#701 献本レビュー『SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方』 Poche | 歴史に遊び!歴史に悩む!えびけんの積読・乱読、そして精読

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本が好き!さんから『SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方 [ Poche ]』という本を献本していただきました。

SNSでモヤモヤしたときに、分かるはすのない相手のことを忖度するのではなく、自分の本心に向き合い、自分がその本心の味方になることが大事と分かる1冊


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  レビュー

12年前くらいにTwitterで炎上したことがあり、その厳しさを実体験し、その後は発信についてはそんなことはないように努めていますが、SNSを見ることについては、モヤモヤしたり、なんか納得いかない気持ちになったりしたことは今でもあります。どうしたらそういったことから心が軽くなれるかと思って本書を読みました。

 

著者は、Pocheさんは、人間関係、親子関係、機能不全家族専門の心理カウンセラーで、ここ数年でSNSについてのご相談が増えてきたとのことで、本書を書いています。その書き出しには、SNSで「今、感じているモヤモヤはあなたのせいではない」とあり、そのことが具体的に展開されていくことになります。

 

本書がありがたいのは、「人間関係」「仕事・職場」「世の中のできこと」「自分」と大きく4タイプに分けて、SNSでのモヤモヤの実例を挙げて、その対処方法を、自分の心の持ちようからSNSで対応まで教えてくれることです。自分が、特にモヤモヤしやすいところを選んで読んで、そういう風に考えてみようかな、実践してみようかなと役立てることができます。

 

本書で、私自身の中に生じた気持ちは、昨今はあまり言われなくなったとはいえ、以前は、「KY」や、「忖度」が、らよく言われることがありましたが、SNSのモヤモヤはまさに「忖度」にとらわれ過ぎたがゆえに起こるもので、SNSのように発信するときに相手の顔色を見たり、状況を判断したりすることなくできるものなので、発信する人がこちらのことを考えているわけではないので、むしろ「忖度」しなくてよいということでした。

 

大事なのは、そのモヤモヤが生じたときに。自分の本心がどうなのかについて、自分がその本心の一番の味方として振舞うように心がけることで、そこから実際の対応を決めることだということを確認できました。

 

私は、SNSではなくリアルにもつながりがある方がSNSで暗闇系の投稿を目にしたときです。自分だけに対してのものではないのは分かっていますが、リアクションすべきなのかどうかと悩んでモヤモヤすることがあります。

 

そんなときに、リアクションすべきかどうかや、どうリアクションしたらいいか分からないときなどは、「反応しない」ことがモヤモヤの対処法であることで、これに限らずSNSでそういったことで迷う場合や「やらない」「やめる」ことだと納得しました。

 

SNSで、自分が望んでいるとは限らない情報が飛んでくることがあるからこそ、どう自分の心を守るのか、それを学ぶのに役立つ1冊でした。・

 

<書籍データ>

『SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方

著 者:心理カウンセラーPoche

発行所 株式会社あさ出版

 2024年4月23日 第1刷発行

定 価:1,350円(税別)

 

 

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