#234 TVアニメ『平家物語 第六話「都遷り」』 | 歴史に遊び!歴史に悩む!えびけんの積読・乱読、そして精読

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アニメ『平家物語』 第六話「都遷り」について

第六話のタイトル通りに五話で以仁王の挙兵を鎮めた清盛は福原遷都を決行します。
大輪田の泊でしょうか

造営真っ只中の福原京
ここで『平家物語』の次第に破れゆく平家一門の悲劇のプリンス敦盛が登場し、福原の月夜の浜辺で故重盛三男の清経と重衡らと笛をふき、皆で風流を楽しみます。
清盛は妖しき夢に悩まされるようになります。
武家のはずが公家化著しい平家の姿が描かれ、そこから源氏との戦いの対比的なものとなることが予想されます。

人物相関図
ここでついに源頼朝が立ち上がります。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で市川猿之助さんが怪演した怪しき僧の文覚が、義朝のドクロと後白河法皇の平家討伐の命令を持参して挙兵をもとめるエピソードと、アニメでもやはり怪しいそうな雰囲気の方です。

頼朝の挙兵を知った清盛は怒り、重盛の息子の維盛を総大将に追討軍を送り、かの有名な水鳥エピソードの富士川の戦いで維盛は負け、負けたことに清盛はさらに怒ります。

厳島神社で華麗な舞をみせた維盛、あまりに公家化しすぎた維盛には戦自体が荷が重すぎるものでしたが、それでもそれに応えようとする姿には、父重盛同様の実直な人柄が表されていました。


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