【PANDA編集部】◆中国ネットカフェ漫画配信/第13回日本オタク文化検定、中国人の受験者も!?
それでは、2012年度第46回メールマガジンをお届けします。
よろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇TOPIC◇
◆中国ネットカフェの漫画配信、年末オープンに向けて鋭意進行中!
◆第13回日本オタク文化検定(2012冬&春)中国掲示板で紹介、受験者も!?
◆メルマガ担当より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆中国ネットカフェの漫画配信、年末オープンに向けて鋭意進行中!
先月末より、中国で初となるネットカフェ向けの
漫画配信プラットホーム(サービス名『コイン』)を
オープンしました。
このサービスは、これまで中国でダウンロード配信しておりました
翻訳済の漫画を課金制(1日2元の漫画読み放題)で、
ネットカフェでも閲覧できるようにするものです。
ただ今、吉林省で約30作品のβテスト版を配信中ですが、
年明け1月~2月の本格的なサービスインを目指し、
随時配信の範囲を広げていく予定です。
(なおβテスト版のサイトは、欄外のアドレスより閲覧可能です)
合わせて、販促プロモーションも日中情勢を見ながら行う予定です。
その一環と致しまして、サービスイン時に各作家様の
直筆サインとメッセージの掲載を企画しております。
おおまかな企画の内容は、
ご用意しました『コイン』ロゴマーク入りの台紙(データ)に
作家ご本人の直筆サイン+読者に向けたアピールメッセージ等を
ご本人の任意でご依頼させて頂くものです。
まずは中国サイドより、本格的なサービス開始時に
掲載予定の作家様に対しまして、後日、
担当編集者から連絡させて頂きます。
また、編集部からの連絡とは別に、
「応援メッセージ+サインの投稿」も
受け付けております(フォーマットは自由)。
作品の掲載打診も優先的に行いますので
(検閲・審査は入りますが)、
お力添えの程よろしくお願い致します。
■「コイン」βテスト版サイト(※各漫画のTOP画面のみPCで閲覧可能)
※現在はシンプルな仕様ですが、本格的なサービス開始後には、
全面リニューアルする予定です。
http://www.wbstreet.com/list.aspx?type=tx3
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆第13回「日本オタク文化検定」中国掲示板で紹介、受験者も?
日本のアニメ・マンガ・ゲームなど、
広範かつ細分化されたサブカル的な知識を
チェックできるWebサイト「日本オタク文化検定」。
すでに、ご存知のかたもいるかもしれません。
補足しますと、この「日本オタク文化検定」は文字通り、
日本のオタク文化について、4択形式のクイズが出題されるものです。
各検定は難易度ごとに級分けされており、最高難易度の1級は、
オタクの中でも相当なマニアでないと厳しい問題ばかりです。
(作:朝森久弥氏、同人ゲーム制作サークル「CURIOSIST」)
今回、最新となる第13回(2012年5月までに発表された作品が範囲)が、
中国の掲示板でも紹介。現地の中国オタクも受験(チャレンジ)するほど、
一部で盛り上がりを見せたとのことで、その関連サイトをご紹介します。
この関連サイトによりますと、中国人の受験者が
チャレンジした問題の一部には、仮想ながらも
日本人よりも正答率が高いものがあったようです。
中国のオタク…恐るべし。
さらに、この検定の問題はオール日本語にも関わらず、
中国のオタクも問題文をある程度理解できた、という
一定以上の語学力(オタク力?)にも驚きです。
下記に、問題と日本人・中国人の正答率の一部を抜粋致します。
また、文末に第13回「日本オタク文化検定」3~1級の
問題が公開されたサイトアドレスを記載致します。
【その1】
アニメ『スマイルプリキュア!』に登場し、
変身シーンで「ピカピカぴかりんじゃんけんポン」という
決め台詞を持つヒロインの名前は誰?
↓
“仮想”日本人正答率:78%“仮想”中国人正答率:65%
≪私見的分析≫
中国では本編アニメ以外に同人誌、フィギュア、コスプレ
などでも人気な『プリキュア』。さすがに高い正答率です。
【その2】
2012年7月現在モーニングに連載しているマンガ
『グラゼニ』はプロ野球選手・凡田夏之介が
主人公だが、夏之介の連載当初の年棒はいくら?
↓
“仮想”日本人正答率:35% “仮想”中国人正答率:19%
≪私見的分析≫
卓球やバドミントンなど、一部を除いたスポーツの
盛り上がりがイマイチ弱い中国。その国民性を反映してか、
スポーツ漫画自体が、あまり読まれていない印象です。
【その3】
中世の中近東を舞台にした暗殺アクションゲーム
『アサシンクリード』を発売した会社はどれ?
