メンタルを無視した結果、どうなったか | 社会人の簿記・会計系資格取得のためのブログ

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自ら苦労した公認会計士試験等の勉強で、合格を果たし、その後の実務経験により得た知識と経験、そして、大手専門学校での15年以上に及ぶ講師経験も併せて、このブログにおいて「働きながらスキルアップ」を目指す社会人受験生向けに情報を配信していきたいと思います。

こんばんは。

 

もう11月も終わりになりますね。

 

12月といえば、日商簿記検定と

税理士試験の合格発表ですね。

 

それから、公認会計士試験短答式

試験もありますね。

 

いよいよ、今年も終わりとなります。


 

さて、今回の記事はメンタル面について

自分の経験について書きたいと思います。

 

 

では、受験生当時のシーンを再現してみますね。

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

もう、試験まであと1ヶ月だ。

 

目の前には直前期対策講座で一気に増えた

専門学校の教材が積み上がっている。

 

やることは山ほどあるが、時間が全然

足りない・・。

 

焦るばかりで、なかなか思うように

学習が進まないため、

 

 

休みは返上、

 

朝5時起きの学習

 

 

と、色々と無理をして試験勉強に励む。

 

学校に行くと、

自習室は、受験生で満席だ。

 

みんな直前期でピリピリした空気感を

醸し出している。

みんな、それだけ人生をかけて国家試験

に挑んでいるのだ。

 

 

「しかし、この空気感は苦手だな〜」

 

 

もちろん、これは声に出して言ったわけではなく

自分自身の内面の声だ。

しかも、心の奥底の・・・。

 

直前期で焦りもあり、周りの受験仲間も

みんなバリバリ勉強しているので

そんな、「内面の声」なんて聞いている

場合じゃない。

 

そんな余裕もないし・・・

 

なによりも、こんな「内面の声」を

「自分のメンタルの弱さ」だと思っていた。

 

 

こんな弱いメンタルじゃ、国家試験になんて

受からない、実務についてやっていけない、

 

 

そう思い込もうとしていたのだ。

 

それだけじゃない・・。

 

 

難関試験に本当に受かるのだろうか・・。

 

 

みんな優秀だし。

 

そんなかで、人並みの勉強で受かるはずない。

 

死ぬ気で勉強しないとダメだ・・。

 

 

という感じで、自分で自分にプレッシャー

をかけてしまっていた。

 

 

その後、本試験において、自ら課したそのプレッシャーの重たさで、自滅することになるなんて

渦中にいる自分自身が分かるはずもなかったが。

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・

 

さぁ、どうでしょうか?

 

公認会計士受験当時のわたくしのメンタル面

を書いてみました。

 

 

ここも、当時の自分を振り返ると

突っ込みどころ満載です。

 

 

では、突っ込んでみたいと思います。

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

みんな直前期でピリピリした空気感を

醸し出している。

みんな、それだけ人生をかけて国家試験

に挑んでいるのだ。

 

 

「しかし、この空気感は苦手だな〜」

 

 

もちろん、これは声に出して言ったわけではなく

自分自身の内面の声だ。

しかも、心の奥底の・・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

いやいや、我慢したらアカんよ。

 

思考力、集中力、記憶力はストレスを感じる

と低下するよ。

 

そんな、自分に合わない環境で「我慢して」

8時間も勉強するくらいなら

 

自分に合った、ストレスを感じない環境を

4時間掛けて探し出して、残り4時間で

勉強したほうが、遥かに学習効果が高いよ。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

なによりも、こんな「内面の声」を

「自分のメンタルの弱さ」だと思っていた。

 

 

こんな弱いメンタルじゃ、国家試験になんて

受からない、実務についてやっていけない、

 

 

そう思い込もうとしていたのだ。

 

・・・・・・・・・・・・

 

いやいやいや、

 

きょうび、スポーツの世界でも努力・根性論が

捨てられて、科学的にメンタル面について

アプローチする時代なのに、なんで勉強だけ

いまだ精神論で突破しようとするの?

 

メンタル面において、不安や焦燥感などを

感じているのであれば、

 

こんな弱いメンタルじゃダメだ〜

なんて無視せず、ちゃんと対峙してあげて

対処しないとダメでしょ。

 

スポーツでも試験でも、何でも最後の最後

はこのメンタル部分が成否を握るんだよ。

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

それだけじゃない・・。

 

 

難関試験に本当に受かるのだろうか・・。

 

 

みんな優秀だし。

 

そんなかで、人並みの勉強で受かるはずない。

 

死ぬ気で勉強しないとダメだ・・。

 

・・・・・・・・・・・・

 

いやいやいやいや、ちゃんと本試験の問題を

分析した?

 

何割取れれば合格できるの?

 

 

公認会計士試験論文式であれば5割ちょっとよ。

税理士簿記論であれば、4割〜5割よ。

 

 

半分取れればいいやん。

 

それのシミュレーションを過去問でちゃんと

やったん?

