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25日目:リトアニア ニダ


地球日記-クライペダ港


クライペダはリトアニア第三の都市であり、港町である。
ただし、街は小さく、正直に言って活気があるという所では無い。

港町ではあるが、綺麗なビーチが広がるという感じでは無く、
大型のフェリーが接岸される貿易の積出港という、少々重い雰囲気のある街だ。


ただこの街には大きな観光名所がある。
それが対岸にあるネリンガという砂丘地帯にあるニダと呼ばれる町だ。
ニダはバルト海上に浮かぶ島の様なところにある町で、クライペダからはフェリーで行き来が出来る距離にある。
ただし実際には島では無く、非常に細長い岬で、
地図で見るとリトアニアに一本生えた髭の様な地形をしている。

その岬は100kmにも渡っており、砂丘があるニダは、観光地となっている。

私はこのネリンガのニダへ渡りたく、わざわざクライペダまでやってきた。



10時30分にニダ行きのフェリーに乗った。
フェリーといっても車が数台しか乗らない様な渡し舟で、
みな甲板のベンチで風に吹かれながらゆっくりと対岸に着くのを待っている。
1時間もすると対岸のニダに到着した。



船着場から砂丘の方へ早速歩いてみた。
しばらく歩くと、防風林だろうか、まっすぎに伸びた松林が現れた。
ひょろひょろとした松林を抜けて行くと、坂を上がって行くと砂丘が現れた。


白い、本当に綺麗な砂丘である。
海岸沿いで見ると、南のリゾート地の様であるが、砂浜と違い砂丘なので上に登れる。
砂が流れて歩きにくいが、砂丘を登っていくと素晴らしい景色が広がった。
白い砂丘にバルト海の青と、ニダの町のオレンジ色の屋根が写り、絵の様な綺麗さだ。


砂丘の頂上から見るその光景は期待以上のものだった。
私は満足して、さらに歩いて行くと、フェンスにぶつかって行き止まりになった。

実はこの岬、入り組んだ国境の影響を受けており、ロシアの飛び地と隣接する。
この綺麗な景色とロシアまで1kmしか離れていないのだ。


さらにこの砂丘には物凄い強風が吹いている。
その強風によって砂が飛ばされ、砂丘自体が少しずつ移動しているのである。
『地球の歩き方』によれば18世紀の砂丘は今よりも2kmも南西にあったとの事。

風によって動いている、まさに生きている自然を目の当たりにする事ができた。


地球日記-ニダの砂丘の松林

地球日記-ニダの砂丘から見えるニダの町