こんにちは!ヾ(*´▽`*)ノEarth小杉です!
8月も立秋を過ぎ、あっという間にお盆ど真ん中…
残暑が相変わらず厳しいですが、
みなさまは如何お過ごしでしょうか?
レジャーに観光、はたまたお里帰りと楽しい毎日、
なにとぞ体調などには気をつけてエンジョイしてくださいね!
さて、本日ご紹介いたしますのは、
「8月の誕生石・ペリドット」です!
今回も、最後までお付き合い頂けましたら幸いです
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☆ペリドット(オリビン)/Peridot(和名:橄欖石)
組成:(Mg、Fe)2SiO4 モース硬度:6.5~7(弱いが劈開アリ)
8月の誕生石の代表格といえば、
透明な黄緑色が美しい「ペリドット」ですね!
鮮やかな黄緑色が、真夏の陽光に透ける木々の葉を思わせる、
いかにも癒しと活気に溢れた色合いの天然石です
古くは「トパゾス(ギリシャ語で捜し求めるの意)」と呼ばれ、
鮮やかな黄緑色に輝く様が陽の光を連想させる事から
古代エジプトでは太陽神・ラーに捧げる石として珍重されました
夜間照明の下でも変わらない色と煌きを有する事から、
かつてローマでは「夜会のエメラルド」と呼ばれ、
盛んに宝飾に用いられたそうです
「トパゾス」と聞いて、おや、と思われた方もいらっしゃるかと思われますが、
現在私たちが「トパーズ」と呼んでいる石の名前は、
もともとは、このペリドットに当てられていた名前でした
因みにペリドットは宝石としての名前で、
鉱物名は「オリビン(Olivine/ラテン語でオリーブの意)」と言います
宝石名ペリドットの名の語源は諸説あってはっきりしませんが、
最も有力な物を数例挙げると、
・13世紀の中期英語の「ぺリドート(明るい点、明るいボタン)」
・フランス語の「ぺリトー(不明な、の意。絹を思わせる柔らかな外観からの着想か?)」
・かつてペリドットの主力産地で「宝石」を意味する「ファリダット(アラビア語)」
など、実に様々な候補がある模様
かつての主産地はエジプト・アスワン近くの紅海に浮かぶ
セントジョンズ島(現ゼベルゲート島)
紀元前より良質の原石を多くを産したそうですが、
1930年代に採掘がストップ、鉱山は放棄されてしまった模様です
現在は、ミャンマー、ノルウェー
、アメリカ
、ブラジル
、オーストラリア
、
中国、パキスタン
、南アフリカ
などがペリドットの主力産地となっています
宝石言葉は「(夫婦の)幸福」「平和」「安心」など
一般に広く伝わるパワーストーン効果は
・自己否定感や、過度のプレッシャーを和らげる
・他者からのマインドコントロールに対する防御力を向上する
・周囲との調和を促し、自ずから輝くようなポジティブさを引き出す
・小腸に作用して腸内免疫を高め、セロトニンの分泌を促す
などと言われています
☆極度の上がり性で、ちょっとしたプレゼンでも緊張しすぎてしまう
☆不安や焦りから来る緊張で、すぐにお腹の調子が悪くなる
☆些細な一言に簡単に挫けてしまったり、
必要以上に自分を「取るに足らない存在だ」と思ってしまう
☆他人に押し付けられた「自分像」を、自分の全てであるかのように考えてしまう
☆最近、幸せだな、嬉しいな、と感じる事があまりない
このような体感をお持ちの方にオススメですよ
緊張や疲労を緩和し、リラックスさせてくれるフローライトや
感情の激しい起伏を抑え、冷静さをもたらしてくれる
アメジストやプレナイト、ソーダライトと合わせて
憂鬱な気分を和らげる組み合わせにするのも良いですし、
サンストーンなどと組み合わせて、
夏バテ防止&活力増進のお守りとしても良いと思います
因みに現在、Earthでは9月末まで
8月と9月の誕生石のお買い得企画を開催中です
ペリドット、サードオニキス、サファイア、ラピスラズリが、
店頭表示価格より10%OFFでございます!
