こんにちは~~ヾ(*´▽`*)ノ今日も元気に営業中のEarth小杉です☆
急激に冷え込んで、北日本は早くも歳末のような天気予報ですが、
風邪など召されませんよう、皆さま体調管理には充分ご留意下さいませ~~
さて~、長文の余り更新が遅れ遅れではありますが、
今日は11月の誕生石その2、「シトリン」のご紹介をさせて頂きます
今日も、変わらずの長文が予想されますが、
何卒お付き合い下さいませ~~
+.゜。☆゜。.+.゜。☆゜。.+.゜。☆゜。.+.゜。☆゜。.+.゜。☆゜。.+.゜。☆゜。.+
暖かな色と透明感が人気の、
11月の誕生石『シトリン』。
その名前は、
オレンジ~黄色に染まった結晶が
レモンと同じ属であるクエン樹を想起させる事から、
古いフランス語でこの木のことを指す「シトロン」に由来します
2月の誕生石「アメジスト」と同じく
水晶の一部を鉄イオンが置換したもので、
「シトリン」の天然での発色は稀であったため、
時折産出する美しい発色の結晶は珍重されていました
古くはその色合いから
ペリドットと共に「トパーズ」とも呼ばれていましたが、
近世、宝石として後に流通する事になる「トパーズ」が発見されてからは
宝石の方を「インペリアルトパーズ」、
黄水晶のほうを「シトリントパーズ」と呼んで区別するようになり、
紛らわしさも手伝って現在では殆ど「シトリン」とだけ称されるようになりました。
(今でも宝石質のものを「シトリントパーズ」と呼んでるところがあるようですが、
実際紛らわしい事この上ない!㌦ァァァァヽ(o`Д´o)ノァァァァ!!
なので、当店表記は単純に「シトリン」としております。)
さて、そんな「シトリン」ですが、
現在の主な産地はブラジルで、
バイーア州やミナス・ジェライス州、
美しいマディラシトリンを産する
リオグランデ・ド・スル州などが有名ですヽ(*・ω・)ノ
そのほかにはロシアのウラル地方、アフリカのコンゴ
、
マダガスカル、インド
、パキスタン
、
そして、現在では殆ど流通していませんが
ヴィクトリア朝時代にスコティッシュジュエリーの素材として人気を博した
スコットランドのケアンゴーム産などがあります
シトリンの石言葉は「繁栄」、「富」、「幸運」、「安らぎ」
その色合いから「太陽の象徴」ともされ、
持ち主に揺らぐ事のない自信と希望、
生命力を与えると信じられてきました。
肉体のエネルギー循環と代謝をサポートし、
心身を安定させて実力が発揮できるよう
導いてくれるといわれますヾ(*´▽`*)ノ
特にビジネスや社交のシーンで、
自分自身を周囲にオープンに開示したいときや
人との関わりの中で学びを深めたいとき
目標やプロジェクトの推進力を強化したいとき
「個」の主張と周囲との協調を両立させたい時
などにオススメです
タイガーアイやラピスラズリ、ターコイズ、翡翠等と組み合わせて金運向上に、
ペリドットやプレナイト、アクアマリンなどと併せて対人運向上に、
幅広くお使い頂けると思います!ヾ(´∇`)ノ
人との関わりが濃くなるこれからの季節のお守りに、
「シトリン」、凄くオススメです☆
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さて、ここからは暗黒蛇足劇場です
人によっては、シトリンのイメージが崩壊してしまう可能性がありますので、
ふぁんたじぃがお好きな方は、以下への進入をお控え下さい…
…
では…
参るぞ~~!!
上の方でも書きましたが、
天然色の鮮やかシトリンは今も昔もかなりの希少品です
現在市場流通するビーズ類のなかでも
天然ものはなかなか高額で、
一般小売店でも滅多にお目にかかれません…
(取引ルートやバイヤーさんの腕前も勿論関係してますけどね。
全く売ってないわけではないですが、あってもなかなかイイお値段です。)
しかぁーし
クラスターやタンブル、ビーズや置物などなど、
レギュラーなパワーストーンとして扱われるシトリンは、
程度の差こそあれ、何処の石ショップもけっこう持っていて、
しかも比較的リーズナブルに入手できます…
…不思議だと思いませんか??