↓
“仮想”日本人正答率:38% “仮想”中国人正答率:51%
≪私見的分析≫
洋物ゲーム&ネットゲームの盛んな中国。
メインのプレイ年齢は10~20代と若く、アニメやマンガを
好む層とも合致しており、マニアなオタクが存在していそうです。
…と、このようにアニメ・マンガ・ゲーム全般の問題がございます。
もし知識に自信がございましたら、ぜひチャレンジくださいませ。
(検定ページ下の「スタート!」から。名前の入力欄がありますが無記名でも可)
ちなみに自分は、3級でさえ半分くらいしか分かりませんでした(泣)。
この業界にいながら、恐縮の極みです。さらなる精進を積みます。
■第13回日本オタク文化検定3級(2012冬&春)
http://kantei.am/444703/
■第13回日本オタク文化検定2級(2012冬&春)
http://kantei.am/451937/
■第13回日本オタク文化検定1級(2012冬&春)
http://kantei.am/458372/
■日本オタク文化理解度【日本人vs中国人】
■朝森久弥氏、同人ゲーム制作サークル「CURIOSIST」
http://curiosist.web.fc2.com/
【PANDA編集部】◆編集部員「劇団員の舞台裏」マル秘レポ/中国ギャグアニメで笑いのツボを研究?
それでは、2012年度第45回メールマガジンをお届けします。
よろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇TOPIC◇
◆PANDA編集部員・川口「劇団員の舞台裏」マル秘レポ
◆中国のショートギャグアニメ『十万个冷笑話』日本語訳で笑いのツボを垣間見る
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆PANDA編集部員・川口「劇団員の舞台裏」マル秘レポ
先月11月15日~19日まで、藤田和日郎先生のコミック原作
『からくりサーカス【サーカス編】』をもとにした舞台に、
出演させて頂いてました川口ですー!!
普段は編集部で先輩にもまれながらお仕事をしてる
川口ですが、休みの日は桜井名義で表現のお仕事を…。
と云う事で、客演で『カプセル兵団』という劇団さんに
誘って頂き、原作に登場のキャラ・ミンシア役で出演してました。
「そんなに出番多くないから大丈夫ですよーハハハ」的な軽めの
お誘いだったのですが、舞台の2週間前くらいからは大変な日々…。
アクション沢山! ギャグ盛りだくさん! テンション高!な演出。
案の定、11月前半は編集部をほとんどお休みもらってました…。
(ありがとう、木下チーフ…)
さてさて話題を舞台に戻しますと、共演者さんは素敵な人ばかり!!
ダンスの世界大会で6位入賞された森澤碧音さんや、
『ウルトラマンゼロ』のスーツアクターで有名な岩田栄慶さん!!
『忍者戦隊カクレンジャー』のサスケや『星獣戦隊ギンガマン』の
ヒュウガ役でおなじみの俳優・小川輝晃さんなどなど…
有名な俳優さん&女優さんと一緒の舞台に立てて、非常に勉強になりました。
そして原作の人気効果もあり、公演の1週間前にはチケットはほぼ完売。
公演が始まるとツイッターの口コミなどで「面白い!」「すばらしい!」
と広まり、千秋楽には当日券を求めてご来場・立ち見が出るほどだったようです。
原作の藤田先生も観に来てくださいました!
弊社の第1回インターン生として参加したheathさんも、
原作ファンのお父さんと駆けつけてくれました><
とにかく今回、貴重で刺激的な体験をしました。
関係各所の皆様、ありがとうございました!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆中国のショートギャグアニメ『十万个冷笑話』日本語訳で笑いのツボを垣間見る
各国で安定した人気を誇るギャグ・コメディ作品。
中国でも国産作品のほかに、日本の多くのギャグ・
コメディ作品も現地のファンを楽しませています。
ですが、同じギャグ・コメディ作品といっても
民族が異なれば、当然「笑い」のツボも異なります。
中国の「笑い」の特徴は、私見ですが日本と比較すると、
おおまかに下記2点が挙げられると思います。
①
良い意味で笑いの感情の沸点(ハードル)が低い気質。
例えばギャグ4コマ漫画の場合、4コマ目(オチ)の直前、
3コマ目(フリ)で爆笑する事も…。いわゆる「箸がころがっても面白い」。
②
日本よりも漫画・アニメの歴史が浅い分、物語(の裏)を読む力が弱い。
中国のサブカル的な漫画・アニメの歴史は約20年。
これは単なる経験値の差なのですが、ロジックと前フリを積み上げる
日本の落語のような笑いよりは、出オチ・ヘン顔・リアクション芸など、
牛乳を飲んでいる小学生を笑わせるような、勢い任せの
一発ギャグネタ系のほうが、理解しやすいと考えます。
では、中国人は具体的にどんなギャグ・コメディ作品の
ネタ・フリ・オチを楽しんでいるのか?
