ミランダ・ジュライ
いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)2,052円Amazon今年の最後にこの本に出会えてうれしかった。ミランダ・ジュライの「いちばんここに似合う人」。言葉のパンチ力がはんぱない。たとえば、どこを切りとっても、小説のなかのどの部分から始めても、退屈しない。一文一文が挑戦的なのだ。この小説は短編集で、でも短編よりも短めな小説もいくつか入ってる。どの短編も、彼女独自の表現で、奇妙でリアルな物語が繰り広げられる。言語感覚がまるで違う。異世界に飛び出したわけではないのに、小説は日常の話なのに、わけもわからない場所に連れていかれる感じ。とにかくすごい。という言葉しかでない。こういうレベルの小説に半年に一回でいいから(欲いえば三ヶ月に一回)、出会いたい。そんなことを思った。次は鴻池さんの芥川候補作を読む。町屋さんの候補作も予約中。