8月生まれの方も、そうでない方も、
ペリドットのお求めを現在ご検討の方は、
お気軽にEarthまでお問い合わせ下さいませ~
無理に伸び上がらなくても
不必要に手足を歪めなくても
日々を堅実に積み上げれば、
人は自ずと必要な姿に成長していくのです。
太陽の光を浴びて枝葉を茂らす木々のように、
あなたに降り注ぐ恵みに素直になって、
伸びたい方へ、伸びたいように生きて下さい。
例え伸び悩むことがあったとしても、
自分の無力さや限界を嫌悪する必要はない。
失敗もウィークポイントも
あらゆることがあなたにとっての恵み。
むしろ、その限界の認識こそが
あなたを更なる成長に導く糧となるでしょう。
そうして、悩みながらも成長を続けるあなたは、
いつしかきっと、誰かの太陽のような存在になる事でしょう
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はいはい~、
ここからは、毎度お馴染み蛇足解説でございます~ ヒィ~~
私たちが普段目にする宝石質ペリドットは、
鉄橄欖石(ファヤライト)と苦土橄欖石(フォルステライト)が
上部マントル(地下40~450Km)で混ざり合ってできる岩石で、
玄武岩などの塩基性岩や
橄欖岩などの超塩基性岩などに多く含まれます
(余談ですが、橄欖石を多く含む橄欖岩が
水などと反応して変成すると、
蛇紋岩(サーペンティン)となります
サーペンティンのご紹介は、また後日…)
鉄分の多いファヤライトの割り合いが高いほど濃い緑に、
マグネシウムの多いフォルステライトが多いほど、
全体に褐色を帯びた色合いに変化するそう
大抵は、地中深くからせり上がってきた玄武岩質のマグマなどに
抱き込まれながら地表に現れる(鉱物学では「捕獲岩(ゼノリス)」といいます)ため、
上昇の際の圧力で粉々になった状態で産出する事が多いのですが
稀に結晶の原型を残したまま発見される事があり、
そうしたペリドット原石の中でも、
切削研磨に耐えるサイズと構造のもののみが
装飾品の素材として流通しているのです
(玄武岩に抱かれた、アリゾナ産橄欖岩ゼノリス。
黄緑色のペリドットとワイルドな玄武岩のコントラストが面白い標本です。
が、肝心のぺリドットがかなり細かく砕けているので、
ふとした拍子にぺリドットの欠片がぽろぽろ剥がれ落ちてくるのが玉に瑕…)
ローマの貴族たちが「夜会のエメラルド」と呼び、
古代エジプトの人々が「太陽の石」と崇めたセントジョンズ島のペリドット
やがて中世になると十字軍によってヨーロッパへと持ち帰られました
その時にもたらされた200カラット(!)を超える特大サイズのペリドットは、
ドイツ・ケルン大聖堂の東方の三博士の黄金の棺を飾っているそうです
造岩鉱物として比較的ありふれてはいる橄欖石ではありますが、
その大半は、上でも述べたように細かくひび割れている上、
ガーネットや長石、尖晶石などと細かく入り混じった
橄欖岩という姿での産出が大勢を占めるので、
このような大きさのペリドットの単結晶を初めて見つけた時の
当時のヨーロッパの人々の驚きは大変なものだったのではないでしょうか
それにしても、200カラット…
ペリドットとしては、本当にビッグサイズですね~
現代でも、それほどのサイズを持つペリドット結晶は
そうそうお目にかかれないでしょうね
もしあったとしたら、一体お幾ら万円になるのやら…
因みに、ペリドットは地中からだけでなく、
地球外からやってくる隕石にも内包されていることがあります
石鉄隕石と呼ばれるタイプの隕石の中でも、
「パラサイト隕石」の名で有名になったもので、
銀色に輝くオクタヘドライトの中に、まるでステンドグラスのように
茶褐色~透緑色の橄欖岩が嵌まり込んでいるという、
なかなか衝撃的なルックスの石ですよ
因みにこの「パラサイト隕石」、
19世紀まで主流だった「隕石などというものは存在しない」という学説に
風穴を開けるきっかけになった隕石です
1772年、ロシア人の探検家で、
後にこの隕石に名前にを与えることとなるパラス氏が、
クラヤノルスクで発見された「空から落ちてきた聖なる石」の
200kgの原石をペテルブルグに送ったのが事の起こりでした
当然、当時の学会は「空から落ちてきた」などは未開人の妄言と思っており、
発見者のパラス氏も、変わった石とは思いつつも
「隕石だ」とは露ほども思っていませんでした
1794年に、ベルリン大の教授が
「この石は地球外からもたらされたものだ」という学説を発表するも、
世間はそれに嘲笑を浴びせました(今なら考えられませんよね…
)
そして、1800年代に入った途端…
まるでその論説の証左だと云わんばかりに各地で隕石の目撃が相次ぎ、
1803年、フランスはノルマンディーのレグルに落下した隕石が決定打となり、
遂に学者たちは「隕石は存在する」ことを認めざるを得なくなったそう
学者さん達は、その当時こそプライドが許さなかったでしょうが、
こうした小さなことの認識があって、
いまの宇宙への認識や常識があるのですから、
「知の再発見」に必要な事だったのだと今ならば分かるお話です
過去や伝承を「今、ここにない」からと疎かにせず、
そこに「ある、あった」と認めることの大切さは、
スピ界でも学問の世界でも同じですね
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さて…8月の石・ペリドット、いかがでしたでしょうか?
長い上に締りがない文章になってしまいましたが、
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます
では、本日はこの辺で…