2022釧路湿原マラソン レポ(上) | 50までの抵抗

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50代半ばのおじさんが主にランニングと読書で加齢に抵抗するブログ

 6年ぶりに走ってきました! 釧路湿原マラソン30km。


 今回もオジサンが30km走って撃沈してきただけなのに、
 レース編とレース前後編の2部構成です。

 すまぬ。

 0731
 前日に道の駅「阿寒丹頂の里」まで移動して車中泊。
 目覚めて外を見ると霧。
 「おー、これぞ釧路の風景」
 釧路市は学生時代に暮していた街なので、思い出深い地なのでございます。
 気温もまずまず。
 でも……それは一時的なものでした。
 太陽が見えてくるとジリジリと気温が上がってきます。
 「うーん、やっぱり予報通りなのかな……」
 釧路にしては暑くなる予報なのでございました。

 降りるICを間違えたので大きく遠回りして(笑)、スタート会場である釧路市民陸上競技場へ。


 暑い……。


 既に暑い……。


 知っている釧路じゃない。


 受付を終わらせたら車内でのんびりと思っていましたが、かえって熱中症になりそうだったので、日陰を見つけてウロウロ散歩。
 レース前にこんなにウロついたのは初めて。

 9:15にスタート地点へ。


 知り合いと談笑して、オープン参加の川内優輝選手の姿を探しているうちに9:30。
 2022年2本目のレーススタート!

ランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニング

 比較的後方からスタートしたからか、周りはスローペースのランナーばかり。
 4'40/kmペースで走ってみて、ダメになったら落とすプランだったので、自分のペースに合わず。
 「右行きます」
 「左から抜きます」

 と声をかけつつ、よさげなスペースへ。
 最初の1kmこそ5分台でしたが、次の1kmは想定通りの4'40/kmへ。
 よしよし。
 いい気分で走って次の1kmは4'17/km。
 うーん、今回は気分がいいからペースを上げたりしないプランだし、暑いから無茶しないと決めていたので、ペースダウン。
 4'30~4'40/kmで淡々と。


 途中、川内選手(最後方からスタート)に追い抜かれ「やっぱ、はえーなー」と感心させられたり、給水所のボランティア学生の声かけに力をもらえたり。
 ロードのレースは2019年10月以来だったので、こういう声に押されて走るのが久々。
 何か嬉しかったなぁ。
 あと、どこだったか忘れましたが、雪が置いてあってヒャッホー!
 両手で握って腋とか、首筋に当てたり、帽子に入れたり。
 常に暑さとの闘いだったので、これは嬉しいサプライズでした!

スマホスマホスマホスマホスマホスマホスマホスマホスマホスマホスマホスマホ

 ここで今回の携行品

 スマホ(TATTAとランタと共に走ります)
 ジェル4本
 帽子
 このレースのために買った片耳のBluetoothのイヤホン
 アスレシューズハイバウンスオーバードライブ
 ウエストポーチ2つ(ジェル用とスマホ用)


 今回良かったのはイヤホン。


 本来イヤホン反対派なのですが、大きな魅力はラップがはっきり聴けること。
 ラップをスマホに読んでもらうこと自体が良くないのでしょうが、余計なことを考えずに走れるのは大きなメリットなんですよね。

 なので、音楽等は一切ナシ。1kmごとに聴こえるラップだけが友だちなのです(笑)。
 北海道マラソンも持っていくと思います。

 

ランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニングランニング

 徐々に周りのランナーも減り、気分よく走っていましたが、ちょいと強めの向かい風。
 風はキライなんだよなぁとブツブツ口ずさみながら折り返し地点へ。
 これから迎える地獄なんて知るわけもなく……。

 異変はここから。
 風が若干楽になったので、まともに暑さだけが敵になりました。
 「おお、これはマズイかも」
 ということでジェルを1本口に。
 しばらくは4'40/km台で走りましたが、明らかにカラダが動かなくなってきているのがわかります。
 「あー、こりゃアカン。プラン通り、少しずつペースダウンだな」
 ということで20km地点から5'00/kmくらいまでペースダウン。

 今にして思えば、ここが今回の分岐点だったと思います。

 ジェル飲んで、もう一頑張りという選択をしていたら、まだ粘れたかもしれませんが、ペースダウンを選んでから、見る見るメンタルが萎えていきました。
 ペースをキープしようとしても全然ダメ。
 脚もカラダもどんどん重くなる。
 前にいるランナーを追いかけようという気持ちにもなれず。
 暑さがひたすらツラい。
 ボランティアさんの声に何とか応えるのが精一杯。
 28~29km間は驚きの5'40/km。

 ラスト1kmは若干ペースアップできましたが「困憊ってこういうことを言うんだな」とつくづく感じるゴール。

 2時間24分台。

 レースでの30kmベストではあります。
 しかし、フルマラソンでももっと速いペースで押せるんだから複雑。

 

晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ
 
 ゴール後は脚に力が入らず、チップを外し終えて立ち上がる時も、ちょっと支えが必要な状態。受け取ったスポーツドリンクは瞬殺。軽い熱中症だったのかもしれません。

 後からきけば、この日の釧路市は観測史上初めて33℃超えだったそうな。

 私が走った時間帯も軒並み高温ではありました。
 振り返ってみると、こんなにダラダラペースだったのに、抜かれたのは川内選手を含めても4人くらい。後半、もっと喰われるかと覚悟していましたが、折り返してからも2人くらい。ペースダウン後も、逆に何人か喰ったくらいです。
 皆さん、苦労したレースだったということでしょうか。
 それとも、あまりにツラくて抜かれた記憶がないのかな?????
 
 いや、キツかった。
 今までのロードレースの中でも3本の指に入るくらいキツイレースでした。

 つづく