コミック作家の海外デビューを応援!PANDAコミック大賞 事務局ブログ -10ページ目

【PANDA編集部】◆「リアル」本屋で電子書籍販売/日本のアニメや漫画がなぜ中国で流行った?

【PANDA編集部】
◆「リアル」本屋で電子書籍販売(新規開拓)/日本のアニメや漫画がなぜ中国で流行った?



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◇TOPIC◇
◆「リアル本屋」で電子書籍販売(新規開拓)
◆日本のアニメや漫画がなぜ中国で流行った?

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◆「リアル」本屋で電子書籍販売(新規開拓)


日中配信の電子コミック雑誌『月刊COMIC PANDA』をはじめ、他出版社からも
多数の電子コミックが配信され、電子出版が少しずつ身近になっている現状。
一方、紙媒体は刊行点数や売上が依然として下げ止まりませんが、
それを販売する書店側の動向として、下記ニュースをお届けいたします。



「店舗を構え、紙の書籍を扱う書店が集客目的で電子書籍端末を販売する」
「yahooニュース」(産経新聞)の記事では、興味深い内容が公開されています。



記事によると、台頭する電子書籍への危機感を抱く
「日本書店商業組合連合会」(日書連)が、逆に電子書籍とその顧客を
店舗を構える「リアル」書店に取り込むことで、
新規客層を開拓する狙いがあるとのこと。


販売店舗例に挙げられたJR渋谷駅近くの大盛(たいせい)堂書店の
レジ前で、販売を始めた電子コミック閲覧端末
「イストーリア」(1万8千円)が置かれている。


この「イストーリア」が売られているのは、日書連に加盟の約100書店。
書店への誘客を目的に、今年から電子書籍端末と書籍購入に使える
プリペイドカードの販売を開始したとのこと。販売額の一部が手数料として
書店の収入になる仕組みで、当初は東京都と青森県だけでの取り組み
でしたが、今では10を超える府県に広がっているようです。



日書連の電子書籍対応部会長は「電子書籍を出版社や著者が電子書店を通じ、
ダイレクトに販売されると、書店は蚊帳の外に置かれる。出版文化は書店が
育ててきたという自負があり、何としても自分たちの道を
切り開かないといけない」とコメントし、今年度中に日書連に
加盟する書店の30%超での販売を目指すとのこと。



書店業界の崖っぷちな状況で、今回の一件は危機感を逆手に取って
打開策を見出す柔軟な判断だと個人的には思います。

同じく、底の見えない不況や最大のライバルとなる携帯アプリ&ゲームの
進歩・普及で、出版業界もピンチが続いている状態。
電子媒体メインとはいえ、当部署も気を引き締めないといけません。



■「店舗を構え、紙の書籍を扱う本屋が集客目的で電子書籍端末を販売する」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120531-00000564-san-bus_all


※『月刊COMIC PANDA』の詳細は、弊社HPのニュースにより詳しく掲載しております



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◆日本のアニメや漫画がナゼ中国で流行った?


中国の娯楽として定着する日本の漫画・アニメ等のサブカル。

でも、例えばアメリカにも質と人気の高い漫画・アニメがあるのに、
そもそもナゼ、日本のサブカルの人気が出たのでしょうか?


上記の疑問の答えの参考となるサイトを紹介します。
このサイトでは、理由を下記のように述べられています。


1)カバーできる好みの範囲の広さ
2)政治的な意味で無色、無難だったこと
3)海賊版として流通しやすい



1)は、主要なアメコミと『G.I.ジョー』や『トランスフォーマー』に
代表される特定の雰囲気の作品が多いアメリカの作品と比べて、日本の
作品はジャンルが細分化され、十人十色のニーズにもマッチングしやすい。


2)は、中国の輸入審査や放映管理等のチェック基準による国策。
そして文化への理解や、価値観などの意識的な面も含めた社会的な関係で、
同じアジア圏である日本の作品の方が受け入れやすい。


3)は、海賊版は正規のものより安価で入手できるため、裕福ではない層も
読むことができ、これが作品の認知度につながった。しかも、例えば
アメコミはカラー作品が多く、コピーには海賊版の制作コスト的に
不向きだが、モノクロメインの日本の漫画は、低コストで制作しやすい。



確かに、アメコミ等はいわゆる「スーパーヒーローもの」が多く、
クオリティは高いが、幅広い年齢・ジャンル層に対してファンの
好みが分かれる所。そして、海賊版を擁護する気はないですが、
これがきっかけで日本の作品の認知度がアップした点も否定できません。


でも日本の作品は企業がらみのタイアップものが多く、短期スパンで寿命が短いのに対し、
アメリカの作品は比較的寿命が長く、長期スパンのものが多い特徴があります。
熱心なファンからみれば、息の長さ(愛着)=良い面が存在するのもまた事実です。



■「日本のアニメや漫画がなぜ中国で流行った?」
http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51885922.html

【PANDA編集部】◆現在の有料電子コミックの利用意向とは?

