相田みつを (写真は相田みつを美術館HPより)



昨日、東京フォーラムの中にある相田みつを美術館http://www.mitsuo.co.jp/museum/index.html )に立ち寄り、帰りに相田みつをの著書の一冊「いのちのバトン」を買ってきた。


この相田作品の中から、企業の経営者や社員に教訓的で心に響く言葉を拾ってみたのでご紹介したい。


まず、企業経営者には

まける人のおかげで勝てるんだよな

アレもコレもほしがるなよ

なるべくならうそのないほうがいい

点数 にんげんはねえ 人から点数をつけられるためにこの世に生まれてきたのではないんだよ にんげんがさき 点数は後


今年に入っての粉飾決算や建築違反事件を起こしているライブドア、

ヒューザーそして東横インの経営者や幹部をみれば、この言葉が経営者対する誠実さ、謙虚さ、利他の精神を求めている気がします。


また、社員には

やれなかった やらなかった どっちかな

ともかく具体的に動いてごらん 具体的に動けば 具体的な答が出るから

本気 なんでもいいからさ 本気でやってごらん 本気でやればたのしいから 本気でやればつかれないから 

 つかれてもつかれが さわやかだから


兎角、雇われの身は自分の至らなさを経営者、上司や同僚のせいに

するが陰ひなたなく黙々と自分の役割を果たしていけば光明が

さしてくると相田みつをは諭しているのであろう。


そして頭書の写真のように、企業では経営者と社員がお互いに

めぐり逢えてよかった」といえる素晴らしい職場

つくりたいものである。




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(私のお薦めシリーズ)


 アメリカのロスアンゼルスやハワイに行き、寿司、

天婦羅や蕎麦が食べたくなったら、I-naba

 (稲葉)にどうぞ!

渡米前に、下記のI-nabaのHPをご覧下さい。 

   http://www.restaurantinaba.com/


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荒川静香 (asahi.comより)


トリノで行われている冬季五輪で、フィギアスケートの荒川静香選手が「金メダル」獲得の快挙を成し遂げた。


昨日の朝は、出勤間際まで床の中にいる社会人も、朝寝坊の学生・若者もテレビに釘付けになり応援したという。


この荒川静香の快挙の要因は、日本の女子フィギアスケート界の層の厚さだと言われる。確かに日本スケート連盟が14年前から始めたエリート強化プロジェクトによる有望選手の発掘で、この荒川静香や15歳の浅田真央等を輩出している。


しかし、テレビでも見られるように採点発表の時荒川静香等の隣に座っている外国人のコーチに注目して頂きたい。


荒川静香等は、アメリカ等の海外で長期に亘り合宿し、外国人のコーチやデザイナーにつき洗練されたコスチュームを着て練習しているという。

このスポーツの現地化が金メダルに繋がったと考えたい。


このフィギアスケートに限らず、最近の野球やサッカー選手そしてゴルファーの海外での活躍は、昭和の30年代のビジネスマンの海外進出を思い起させる。


しかしながら、企業の「国際化(グローバル化)」と呼ばれて久しいが

未だに海外で働く幹部は「日本の本社」を向いて仕事をし、日本国内で働く所謂「国内畑」が「国際畑」を押さえて出世する社会ではビジネス世界で本当の金メダルは取れないと考える。


お隣の中国や韓国が余程インターナショナルであると考えるのは私だけではないのでなかろうか。


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(私のお薦めシリーズ)


 アメリカのロスアンゼルスやハワイに行き、寿司、天婦羅や蕎麦が

 食べたくなったら、I-naba(稲葉)にどうぞ!


 渡米前に、 I-nabaのHPをご覧下さい。 


   http://www.restaurantinaba.com/


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ライブドア事件 (ashi.comHPより)


昨日、ホリエモンこと堀江貴文被告が先月逮捕された後の代表取締役に就任していた熊谷史人1ヶ月で逮捕され、ライブドアも上場企業としていよいよ最終局面を迎えることになった。


ホリエモン・ライブドアに「天国地獄」を齎(もたら)したものは何だったのであろうか?