「希少」で「高価」な石が、そこそこ安価に、
しかも何処でも入手可能だなんて、奇妙な話ですよね…
実は…
現在市場に比較的安価に流通する多くのシトリンは、
アメジストやスモーキークォーツが
加熱や放射線で変色する特性を利用して作られた
「トリートメントシトリン(通称:焼きシトリン、照射シトリン)」なのですヒィ~~~
天然に産する微妙な色合いの
スモーキークォーツやアメジストに、
人為的な色揚げ加工※を施して流通させているのです
※宝飾業界では違法とはされていない技法です。念為。
ただ、販売する側は消費者に開示義務があるわけなので、
色の由来について嘘ついたり隠したりってのはダメだと思います。
反則技で販促するなと言いたい。
ビーズやクラスター、タンブルなどで良く見かけるのは
アメジストを加熱して作った焼きシトリンですが、
この加熱加工法は1880年代にブラジルの鉱山夫が偶然発見したもので、
580℃ほどの専用オーブンでアメジストを加熱することで、
黄色~オレンジ色の発色を得る事ができます
ただし、これも産地や原石の質によって発色の具合は変わってくるため、
美しく発色したものは加工石であってもなかなか高価です(;´▽`A``
この加工法の発見以後、
安価に大量生産された焼きシトリンが
流通の主流となっていきます
20世紀に入ると水晶や宝石の加工・合成技術が発達し、
目を見張るような美しい加工・合成シトリンが多く作られるようになりました。
γ線を照射して作るライトカラーシトリンなどは
プロが人工と見破れないほど精巧なものも多く作られ、
実質肉眼やスペクトル鑑定での
天然・非天然の判別はほぼお手上げ状態との事です(;^_^A
(この辺の事情を知るのに、この書籍は大変オススメです↓↓)
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で。
巷で流布するパワーストーン効果は、
天然発色のシトリンの場合を想定したものが多いと思うんですが…
じゃ、
焼き・照射シトリンの効果ってどうなん???
ってなりますよね?
この辺は私見ですけど…
多分、あんまり変わらないんじゃないかと(爆)
そもそもが、
パワーストーンブームで天然石に注目が集まったのが
20世紀の中期後葉のことですので、
その頃には、とっくに焼きシトリンが存在してたわけです。
天然のシトリンにしたって、
地熱や天然の放射線
の影響で
アルミ二ウムイオンや鉄イオンを含む水晶の
色合いが変化したものなのですから、
(モリオンの産地として有名なケアンゴームも、近くに放射性鉱物の採れる場所があります。)
効果に差が出る部分があるとしたら、
「どれだけその石であった時間が長かったか」
「どのように自分がその石に向き合ってきたか」
という所ではないでしょうか。
敢えて違いを捉えるなら、
天然発色のほうが、より「胆が据わる」感はあると思います
人間、順調なときはいつもルンルンで居られるけれど、
いざ逆境となると、たちまち眉間にシワが寄り、
何をしても不安で居た堪れず、
何でも悪い方に考えてしまうようになりがちです
そんなときには、
是非シトリンを手に取ってください。
シトリンは「太陽の加護を受けた石」。
太陽は、月のように満ち欠けする事もなく、
お天気のいい日も悪い日も、
いつも空の高みにあります。
晴れた日も雨の日も、
夜が明けたことを知ることができるのは、
いつも空に太陽があるから。
あなたが太陽のように輝くために、
順調でも逆境でもあなたらしくいられるように、
あなたの中に眠る「希望」と「胆力」を引き出し、
力強く歩いていく為の手助けをしてくれるでしょう
春が待ち遠しいこの季節、
あなたをそっと元気付けてくれる「シトリン」はいかがですか?