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◇TOPIC◇
◆現在の有料電子コミックの利用意向とは?
◆上海最大級の中国版コミケ、『魔都同人祭10』の全貌!!


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◆現在の有料電子コミック雑誌の利用意向とは?



Google PlaとAPP Storeほか、9サイトからも
配信スタートしました電子コミック雑誌『月刊COMIC PANDA』ですが、
現状、国内での有料電子コミック雑誌の利用意向が気になるところで、
関連ニュースが入りましたので、お届けいたします。



「電子コミック雑誌の利用意向は、漫画好きな読者層全体の約21%」
NTTレゾナントが運営する「gooリサーチ」のインターネットアンケートでは、
そんな興味深い調査結果が発表されています。


記事によると「マンガに関するアンケート」として全国の15歳~44歳の男女を対象に
実施された同調査の有効回答数1939人のうち、約7割が「漫画が好き」と回答。


そのうち、コミック雑誌(マンガ雑誌・週刊誌)が電子化され、定期的に配信された
場合の利用意向を尋ねた設問では、全体の21.7%が利用意向を示したとのこと。
これを現在、コミックス単行本を定期購読するユーザーに限ると35.2%、
さらに有料電子コミックを読むユーザーに限ると48.6%が利用意向を示すようです。



正直、思ったよりも電子媒体ユーザー数が多いと思いました。
『月刊COMIC PANDA』も漫画好きの層を取り込みながら、
追い風にどこまで乗れるかがポイントです。


とはいえ紙媒体でなければ味わえない「ページを手でめくる楽しさ」や
「実物がリアルに手元にある満足感」。さらに子供の絵本や知育系など、
紙媒体でしかできない「体感要素」のような長所もあります。



電子媒体には追い風を感じつつ、紙媒体も今後共存するので、
チャンスがあれば電子媒体メインの当部署の活動にも
組み込みたいところ。



■「電子コミック雑誌の利用意向は、漫画好きな読者層全体の約21%」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120530-00000054-it_ebook-sci


※『月刊COMIC PANDA』の詳細は弊社HPのニュースに掲載しております



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◆上海最大級の中国版コミケ、『魔都同人祭10』の全貌



日本の漫画・アニメ、ゲームに代表される
サブカルの人気が高い中国の上海で5月27日、同地域の最大となる
同人誌の即売会イベント「魔都同人祭10 / Comicup10」が開催されました。


会場は以前、上海万博で使われた建物で開催され、
規模は事前登録の段階で参加サークル670、企業ブースが30。


イベントは1日の開催で、1万人以上が来場したと見られていますが、
入場券の前売り分は早々に完売し、混乱を避けるため当日券の販売は
中止となったため、入場できなかったファンも大勢いたとか。



同人誌のジャンルは日本の作品を扱ったものが多く、
特に『東方Project』『Fate / Zero』やボーカロイドなど人気のある作品は
単体ではなく、島単位での特設ブースが設けれていた模様。


コスプレも『タイガー&バニー』や『魔法少女まどか☆マギカ』など、
比較的新しい作品も現地のコスプレイヤーの心をとらえていた様子です。


弊社の『月刊COMIC PANDA』も同人誌やコスプレのネタになるほどの
知名度と人気が出るように願いつつ、上記だけ見ると、
日本での同人誌即売会と錯覚しそうな内容です。



一方、ボーイズラブの分野では、中国産のオリジナル作品の二次創作も
活発化の動きをみせています。例えば一部ファンの間ではおなじみの
ライトノベル『盗墓筆記』の二次創作が、すでにボーイズラブ分野で
固定ファン層が存在しているとか。


ある作品をモチーフに、ボーイズラブ化させる(ムリヤリ?)
腐女子は中国でも健在のようです。


とはいえ、日本の漫画に親しんできた世代が今度は自分たちで
作品を制作し始めた点を察するに、日本の作品が大きい割合を占めていた
これまで中国の漫画・アニメの流れが、少しずつ変わりつつあるようです。



■「中国版コミケ『魔都同人祭10』、日本のアニメ・漫画が人気!」

http://rocketnews24.com/2012/05/29/216290/

◆『月刊COMIC PANDA』日本の主要漫画配信プラットホーム9サイトから5月25日配信開始

それでは、2012年度第20回メールマガジンをお届けします。

よろしくお願いいたします。

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TOPIC

◆日中配信の電子漫画雑誌『月刊COMIC PANDA』、

日本の主要漫画配信プラットホーム9サイトから、525日に配信スタート!

