蝦読weekly 20240128~0203 | 50までの抵抗

50までの抵抗

50代半ばのおじさんが主にランニングと読書で加齢に抵抗するブログ

 蝦読weeklyです。


亀田敏和訳 『太平記(上)(下)』
 著名な日本の軍記物が光文社から現代語訳されて刊行されました。
 『太平記』といえばNHK大河ドラマの名作があります。著名な人物はドラマのビジュアルを思い浮かべて読めるので、読み進めるのは楽でした。訳も非常にわかりやすかったので、時間が十分にとれたら一気に読み進められたと思います。『太平記』そのものは初めて読んだのですが、第一部で早くも鎌倉幕府滅亡まで語られ、第二部で楠木正成・新田義貞の討ち死にも語られるんですね。上巻でここまで展開するとは……知らなかった……。下巻のメインは観応の擾乱となります。
 膨大な原典から抽出されている部分も訳者による選択なので、予備知識がなければ人物や出来事の背景などはわかりにくい部分があるのかも……と感じた次第です。仕方のないことですが。

 『太平記』の時代は、個人的に難しく感じるとともに興味深くもある時代です。鎌倉幕府という巨大な政権が倒され、その後、2人の天皇が並び立ち、時代の中心となった兄弟も対立して……という目まぐるしさ。後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成など出てくる人物の魅力。そこまで詳しいわけでもありませんが、魅了される時期の1つではあります。
 この時代のことを知るキッカケを作るなら、総集編でいいのでNHK大河ドラマ『太平記』を見るのもオススメです。

本本本本本本本本本本本本

 #ネオ高等遊民氏のおススメ哲学書TOP3という動画が面白くて『方法序説』を読んだのですが、こちらも入手しました。

 まだ一文字も読んでいません(笑)。

 本の厚さといい、ジャンルといい、強敵感が漂っています。


 もう一つは『国家』なんですけど、こちらは岩波の上下巻しかなく、高価だったので、次の機会に回しました。2024年の課題図書になるかな~。