先ず、IT企業の成長のスピード力をフル活用し、ライブドアの株式時価総額をレバレッジleverage(梃子)にし事業を拡大していったことである。


「ライブドアLivedoor」のブランド力を球団買収や日本放送の買収等により引き上げて時価総額を極大化し、アメーバーのように脈絡もなくいろんな業種の企業をM&Aしていった。


そして社内では、ガキ大将のホリエモンが周りに体育会系のノリノリ男達を集めて、「若さ」と「体力」で暴走したのである。お互いにブレーキが利かない関係を維持しながら・・・・・


しかし、残念ながら余りにもシンプルな思考で既存体制や勢力を打破しようとして、会計上のルールや法令が理解できなかったか或いは無視して「地獄」に陥ってしまったのである。


企業経営とは、短期間に急拡大すれば歪が必ずでてくるもので優良企業は

長い時間をかけ、社内でチェック&バランスが働いて成長してきたのである。


今、「日経ビジネス」は2.20号からこのホリエモン・ライブドアの凋落を「宴の後―検証・堀江貴文を踊らせたもの」として連載を始めた。





齢を重ねると、やたら故郷の県人会や学生時代の同窓会が催されそれに出る人も多いようである。私は基本的にはあまり好きでない「変わり者」である。


こんな「変わり者」でも唯一参加しているのは、今から20年以上前駐在したロスアンゼルスの会である。


昨晩も、親しい仲間5人で人形町のいな福(http://www.inahuku.net/ )で、身分不相応な高価なフグ料理を食べながら、当時を思い出しながら楽しい時を過ごした。


最近の若い方は会社で海外勤務を嫌がるそうであるが、我々の時代は

海外勤務が憧れであり、その実現に私も余り得意でない英語の社内選抜試験を受け英語学校に派遣後ロスアンゼルス(以下ロス)に渡ることができた。


今の海外勤務を嫌う若い人に聞くと、学生時代にアルバイト資金をためて

卒業旅行で欧米やアジアに行った経験があり、大体それらの国のことが分かったからだという。


しかし、旅行と駐在員として家族とともに海外生活をするのでは大違いである。海外旅行は物見遊山のところがあり本当の現地の事情や生活或いは国民性は理解できていない。


昨晩の集まりではそれなりに苦労した仕事や英語の話に、「飲酒運転で捕まり、夜中の2時にロス警察から解放されたその早朝取引先の接待ゴルフをした」というI君の話に抱腹絶倒である。


海外生活のよさは、異国での助け合う家族や同僚異業種のいろんな会社の方との交流、日本では会えない政財界のトップとの会話等数えられない思い出ができることである。


20年近くにもなるといろんなことが記憶から薄れるものであるが、

昨晩の皆は、当時の若さと思考レベルで20年前のロスを昨日のように語らった楽しくもあり有意義な一晩であった。


なお、ロスに行かれたら是非日本食店稲葉http://www.restaurantinaba.com/ )に寄られることをお勧め致します。日本でもなかなか味わえない美味しい蕎麦が自慢の店です


(ドンキホーテのHPより)


先日、ドンキホーテhttp://www.donki.com/index.php )が仕掛け失敗に終わったオリジン東秀(http://www.toshu.co.jp/ )の敵対的買収(TOB)に驚いた方は私同様多いのではなかろうか。


ドンキホーテはその狙いについて「日経ビジネス」2.20号で、同社の会長兼CEOの安田隆夫氏が「ニッチでは駄目、君子豹変す」と述べている。


つまり、成長を続けてきたドンキホーテも最近は利益率も、集客力も降下しており、「第2のキラーコンテンツ」を創る為にオリジン東秀を買収し、コンビ二分野に進出を図ろうとしているのである。


今、日本は少子化と高齢化で消費構造が変わり始めているという。食料消費は1997年度から減少し、生産年齢人口は2020年まで1000万人以上減り、連れて食料などの生活必需品の需要が減少すると予測している。


この人口減と戦う流通業では、「分散」がキーワードになっているという。それは、「業態」、「ブランド」「収益機会」「社内組織」等の分散である。


其々の「分散」で成功を収めている企業の代表として、グラナダhttp://www.granada-jp.net/ )、ポイントhttp://www.point.co.jp/ )、

ホットランドhttp://www.hotland.co.jp/ )、大黒天物産http://www.e-dkt.co.jp/ )そして丸井http://www.0101.co.jp/index.html )が紹介されている。


流通業に拘わらず、競争の激化に伴いどの産業にも今まで以上に「選択と分散」が問われる時代に入ってきているのではなかろうか?




