『禅ごよみ365日: 毎日に感謝したくなる』より印象に残った禅語についてです。
読み:ひびにあらたにしてまたひにあらたなり
意味:毎日が新しい日である。いつも新たな気持ちで、その日を全力ですごさなければいけない。
この言葉は、中国の古典『大学』の一節にある言葉です。
言葉としては、古代中国の殷王朝の名君の湯王が、この言葉の文字を洗面器に刻み付けており、毎朝顔を洗うときにこの言葉を見ては三度唱えるということをされたそうです。
正式には、「苟日新、日日新、又日新」という言葉を刻み付けていたそうです。
私自身も昨日のことなどに引きずられてしまうことがあります。引きずられてしまっては前に進みにくくなってしまいます。そういった意味でこの言葉を自戒の念として味わいたいと思いますし、改めて毎朝新たな気持ちで迎えることができるよう、朝起きたら深呼吸してこの言葉をかみしめたいと思います。