今回は、シフトを操作するインターフェースについての個人的な感想です。
(私見であり、誤りがあれば指摘いただけると助かります)
E91では、オーソドックスなシフトレバーでした。
シフトレバーを操作することで「P-R-N-D」を切替ますが、もうひとつ、、、
「シフトレバーを左に倒すと"マニュアルモード"となり、(左に倒したまま)シフトレバーを前後に動かすと、シフトアップ(+)シフトダウン(-)が可能」でした。
(E91のシフトレバー。BMW車では「引くとシフトアップ(+)、押すとシフトダウン(-)」でした。
マニュアルモードは下り坂でエンジンブレーキを使用したい際に重宝していました。
G21(LCI後期モデル)ではシフトレバーがシフトスイッチに変わりました。
"スポーツプログラム"(≒マニュアルシフト)が用意され、シフトスイッチを一段引くと、モードが切り替わります。
(G21: BMWマニュアルを見ると「セレクターレバー」と呼称するようです)
"スポーツプログラム"は"マニュアルモード"とは少し違うのですが「下り坂のエンジンブレーキ」を使用したい場合は、ほぼ同様の動きをしてくれます。
ただし、操作のし易さは全く異なります。
「シフトレバーを左に倒す」は、誤操作の心配もなく、左手の単純な動きで操作できます。
対して、シフトスイッチでは「スイッチを指に引っ掛け(て引く)」行為を手探りで実施します。
G21を運転して半年以上経ち、大分慣れてきましたが、操作のし易さでは「シフトレバーが勝り」ます。
困るのは、シフトポジションが「通常のDモードかスポーツプログラムモードか」を手探りで確認できないことです。
「ヘッドアップディスプレイでスポーツプログラムモードの使用状況を表示」しているのですが、視線を動かしての確認は運転のリズムをワンテンポ遅れてしまいます。
シフトスィッチはセンターコンソールの見た目を「スマートにみせる」効果はありますし、EV車では「マニュアルギア操作自体が無くなる?」ために、G2xのLCI時(≒マイナーチェンジ)の仕様変更は仕方のないことかもしれませんが、個人的にはとても残念です。
補足ですが、パドルシフトによるシフトダウンでは「期待するエンジンブレーキはかからない」認識です(応答が遅いし、下り坂が長いとシフトアップしてしまう)。
G2xのLCI後モデルでのエンジンブレーキのかけ方について、知見のある方がいらっしゃいましたら、教えていただければと思います。