(asahi.comより)



10日からイタリアのトリノで開催されている冬季オリンピックの日本選手の成績が振るわない。日本オリンピック委員会(JOC)(http://www.joc.or.jp/torino/index.asp )の関係者以上に、この大会前に購入したプラズマテレビや液晶テレビでの観戦を楽しみにしていた国民が失望している。


今日までメダルなしの厳しい大会は記憶にない。その原因については協会役員や選手関係者で大会後詳細な分析がされるであろうが、文春新書「10年後の日本」が既に予想していた。


それによると、文部科学省が1964年から実施している「体力・運動能力調査」では1985年頃をピークに低下に転じ、それ以降は下がり続けているという。


この現象をもたらした要因として、親の過保護による運動機会の減少、塾通いや習い事の隆盛、空き地や生活道路の減少、テレビゲームへの熱中そしてスナック菓子等による食生活の問題が挙げられとしている。(異議を挟む余地なしである・・・)


文部科学省は、これに対し、2002年からの新学習指導要領で「楽しい体」という概念を打ち出し体育の時間での野球やサッカーのルールを簡略化し。手軽な「体ほぐし」の運動を取りいれたという。(なんという貧弱な発想だろう・・・・・)


この春新書は、「運動専門塾」が普及しており今後は「スポーツ家庭教師」が隆盛すると予測し、同時に東京や福岡が誘致に立候補している2016年の夏季オリンピックの惨敗を予感している。(もう既に10年も早く惨敗しているが・・・・・)


私は、国民の体力や関心が高まらない限りオリンピックや国際大会で好成績は挙げれないことを関係者に再認識してもらう以上に、「スポーツをしない、出来ない」子供たちの将来に不安を感じてしまう。


スポーツの効用には、体力や忍耐力の強化、集中力の体得や協調性の涵養等がありそれは青少年の時代にしか、得ることができないものである。


この少子化時代の子供の体力の低下成人病の低年齢化については、頭が膠着している文部科学省にだけ任せるのでなく、あらゆる部署や関係者が真剣に考えていかなければならない日本の現在の喫緊の問題と考える。









エリジオン (写真は㈱エリジオンのHPより)



今朝の日経新聞でシリーズ「会社とは何か」で社風を取り上げている。

その中で3社のそれぞれの社風を採り上げている。


先ずは、インターネット検索大手で米国であのヤフーを凌駕したグーグルの日本支社(http://www.google.co.jp/ )では、新興ネット企業や人材派遣企業で見られるような頻繁な人の入れ替わりは2001年夏設立以降退職者は殆どいないと村上憲郎社長(58)はいう。


それの一因は、部屋にビリーヤード、マッサージチェアや掘りコタツの設置や食事の宅配は会社持ちという社員に報いる福利厚生の充実であるという。


浜松市の㈱エリジオンhttp://www.elysium.co.jp/index.html )は

立体的なデータ処理で世界屈指の技術力をもつが、小寺敏正社長(52)の「会社は社員の人生の舞台。仕事で感動を与えたい」理念で、「手厚い待遇(社員の平均年収1千万円)と「ほめる経営」を実践している。


一方、ワタミ等の居酒屋企業と並び称され02年に小泉首相とブッシュ大統領が会食して有名になった「権八」等を運営するグローバルダイニングhttp://www.global-dining.com/jp/ )では、創業社長の長谷川耕造氏(55)の20年来の片腕ら5人の幹部が昨年袂を分けて退職した。


その理由は、長谷川社長の徹底した成果主義についていけず、「社員を切り捨てるのではなくまず君に期待しているんだ』との思いが伝わる」経営をしたいと考えたからだと辞めた新川義弘氏(42)はいう。


いずれも各社の社風は、社長の経営にたいする思いや理念がストレートに反映され、年月が経つうちに「企業風土」ができてくるものである。


一般的にはこの社風は企業の成長段階(創業→成長期→拡大期→成熟期)により変遷していくものである。それが変わらないのは、社長の経営観や器が企業の成長に追いつけないからであろう







W・チャン・キム, レネ・モボルニュ, 有賀 裕子
ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する

新東京ビル

今、手元の文春新書の「10年後の日本」『日本の論点』編集部編を読むと昨今の景気回復で浮かれている気分が吹き飛びそうである。


主なテーマは、「鍵をにぎる団塊世代」「ビジネスマンの新しい現実」「世代が対立する高齢社会」「不安定化するアジア」「地球環境の危機」等等である。


その中から「マンション・オフイスビルの供給過剰―都心に不動産暴落の危機」を紹介しよう。


不動産研究所によると、2004年の首都圏におけるマンションの供給戸数は、前年比2.7%増の8万5千戸にのぼり、6年連続で8万戸を超えた。05年は更に増える見込みで供給過多の懸念が強まっている。


