Perfume 時々 A.オリゼ~ -12ページ目

Perfume 時々 A.オリゼ~

時々MIKIKO先生、時々Saori@destinyさん、時々 高木正勝さん、時々…

ジェラート店の御手洗いから、妻が慌てた様子で出てきた。

「どうしよう。パスポートが盗まれた」

頭の中で妻の言葉を繰り返したけれど、その意味を理解するのに時間がかかった。
どうやら、妻が持っていたリュックサックのジッパーが開けられており、パスポートを入れた長財布風のケースが無くなっていた。スリの犯人は財布だと勘違いして抜き取ったのかもしれない。(財布は無事だった)

2人とも現実を受け入れたく無い気持ちが働き、別の可能性を挙げてみた。
「ホテルに預けたスーツケースの中に置き忘れたんじゃない?」(スーツケースから出していた事は 自分も覚えていた)
「元からジッパーが空いていて落としたんじゃない?」(撮影済みの写真を確認すると、失恋博物館前の写真では、ジッパーが閉まっていた)

…すると、すれ違った色々な人が怪しく思えてきた。無意味と思いつつ、店内をウロウロしているうちに正午が迫っていた。(正午を告げる空砲は、ケーブルカー内で聞いた)

盗んだ奴も、金目のものが入っていないと分かれば、道端かゴミ箱に捨てるかもしれないと思い、ゴミ箱の中身を一つ一つ確認する怪しいアジア人となって逆のルートを進んだ。
ゴミ箱がとても多く、そのお陰で、町の景観が保たれているのかもしれないと思った。しかし、一向にパスポートは見つからなかった。とても暑かった。

途方に暮れていると、チェックイン出来る時間になったので、ホテルに戻り、そこで日本大使館に連絡を取る事にした。親切にも、ホテルのスタッフが直接 大使館に連絡をしてくれた。大使館は英語で"Embassy"である事を、この日に初めて知った。

大使館に連絡してもらったところ、担当者不在のため折り返し連絡してくれる事になった。
念のため、その場でスーツケース中身を確認したが、パスポートは無かった。部屋に移動した途端、長時間のフライトと暑さと精神的な打撃で崩れ落ちた。

しばらくすると、部屋に電話がかかってきた。受話器から聞こえてきた声が日本語だったので(逆に予想外で)必要以上にテンパってしまった。電話は日本大使館からだった。。

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日本大使館から出た後、雨脚が強まってきた。大使館近くにある公園は緑豊かで綺麗だった。地元民と思われる人が沢山いたが、傘を差していたのは自分たちだけだったかもしれない。

パスポートは無事に戻ってきた(!)
事の顛末はというと…

あるアメリカ人の観光客が、失恋博物館付近でパスポートを拾った。日本人のものと分かったので、日本大使館に電話連絡してくれた。
大使館まで届けてくれるか聞いたとこら、OKとの回答だった。なので、大使館が閉まる直前を目安に大使館への来館を提案された。(以上をホテルの電話で聞いた)
指定の時間に大使館を訪ねたところ、パスポートとパスポートケースが届けられており、無事、受け取ることが出来た。

・・・こんな事ってあるのか?同じ立場でパスポートを拾ったら、このアメリカ人と同じ事をしていただろうか?
感謝、安堵と共に、クロアチア初日から油断した事に対する反省と疲労感でいっぱいだった。

大使館の方によると、ヨーロッパ全体で観光客を狙うスリが多く、貴重品は身に付けて欲しいとの事。当然の指摘であるが、改めて、慎重に行動すると心に決めた。
聖マルコ教会を後にして、失恋博物館へ。

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縁起でもないという妻の反対により展示を見る事は無かったが、グッズだけでも欲しいという意見が通り、ショップに立ち寄った。

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悪い記憶を消す消しゴムに、イライラしたらセンターで折れという鉛筆。使いたいけど使えない。

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高台からの眺め。

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妻によると、願いを込めて柵に鍵をかけるのは、韓国ドラマでよく見る光景らしい。後に、ドブロブニクでも同じような柵を見た。

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世界一短いケーブルカー。これもザグレブの名所。

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ケーブルカーの高台側隣りにある建物は、ロトゥルシュチャク塔。そこから、毎日正午に空砲が発射される。近くで見物したかったが、早めに到着したし、トイレ行きたいし、暑過ぎたしで、正午まで待つのを断念。

ケーブルカー横を下り、更に進んで、沢山の店で賑わうイリッツァ通りへ出た。

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通りには、かなり頻繁にトラムが走っていた。スピードもそこそこあるので、道を渡るのは注意が必要だった。

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バボちゃん的なオブジェの横にある店が、Vincekというジェラート&ケーキ屋さん。ここでピスタチオ味、ブルーベリー味のジェラートを食べることに。

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美味かった。旅の終わりまで、この店のジェラートを超えるものは無かった。


クロアチアの首都 ザグレブの空港に到着。
クロアチアの通貨はkn(クーナ)、1kn=約18円。計算が面倒なので、道中は1kn=20円と見なして金額を判断していた。ユーロ圏ではあるが、あまりユーロは浸透していない。
空港内のATMでキャッシュサービスを利用したが、knではなくHRKとの単位が表示されていたので焦った。

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ザグレブ空港外観。Franjo Tuđman は、クロアチア初代大統領の名前。右下が、ホテルまで送迎してくれたベンツ。

ホテルまでの道中は目を惹く建物もなく、少し寂れた感もあるけれど、中心部に近づくに連れ、雰囲気のある風景が広がってきた。


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9時頃に宿泊するホテルに到着。ザグレブだけど、ホテル名はドブロブニク。チェックインまで時間あるため、荷物を預けて散策する事にした。

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快晴。暑い。予報では30度を超えていた。青果市場の鮮やかな色が眩しかった。

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ザグレブを象徴する教会 聖母被昇天大聖堂。近くで見ると圧倒された。
右側は修復中だけど、建設会社名で隠されていないので、逆に良い味だしていると思った。

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教会内で撮影して良いものか迷ったが、フラッシュ無しであれば良いらしい。他の観光客に習って撮影。

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良い雰囲気。日本人の観光客は見かけず、アジア系も少なめ。今まで行ったどの国より異国感満載だ。

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石の門。1731年の大火事でも無傷であった聖母マリアの肖像画で有名。沢山の見物客に並び、ようやく鑑賞。

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街灯の花も絵になる。

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大聖堂に並び、ザグレブの象徴である聖マルコ教会。屋根のモザイク画が可愛い。

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左側が、左上から時計回りにクロアチア王国、ダルマチア地方、スラヴォニア地方を表す紋章。

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右側が、ガイドブックだとザグレブ市の紋章とあるが、正確にはグラデッツの紋章との事。その辺りは、クロアチア旅行ガイド、CROTABIが詳しい。


観光客が沢山いたが、写真を撮る人に配慮してか、建物に近づく人は少なかった。