◆中国人の購買意欲変化から、中国人が好む漫画を推察する!

◆メルマガ担当より

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◆日中配信の電子漫画雑誌『月刊COMIC PANDA』、日本の主要漫画配信プラットホーム9サイトから、525日に配信スタート!

先月26日に配信スタートしました業界初の日中創刊の

デジタルコミック誌、『月刊COMIC PANDA(日本版)』は、

これまでGoogle Play(旧Andoroid Market)とAPP Storeでの配信でしたが、

新たに、525日(金)から以下の9サイトからも配信スタートしました!

ドコモブックストア、紀伊國屋BookWebPlusGALAPAGOS STORE

セブンネットショッピング、BookPlaceBookLive!

Lismo Book StoreSonyReaderStore、楽天

※各書店 創刊号発売記念 特別価格「11円(税込)」で提供させていただきます。

※携帯・スマートフォンのほかにPCでも閲覧可能です。

※各書店での『月刊COMIC PANDA』の発売は、毎月・第4金曜日です

※ドコモブックストア配信につきましては、弊社配信準備・申請の関係上、

 予定日よりも遅れて配信スタートする可能性がございます。ご了承ください。

※記事にもなりました(アニメアニメ!)

http://www.animeanime.biz/all/125282/?ec3_listing=posts

また、『月刊COMIC PANDA』の2号がGoogle Playに続き、APP Storeでも配信がスタート!

さらに、中国簡体字に翻訳された『易動漫(中国版)』も、Google PlayAPP Store

で見られるようになっております。日本語版は「コミックパンダ」で、

中国簡体字版は「易動漫」で検索できますので、一度アクセスしてみてください!

※記事詳細は、弊社HPのニュースにもより詳しく掲載しております

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◆中国人の購買意欲変化から、中国人が好む漫画を推察する!

ワンピースのテーマパーク騒動で物議を醸しだしたことが記憶に新しいですが、

今日は少し、「中国人の購買意欲の変化」について記事にしてみました。

中国人の購買力は金額で日本人の3倍にも相当すると言われ、

銀座界隈では非日常的な「大量買いの中国人」は大歓迎され、

いつしか「金持ちセレブ」ともてはやされるようになった、

というのは、過去の話になってきたようです。

少なくともPANDA社がお会いする中国の方は、

食事や贈り物など、一部の見栄を張るところには

とことんお金を使いますが、基本的には財布のひもが固い方々です。

そもそも「大量(ドカ)買い」というのが不思議に感じていましたし、

日本のバブル期にアジアに悪名?をまき散らかした日本人がいたように、

中国の成金がひとときのアバンチュールを楽しみに来ているんだろう、

くらいに考えていました。

最初、「大量(ドカ)買いが消えた!?」的な記事をみたとき、

都市部バブル崩壊による景気の低迷?

日本ブランドの低下?

311の影響で来日客激減?

など、いろいろと想像をしてしまいましたが、その記事によると直接の影響は

「税関検査の厳格化」との見方が強まってきたとのことでした。

つまり、いままでの「ドカ買いの正体」は中国経済バブルの影響だけでなく、

税関当局による「お目こぼし」の免税措置が入っていたということです。

もう少し詳しく説明すると、「ドカ買い」は個人の財布の中身を使うのではなく、

「業務用」や「販売用」としての、単なる他人からの「一時預り金」を使った、

転売目的の仕入行為だったのでは、と予測されます。

この記事で中国人消費を議論するつもりはないのですが、

お伝えしたかったのは、中国人大半の方の気質は「商売人」ということ。

悪い意味ではなく、激しい競争社会で生き抜いていくため、

「見栄を張って目立つ」「出世のためにキャリアを磨く」「いい生活のためにお金を稼ぐ」

ということに真っ直ぐ向き合っている人たちということなんだと解釈しております。

もしかしたら、日本人以上に人間の本能に近いところに興味がある方々が

一定層以上いるかもしれない中国。この層をターゲットにした作品というのは、

当然興味を持って読まれると思われます(表現規制にさえ引っかからなければ)。

PANDA編集部でもこれらを踏まえながら、作品制作や作家発掘に

活かしていこうと考えております。ご参考までに。