ところが「2010年問題」と呼ばれるオフイス需要の減少がある。近年の会社破綻やオフイス統合、リストラによる就労者の減少によるものである。


これに追い討ちをかけるのは、2007~9年にかけての「団塊世代の大量定年」である。ニッセイ基礎研究所は、最悪のケースでは丸ビル23棟分(370万平方メートル)のオフイス需要が減る可能性を示唆している。


将来、ロスアンゼルス等の欧米の大都市に見られるように、淘汰されたマンションや空室になったオフイスビルが放置されてスラム化する恐れがあるという。


再び、バブル崩壊の痛みを回避する為に当局や我々は最近の銀行の不動産融資や不動産ファンドの伸びには十分注視して行きたいものである。


『日本の論点』編集部
10年後の日本

坂田耕 (写真は 坂田 耕氏)


外資系広告代理店のマッキャンエリクソン(http://www.mccann.co.jp/ )の田 耕元会長は、1996年の社長に就任した時心がけたのは「創造性の高い集団として信頼を厚くしよう」と考えたという。(「日経ビジネス」2.13号より)


広告会社のクリエーターや営業員が創造力を出すのは当たりまえで、本当に抜きん出るためには、人事や経理の全員が創造性を出して結束するかが勝負であるという。


その為に、坂田氏は当時500人の社員を集め部署ごとに自分達の仕事を「宣伝」する社内集会を開いた。


経理部は営業の仕事を、営業は経理の苦労を理解し、社内のチームワークや士気が高まり、創造性を高めようという取り組みが、広告作品の評価や業績につながったという。


そして広告やCMの仕事が、創造性へのこだわりから単なる販売促進の

道具から、「ブランド構築」につながったという。


昨今の、リストラによる厳しい陣容で「隣は何をする人ぞ」と余裕のない仕事振りや業績至上主義の下で自分の成績のみ追いかける仕事を余儀なくされてたいるのも事実である。


いかなる企業も、会社は営業のみで成り立つ=営業のみが利益を齎すと考え、それを支えるスタッフや管理部門をないがしろにする企業は、一体感も社員のモラールも低く安定的な成長が期待できないのは言うまでもない。



中尾 政之
失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する



 


吉野家


先月の米国産牛肉の危険部位が検閲所でみつかり、再び輸入禁止になったのは牛丼派の消費者以上に、吉野家D&Chttp://www.yoshinoya-dc.com/ )であることはいうまでもなかろう。


ご承知のように、この吉野家は「早くて、安くて、旨い」を謳い文句に

急激な店舗展開と反比例する味の低下が要因で1980年に倒産したものの

西部セゾングループをスポンサーとして、90年に店頭公開と10年で

再生した。


牛丼がを社の売上の90%がオペレーションの効率ももたらし、営業利益率が15%と外食産業でも抜群の高さであったが、「好事魔多し」で2年目の米国産牛肉の輸入停止がおきた。


同業他社が、豪州や中国産の牛肉にシフトする中で阿部修仁以下経営者は

米国産牛肉」「牛丼単品主義」にこだわり、かつ早期の輸入再開を期待していたのでなかろうか。特に米国の信頼できる管理体制の構築に期待するのは難しいと思われているのに・・・・・


前者は、経営者が陥りやすい「成功体験へのこだわり」である。これが根底にある以上、「豚丼」「いくら丼」「カレー丼」等の新商品も「牛丼」の延長戦上にしかない。


もともと「吉野家」の誕生をもたらしたのは、戦後の成長を牽引した企業戦士たちの食の充足欧米志向である。そして早期の再生をもたらしたのも女性の雇用戦力化と「デフレ」克服のための食事代の節約でもあった。


しかし、この2年間には他の松屋やゼンショウ等の同業者の台頭、コンビニにおける弁当の充実そして景気回復による食費代の増大等の難題が出現してきている。


私らも若い頃「牛丼」の恩恵を受けた世代であるが、「日経ビジネス」2.13号が言うように「吉野家 危機にめげない経営」を脱牛丼や新業態の新機軸で乗り越えていってもらいたいもである。。


 

井深 大
井深大の心の教育