北海道の知床半島沖で26人が乗った観光船が浸水。
一級小型船舶免許の船長資格を持つ身として、大変に心を痛めている。
一報が入るや、場所、水温、船舶の過去の履歴から、「救助は困難を極める」とは感じたが、結果、ここまで悲惨な状況になるとは。(合掌)
昨日23日(土)13時20分、北海道・知床半島沖を航行していた観光船「KAZU1(カズワン)」から第1管区海上保安本部(小樽市)に救助要請が入った。
(子どもを含む乗客乗員26人が乗船)
この船、昨年6月に浅瀬に乗り上げて行政指導を受けていたそうで、その時の船首の亀裂がまともな修復もされないまま、高さ3mにも及ぶ荒波に耐えきれずに、沈没に至った可能性が高まっている。
【船の履歴】
1985年: 山口県宇部市で製造された、ほうらい汽船 「ひかり八号」。
三原~生口島(瀬戸田)航路に就航。
〇〇年: シークルーズ東備 「シーエンジェル1号」?
2017年: ほうらい汽船、シークルーズ東備が登記抹消。
〇〇年~? 知床遊覧船 「KAZU1」として、就航中(32年)。
https://web.archive.org/web/20220423091703/https://habumaruno5.blog.fc2.com/blog-entry-80.html
※ わたすの免許取得時もとても波が高く、指導員が「こんなに高い日は久しぶり」という中で検定試験を受けたが、あまりにも振幅の高低差が激しく、ギックリ腰を発症してしまった。