入院治療中に思い出すのがお勧めなバリ島バロンダンス | 知りたがりな日本人のブログ@インドネシア

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日本語では検索できないインドネシア国内の話題を、雑談に使えるレベルで解説。

検温と薬を運んできた
看護婦さんが言った
先生が後できますから

しばらく靴の音に耳を
傾けていたのに
ウトウトしたころに
先生が来て言った
精密検査しましょう

食事を断った後
ベットごと運ばれて
大がかりな機械の中に入れられ
朦朧とした意識の中
いつか観光で行ったバリのガムラン
音楽が聞こえてきた

昔の宗教儀式は、病院での治療のようなもの
最初に踊る女性が
白い服の看護婦さんで
そのつぎ出てくる濃いひげの人が
お医者さん

音楽は盛り上がったかと思うと静かになって
同じ動きと盛り上がりが何度も繰り返す
なかなか決着がつかなくて

退屈に感じてしまうかもしれないが
これは実際の戦闘シーンではなくて、

悪霊との戦いだ。

思い返してみれば、病気との戦いもこういう風に、

少しずつ少しずつ地味にきいてくるものだ。

そう考えてみると中々に深い。


少しうとうとするのも折り込み済み
常に注意を惹きつけ続けることが課せられる
現代の世界とは別物の世界だ。

クライマックスのバロンの登場は
これは検査のための大きな機械または手術台

そして、そのあとの締めの踊りが、会計役の事務員
というオチまでついている。

 

入院や治療で辛いとき、旅行の思い出のついでに

思い出して一瞬でもほっこりしてもらえたらうれしい。




 

 

 

 

>Gambar oleh Jaroslav dari Pixabay