが好んで用いた
オパルセントガラスは
乳白色に優しい光を発しています
 
 
 
 
 
 
 
オリンピックを記念して作った「TOKYO2020碗」
 
 
 
菓子は主催者である
庭園美術館 学芸員の板谷さんから
ぜひ錦玉でというご依頼を受け
 
神楽坂梅花亭  のご主人井上さんと
何度も試行錯誤を繰り返し
そこへたどり着きました
 
 
 
 
ラリックのモチーフである
アネモネの華を庭園美術館のイメージで
瑞々しく包み込む事ができました
銘「Haute couture」
 
 
 
 
 
 
 
 
主催者の庭園美術館 学芸員 板谷さんから
ラリックに縁ある美術館として
ガラスの茶会を開催できたこと
 
そして何よりも展示ではなく
実際にラリックの茶碗と
青木美歌さんの新旧作家の作品を
茶会で用い、手にとり体感してもらう事は
まさに美術館に相応しい茶会の姿ではないかと
お話をいただきました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Ce qui est créé par l’esprit est plus vivant que la matière.
精神によって創られたものは、
物質以上に瑞々しい。
Charles  Baudelaire
 
 
 
 
 
 
このように茶道は点前の稽古だけでなく
 
和歌や禅語、菓子、花、庭、工芸、
着物、茶室等々、日本の総合芸術

 

から成り立っています
 
必ず誰にも興味がある部分があるはず
だから茶道は面白いですね
 
大化の時代から数えて
248番目に はじめて国書由来である 
 
私達はこれからも
伝えていきたいと思います
 
 
 
 
 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

 

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