 

 

もし、やってないなら、頭の中で不安を

膨らませて、過度に公認会計士試験と

他の受験生を過大に評価しているだけよ。

 

 

ちゃんと面と向かって本試験を見ないから

恐怖心だけが過度に膨らむんだよ。

 

それって、お化けとか超常現象も同じ

仕組みだよね。

 

 

うわ〜公認会計士試験怖い・・。

解けなかったらどうしよう・・・。

他の受験生はみんな優秀だし・・・。

 

 

とか言っている暇があったら

本屋さんにって過去問集をいますぐ

買ってきなさい。

 

そして、隙間時間でいつも読んでおきなさい。

寝るときは枕の隣においておきなさい。

寝てて不安で目が覚めたら、本当にその

不安の通りなのか、本試験の問題と合格ライン

をすぐに確かめて、真実の姿をみるようにしなさい。

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

という感じで、自分で自分にプレッシャー

をかけてしまっていた。

 

 

その後、本試験において、自ら課したそのプレッシャーの重たさで、自滅することになるなんて

渦中にいる自分自身が分かるはずもなかったが。

 

・・・・・・・・・・・・

 

はい、来た〜。

みんな実はそれで失敗するんだよ。

 

人はね、最終目標を「到達困難なもの」と

思い込んでしまうんだよ。

 

 

そう。

 

国家試験→難関

 

難関→なかなか合格できない

自分で自分に高い心理的ハードルを

掲げてしまう。

 

 

こういう仕組みで、自分の思い込みで

プレッシャーとか、強いストレスを感じて

しまう。

 

 

だから・・・

 

やばい、こんな休んでいたら合格なんかできない。

他の受験生はみんな勉強している。

早く起き上がって勉強しなきゃ、ゴホッ、ゴホッ。

 

となったり、

 

あ〜今日も計画通りに勉強が進まなかった。

やっぱり自分はダメだな。

もう、やる気ないな〜今日は講義サボろう。

 

となったり、

 

 

自分は他の人の2倍、3倍やらないとダメだ。

早朝は朝5時起き、夜は10時まで勉強だ。

手薄な論点が出題されても解けるようにしておいて

他の受験生と差をつけよう。

よし!、不動産の証券化の会計処理をマスターするぞ!

 

 

みたいな感じになったりするんだよね。

 

えっ、じゃあどうしろと?

 

 

君の本当の目標は、合格証を手に入れることなの?

 

真の目標は違うんじゃない?

 

 

例えば、都会の高層ビルに入っている事務所で

仕事したいとか、

 

一部上場企業の監査を担当してみたいとか、

 

素敵な上司と気の合う仲間とのチームで仕事を

したいとか、

 

 

毎月、海外旅行に行きたいととか、

 

 

本当の目標があるでしょ。

 

そう、つまり、公認会計士試験合格というのは

そのための「通過点」に過ぎないよね。

 

単なる通過点で、しかも、ただのペーパーテスト

だよ。

 

 

なんで、そんなもんに目くじら立てて

必死の形相で取り組まないといけないの?

 

 

ただの通過点に過ぎないから、合格して当然

でしょ?

 

そう思えるだけの、具体的な学習努力や

過去問の分析、得点戦略の構築など何度も

やってるやん。

 

あと、中間目標として受けた日商1級や

税理士会計科目は受かってるんでしょ。

 

 

できてるやん。

 

自分で公認会計士試験の合格を最終目標と

設定するから、自分で高いハードルを作っ

ちゃってるんだよ。

 

 

もういいよ、それを外そうよ。

 

とにかく、いまから「合格後のその後」

のことを、イメージして考えよう。

 

 

そっちが、真の目標だからね。

公認会計士試験はあくまでも通過点よ。

 

 

 

 

 

いや〜突っ込みどころ満載でした。

 

当時の自分にこんな突っ込みをしてくれる

人はいませんでした。

 

なので、1つずつ、自分で発見し、自分で

修正していたった次第です。

 

でも、誰か突っ込んでくれる人がいたら

もっと楽できたでしょうね。

 

下記の記事も参考にしてみてくさいね。

 

自己肯定感を高めるとイケる

 

自分で作り出した制限でいかに損したか

 

 

 

【関東にお住まいの方にお知らせです】

 

来年1月に、講義の収録のために

東京に出張しますので、その週に

おいて、いつもお世話になっている

中央経済社にご挨拶にいくとともに

 

 

「ビジネスゲームを使った

企業会計&経営分析セミナートライアル版」

ビジネスゲームについて

 

 

 

「科学的で合理的な学習方法〜

短期で合格するために秘策伝授」

 上記セミナーの記事はこちら

 

の2つのセミナーを開催する予定で

ございます。

 

場所は、都内の「勉強カフェ」を今の

ところ予定しております!!

 

現在、「田町」の勉強カフェと

交渉しております。

場所や日時が決まりしだい、お知らせ

いたしますね。

 

ビジネスゲームでは、自分で会社経営を

おこない、その取引を会計帳簿に記帳し、

財務諸表を作成して、経営分析まで行います。

 

なので、

 

簿記を勉強されている方であれば

 

帳簿組織や財務諸表作成の流れが

バッチリ、楽しみながら理解できます。

 

あと、公認会計士や中小企業診断士受験生

であれば、経営分析も入りますので、

財務会計や管理会計などの試験科目の

学習にもまんま結びつきます。

 

なにより、チームを組んでゲームをするので

仲間もできて一石二鳥ですよ。

 

参加される方は、ぜひ、楽しみにして

おいてくださいね!