ジャワ感満載の妖怪アクションドラマのキャラクター強すぎ魔女のパロディ動画が面白い | 知りたがりな日本人のブログ@インドネシア

知りたがりな日本人のブログ@インドネシア

日本語では検索できないインドネシア国内の話題を、雑談に使えるレベルで解説。

 

度々噴火することで有名な、ジャワ中部の活火山ムラピ山、17世紀のマタラム王国を舞台にした1998年に大ヒットした妖怪アクションドラマの映像を再編集したパロディ動画が面白い。

如何にも悪そうな魔女の高笑いや大げさな演技、深刻すぎる効果音が、馬鹿馬鹿しい話の内容のツボに無茶苦茶はまる。

_____________

お話の内容

デコボコで穴だらけ、大きな水が溜まりのできた大通りを、泥だらけになって往来する人々の姿を、魔法の鏡で観察している魔女Mak Lampir が悪だくみを思いつく。
 

「Ketua rt(区域の世話役)になって、あの穴だらけの道路を10メートルの厚さのコンクリートで固めて、そこで魚を養殖して大儲けしてやるわ」

 

魔女は、弟子たちを集めて、自分に投票するように働きかけるよう言いつけるが、弟子たちは、村人はだれも支持してくれないと答えると、怒った魔女は、何故賄賂の一つも配らなかったのかと弟子たちを𠮟りつけるが、それでも怒りの納まらない魔女は、敵(当選したKetua rt)に決闘を挑む。
 

ー大自然の中の宙づりアクションー

魔女は棺の中に入れられて埋められ、封印される。

 

泥棒によって棺が掘りかえされ、目覚めた魔女は、自分に投票しなかった村人に対する復讐を始める。

 

その復讐とは、すでに舗装されて新しくなっている道路を、魔術の一撃で元の泥だらけの道路にもどしていくことだった。
_________

 

この穴だらけ泥だらけの道路は、実際に最近バズっているランプン州の交通事情についての動画が挿入されたもの。もう何十年も修繕されていないのは何故かといって批判する動画をあげたせいで、ランプン州政府から訴訟や家族に対するいやがらせを受けたユーチューバーを支持するために、ランプン州のネット民から寄せられたもの、つまり汚職を痛烈に批判した内容なのだけれど、Mak Lampir のキャラクターの面白さが際立って痛快に笑えてしまう。
 

政府って中央でも地方でも、誰もやってほしくない変な政策を強行することがあるけれど、その背後にはMak Lampir が背後にいるのかもしれない叫び

 

 

#Indosisri

#Jalan rusak di lampung