#385 第34回「豊臣の嫁」感想~大河ドラマ『どうする家康』 | 歴史に遊び!歴史に悩む!えびけんの積読・乱読、そして精読

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小牧・長久手の戦いのあとも緊張の続く中での秀吉の妹が家康の正室となる大河ドラマ『どうする家康』の第34回「豊臣の嫁」について

瀬名と信康の誓いから解放される家康

(NHK大河ドラマ『どうする家康』の第34回オープニング(C)NHK)
 
小牧・長久手の戦いで長久手においては勝利するも、その後の織田信雄が秀吉と単独講和により戦う理由を失い、一時的な和議を結んだが緊張関係が続く、徳川と豊臣の対立。前回の33話では、徳川の二代重臣の一人である石川数正が出奔
 
ただ、石川数正は秀吉に出奔しましたが、屋敷をあてがわれてそこにいるだけで、飼い殺しにされているということでした。
 
豊臣秀吉はもう一度徳川攻めの準備を進めていましたが、そこを襲ったのが天正地震でした。

(NHK大河ドラマ『どうする家康』 (C)NHK)
この地震のため、秀吉は徳川を攻撃から、懐柔する方向にかじを切り、正室のいない家康に対して、妹の旭姫を無理やり離縁させて送りつけます。
 (NHK大河ドラマ『どうする家康』祝言をあげる家康と旭姫 (C)NHK)
旭姫ですが、無理やり離縁させられ、兄秀吉に役立つようにプレッシャーをかけられ、明るく振舞うも本人もそして家康も望んでいない結婚につき進めさせられ、結局、母まで人質に差し出さなければならなくて期待に応えられずに苦しんでいる姿の演技は、そのつらさをより効果的にさせるものでなかなかなものだなと思って観ておりました。
 
秀吉としては、実母を送っても上洛しないならば、大軍を差し向けると最後通告をします。
 
今回の大河において家康が秀吉への臣従をかたくなに拒み続けた理由としては、このウサギの木像にあるとおり、築山殿(瀬名姫)と信康に「天下を取って、戦なき世を自分がつくる」という誓いのためでした。

(NHK大河ドラマ『どうする家康』 (C)NHK)
 
酒井忠次と於愛の方によって、石川数正の真意を伝えられて、その誓いから自らを解放すること、天下を取ることからおりることを家臣らに伝えて、上洛することを秀吉に伝え、それについて秀吉が満足して終わるという形になっています。

 

英雄たちの選択でも、石川数正の出奔は、徳川家のための出奔という形でまとめられていましたし、この大河でもそのような形になっていることが共通になっています。

そうなると、いつか石川数正と徳川家康や家康家臣らが再会して会話するなんていう展開があるんだろうか・・・などと思うこともある展開です。

 

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