2026年の全豪オープン(男子)は第一シード(C.アルカラス選手)と第四シード(N.ジョコビッチ選手)の対戦となりました。
C.アルカラス選手[1] 2-6 6-2 6-3 7-5 N.ジョコビッチ選手[4]
この試合の感想としては「ジョコビッチ選手のがんばり」につきると思いました。
ジョコビッチ選手は38歳。
グランドスラムタイトルだけで24個のレジェンドは「よいテニスをしても、もう一度グランドスラムタイトルに手が届く(ところまでくる)」とは思いませんでした。
準々決勝で2セットダウンからの不戦勝ということもありましたが、準決勝でシナー選手をフルセットで破ったことは立派です。
決勝の第一セット、アルカラス選手にペースを掴ませず、最初のブレークを活かして先取したことはビックリしました。
第二セット・第三セットのジョコビッチ選手は調子を落としていたようですが、それを態度にはみせずに淡々と試合を進めていたのは立派でした。
続く第四セット。試合の流れはアルカラス選手でしたが、要所を締めて決定打を与えず「あと一歩でタイブレーク」という展開までもっていったのはジョコビッチ選手の技術と精神力の賜物だと思いました。
(正確なストロークで簡単なミスを犯さない、必要な際にサービスエースでポイントを取る他)
アルカラス選手(陣営)にとっても、決勝の相手が「シナー選手ではない」は意外だったのではないでしょうか。
アルカラス選手とシナー選手の試合は「高速ラリーが展開の基本」の認識ですが、ジョコビッチ選手はそれに"乗らず"、アルカラス選手は得意なパターンを出し難いように見えました。
第二・第三セットはジョコビッチ選手の不調から連取しましたが、アルカラス選手の望んだ展開ではないように思いました。
第四セットに入ってジョコビッチ選手のストロークに力が戻ってきたことで、アルカラス選手のカウンターのリズムが戻ったような展開になったことは「試合の流れの不思議」でしょうか。
この大会に優勝したことで、アルカラス選手は「最年少でキャリア・グランドスラム※の達成」という記録を達成しました。(アルカラス選手は22歳272日で達成しました。それまでの記録はドン・バッチ選手の22歳363日ですが、"テニスのプロ化前の"1938年時の記録です←それでも凄い記録ですが)
※テニスのグランドスラム:全豪、全仏、ウィンブルドン、全米の4大会で優勝すること。1970年代では「同一年の優勝」を想定した報道(←年間グランドスラム)でしたが、1999年にアガシ選手が全仏オープンに勝ったことで選手キャリア中に全ての大会を勝利したことを称え、"キャリア・グランドスラム"も取り上げられるようになりました。
「キャリアグランドスラムの達成」はアルカラス選手にとっても嬉しい記録だと思いますが、彼にとっては「通過点に過ぎない」のだと思います。
アルカラス選手であればロッドレーバー選手(1969年)以来の「年間グランドスラム」を達成するかもしれません(←期待!!)
アルカラス選手、ジョコビッチ選手共に怪我に気をつけて、これからも素晴らしいテニスを見せて欲しいと思います。
追記: 先日、ホテルからの優待で妻と食事をしてきました。

(記事とは関係無いですが、他に適当な写真がありませんでした…)