世界各地の神話の中の主要な神話の特徴をつかむために『世界でいちばん素敵な神話の教室 [ 蔵持不三也 ] 』を読みました。
Q&A形式で分かりやすく、神話を題材にした名画や神話の遺跡の写真などで、ギリシア・北欧・インド・エジプトなどの世界各地の主要な神話の骨格を理解するのに役立つ1冊。
レビュー
本書は、ギリシア、北欧、ケルト、インド、エジプト、オリエント、マヤ・アステカ・インカ、中国などの世界の主要な神話について、次の2点に特徴のあるものとなっています。
1点目は、Q&A形式、しかもそのQは、「ギリシア神話で一番偉い神様は誰?」とシンプルなもので分かりやすいものです。
2点目は、各神話の世界遺産等になっている遺跡の写真や名画や概念図などでビジュアル的にも分かりやすいものです。
それぞれの神話における主要な神の一覧もついているので、まずはざっくりと多くの神々が登場する各神話のその主要な神の理解や、世界観の理解の入り口に役立つ1冊だと思います。
この本で、ざっくりとしたイメージをつかんで、その上でそれぞれの神話にあたっていくのがいいと思います。北欧神話やケルト神話はRPGゲームなどでそれぞれの神について名前だけ見たことがあり、ごっちゃになっていたのが整理できたことは私にとってありがたい1冊でした。
〈書籍データ〉
『世界でいちばん素敵な神話の教室』
監 修:蔵持 不三也
発 行:株式会社三才ブックス
価 格:1,500円+税
2020年12月1日 第1刷発行