今回は、その参考としまして中国産のショートギャグアニメ
『十万个冷笑話』の登場キャラのセリフを日本語訳しているサイトを紹介します。
丁寧かつ、より日本の言い回しに近いニュアンスで翻訳されています。
内容を一部抜粋致します。
登場キャラ:李靖=主人、夫人=妻、那託=生まれた赤ちゃん
シチュエーション:夫婦の間に超ゴツイ赤ちゃんが生まれた!
李靖:お前が身ごもって三年、ついに生まれたのだな。
夫人:あなた、これは私達の子供ではありません。正直に言いますと
この玉は私が三年間何もせずハナクソをためて作ったものなのです。
ずっと隠しておりました。本当に申し訳ありません。
李靖:おまえ、くだらないことはいい加減にせんか。それで、子供は?
那託:父上、あなたの子はここにおります。
李靖:魔物め、この剣を食らえ!
那託:父上、魔物ではありませぬ! 何故一目見たわが子に剣を向けるのですか!
李靖:黙れ!生まれてすぐに白刃取りが出来る子供など持ち合わせておらぬ!
…と、このように勢いのある展開と出オチ(ギャップ)やリアクション芸。
そして「ハナクソ」「魔物(ヘン顔?)」と、小学生が喜ぶような
一発ギャグかつ適度な下ネタなどが盛り込まれています。
もし、物語の全体的な流れやラストが気になる人は文末のアドレスを参照ください。
なお同サイトでは、約4分の中国語字幕付き本編アニメ映像も見られます。
お力添え頂いている各作家様には、ギャグ・コメディ系を
得意とする方も多いと思います。例えばご作品を制作する際などに、
ネタ・フリ・オチのヒントや笑いのツボの目安となれば幸いです。
■中国のショートギャグアニメ『十万个冷笑話』の日本語訳
【PANDA編集部】◆中国ネットカフェの漫画配信βテスト版、吉林省でスタート!
それでは、2012年度第44回メールマガジンをお届けします。
よろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇TOPIC◇
◆中国ネットカフェの漫画配信βテスト版、吉林省でスタート!
◆アプリ『理想の彼氏メーカー』彼氏が中国の話題に神経質?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆中国ネットカフェの漫画配信βテスト版、吉林省でスタート!
以前から、作家様や関係各所にアナウンスしております
中国ネットカフェ店舗での漫画配信(有料閲覧)に関して、
このたびβテスト版が、吉林省でスタート致しました。
「コイン」と名づけられたこの配信サービスは、
中国に約3万店舗をもつ同ネットカフェの系列店で実施。
設置された、計300万台超のPCに導入される見通しです。
サービス自体は弊社独占の新規配信ラインであり、
これまで中国でダウンロード配信しておりました翻訳済の漫画を
時間課金でネットカフェでも閲覧できるようにするものです。
配信サーバを経由して、日本からアクセス数や売上金額等が
確認できるので、例えばお力添え頂いております各作家様へ
配信作品の閲覧数の定期報告も可能です。
なお、約30作品のβテスト版配信を経て、配信作品数も追加。
最大6省で正式なサービスインを行う予定です。
(販促・展開プロモーションも、日中情勢を見ながら計画中)
また最新情報が入りましたら、ご報告させて頂く予定です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆アプリ『理想の彼氏メーカー』彼氏が中国の話題に神経質?
アップル社が、App Storeでの販売を承認したアプリの数が
100万タイトルになったという発表があった2012年11月。
一部の間で話題になっているアプリをご紹介致します。
そのアプリの名は『理想の彼氏メーカー』(iTunes)。
本作は彼氏に設定された男性キャラと、入力した話題の語句を
もとにしたコミニュケーションを図って信頼度を上げ、
「理想の彼氏」に仕立てる恋愛シミュレーションゲーム。
ところが、この彼氏の性格(思想)が異常に濃く、
クセモノ過ぎて理想形は極めてたどり着きづらいため、
逆にそのキャラ性が受けて、サイトで話題になっています。
そんな彼氏は政治に強いらしく、特に中国の話題に関しては
一言、二言多いようです。例えば『尖閣諸島』と打ち込むと
『Twitterで僕が別の人に言ったやつがRTで回ってたけど尖閣諸島は
列記とした日本のものでござる。」中国は欲張りなのでござる…と
返され、尖閣問題に関して自分なりのビジョンをもっているようです。
ほかにも「天安門事件」や「魚釣島」等の中国ネタには
神経質な返しがあるようで、クセモノ感が満載です。
現在は、彼氏の返しを不快に思ったユーザーの意見を反映してか、
彼氏のデータベースの仕様が変わっているようですが、
もし気になる際は本作をプレイしてみてはいかがでしょうか?
■APP公認アプリ100万種類突破
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20121122/439143/?ml
■アプリ『理想の彼氏メーカー』が中国にナーバスだと話題に
http://www.yukawanet.com/archives/4334068.html
■アプリ『理想の彼氏メーカー』(iTunes)
https://itunes.apple.com/jp/app/li-xiangno-bi-shimeka/id498434950?mt=8