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小布施視察


お盆休みを利用して、長野県小布施に家族で出かけた。

表向きは家族旅行だが、いつの間にか視察旅行になってしまうことを家族はよく知っている。


わが家の旅行は、父親の私が見たいところ、行きたいところが最優先。

それでも嫌な顔をしないで付いて来てくれる家族にはいつも感謝の気持ちでいっぱいである。

さて、今回の探訪地となった小布施であるが、北斎と栗の町として町ぐるみで整備が進み、

今や北信濃地域有数の観光地として認知度も高くなっている。

私が小布施に興味を持ったのは、『セーラが町にやってきた』という本がきっかけだった。


セーラが町にやってきた (日経ビジネス人文庫)/清野 由美
¥700
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この本は、桝一市村酒造場に採用されたセーラ・カミングスというアメリカ人女性が、
老舗酒蔵枡一市村酒造の活性化はもとより、
小布施のまちおこしに孤軍奮闘する日々を描いたルポである。

私が興味をそそられたのは、まちおこしという大事業が、突如現れた、
小布施に縁もゆかりもない外国人女性によって、その事業の方向性の舵が大きく変えられたことにある。

彼女の活躍をここで語りだしたらキリがないので省くが、間違いなく言えることは、
彼女には、このまちの魅力や財産がほかの誰よりもわかっていたと思う。

それは、信念といってもいいもの。

だからこそ、彼女は小布施の町おこしの中核となって働いたのだろう。

まちおこしは、一朝一夕にできるものではない。

そのまちを知り、内外に発信できる情報の価値を見極めることから始めなければならい。

たとえ、短期間でまちづくりの体裁が整ったとしても、それはハリボテに過ぎないのではないか。

観光客の目はまやかしを瞬時に喝破する。

まちおこしの成功例として語られる小布施であっても、油断すれば、まちの魅力は色褪せていく。

小布施は、あくまで“再訪したくなるまち”であって、通俗的な観光地にはならないでほしい。

やたら威勢のいい呼び掛けを連呼する土産物屋があったが、小布施のまちにはそぐわない。


こんな些細なことからも、まちの空気は変わっていくのである。



岡田新吾のブログ 岡田新吾のブログ





グランパスのポスター

今年は、名古屋グランパスエイトが好調だ。

リーグ初制覇も夢じゃない。


地元ファンとしては、ぜひこのまま頂点を極めてほしい。

今から10年以上も前になるが、名古屋グランパスエイトのポスター制作を

請け負ったことが一度だけある。

現在は監督のドラガン・ストイコビッチ氏が現役選手として活躍していた頃で、

ポスターには彼の雄姿が起用された。

華のある選手なので、下手な演出はいらない。


とにかく、ストイコビッチ氏が引き立つことだけを考えてデザインした。

スポーツ選手は、誰が何と言おうと、現役時代が最も輝いている。

つきつめれば、それはユニフォームの力だ。


スポーツの選手のユニフォームほど、オーラを感じさせるものはない。

それを実証する、こんな体験をしたことがある。

ある日、電車の中吊り広告で、名古屋グランパスエイトのポスターを目にしたのだが、
最初、ぜんぜん気づかなかった。


グランパス歴代最高のDFと讃えられるトーレス選手の写真が大きく扱われているのに、

誰だがわからなかったのだ。

なぜ気づかなかったのか。

答えは簡単だ。

トーレス選手がユニフォームを着ていなかったからである。
そのポスターの中のトーレス選手は、私服姿で微笑んでいた。

私は、この企画を提案したプランナーの気持ちを考えてみた。

「たまには、ユニフォームを脱いだ選手の素の姿をビジュアルに使いませんか。

選手だって一人の人間。きっと親近感を持ってもらえると思いますよ」

このデザインプランを通す立場だったら、おそらく私はこんな口説き文句で提案するだろう。

しかし、このアイデアプランには、やはり大きな落とし穴があったと言わざるを得ない。

職業柄、巷にあふれる広告物には、かなりの注意を払う私が、この中吊りを目の前にしながら、

長い時間、何の広告だかわからなかったのだから。

そこで、私が学んだこと。

『スポーツ選手からユニフォームを奪ってはいけない』

スポーツ選手にとってユニフォームとは、武士に置き換えると刀や鎧のようなものだ。

選手のユニフォームには、闘志、威厳、華が備わっている。
それを奪い取ったら、ただの人のいいお兄さん(お姉さん)になってしまう。

そういえば、読売クラブ(これも古い話で恐縮です)が全盛期の時代にレギュラーを

はっていた知人がこんなことを言っていたのを思いだした。

「ユニフォームを脱いだら、途端にモテなくなった」と。


実感こもってたなあ……。

ヘルシー弁当


岡田新吾のブログ-100810_1245401.jpg


ヘルシーなランチにしたいときに真っ先に頭に浮かぶ弁当がこれだ。

その名を「豆腐ロコモコ丼」という。

松坂屋名古屋本店の地下1Fにある「とうふや豆蔵」に買いに行く。
エビやカツが入ったものもあるが、私は迷わずコレを買う。税込630円なり。

白米の上に、豆腐ハンバーグ、豆腐、温泉たまご、コーン、サニーレタス、ミニトマトが

のっている。ハンバーグのつなぎに鶏肉も入っているらしいが、私にはわからない。

ロコモコ丼と名乗るだけあって、ソースもハワイ本場の正当派ロコモコに劣らず、

グレービーソース風の味付けだ。

このソースが、ご飯や豆腐にしみておいしい。
「豆腐ってこうじゃなきゃあ」って味がする。

提供するのは、「おとうふ工房いしかわ」という愛知県高浜市にある会社。
安心・安全のため、国内大豆しか使わない、その意気込みが嬉しい。

コーンの黄色とミニトマトの赤で、色合いにも工夫しているところがまたスバラシイ。


これは、単なるワガママだが、季節によって、色づけに添えられる野菜が変わると、
ひんぱんに利用している者にとっては、ちょっとしたサプライズになる。

夏の間の限定期間だけ、ミニトマトが、パイナップルの輪切りになるとか。

パイナップルを選んだ理由に深い意味はない。
名前(ロコモコ)のイメージから、単純にハワイの果物を連想しただけである。

「豆腐ロコモコ丼」。

あらためて、秀逸なネーミングだと思う。



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