晴れた平日のお昼は、公園の木陰で読書をして過ごしています。プー太郎なの?と思われるかもしれませんが、仕事の合間のお昼休みにです。公園で過ごすには、麗らかな今の季節が最高です。
大都会東京のど真ん中でも、のんびりと公園で過ごしていると案外自然と触れ合うことが出来るようです。その公園にはたくさんのハトとスズメが飛来して、いつも餌を探して歩き回っています。
ハトとスズメのせめぎ合いは、見ていて飽きることがありません。餌を見つけると、まずはハトの群れによる争奪戦になります。スズメ達はその周りをチョンチョンと歩きながら様子を伺うばかり。でもそのうちに、ハトの群れからポーンと餌が飛んで出てきたりします。その餌をパッと奪って立ち去るスズメさん。その動きがすごくキュートでユーモラスです。ほぼ毎日、飽きずにスズメさん達の応援をしています。ハトさん達はまあ大丈夫そうだからね。スズメがんばれ。
昨日もスズメの応援をしていたら、俺の足元に一羽のスズメがやってきました。都会のスズメはあまり人を怖がりません。1メートルくらいの距離までならチョンチョンとやってきます。でもそのスズメは、座っている俺の真横までやってきてこっちを見てチュンチュンと鳴くんです。少し驚いたのでよく見ると、そのスズメはヒナでした。体がまだ小さくて、ちょっと丸っこくて、羽もまだ艶やかでない感じ。すっごい可愛くて、そしてなんと、座っている俺の膝の下に入り込んでしまったのです。どうやらまだちゃんと飛べないようで、俺の膝の下でずっとチュンチュン鳴いていました。巣から出たばかりだというのは分かりましたが、親はどこだろうと思っていると、一羽の成鳥がやってきて、そのヒナに餌を与えながら公園の端のほうへ誘導してゆきました。
ヒナは、巣から出たばかりで不安がいっぱいだったのでしょう。親を求めてチュンチュン鳴くさまは、まだ巣に居た頃とあまり変わらないかもしれません。飛べないのに鳴き過ぎるのは逆に危険だけれど、俺の膝の下なら安心だぞ、と思ってヒナを守りました。それにしても、子が思うままに動き回り、その後を親が追いかけるさまは人もスズメも変わりません。
野鳥は、春から夏にかけてヒナが巣立ちを迎えるものがたくさんいます。巣立ったばかりの巣立ちビナはまだあまり上手に飛べませんが、親にエサをもらったり飛び方を習いながら成鳥へと育ってゆきます。そんなヒナを、迷子だと思って拾い上げたりはしてはいけません。慌てることなく見守ってやりましょう。自然は厳しいので危険はいっぱいだけれど、人に出来ることは基本的にありません。野良猫を追い払うくらいかな。
それにしても、東京のど真ん中の公園で巣立ちビナと触れ合えるとは思いませんでした。元気に育てよ。