6月の合同ランドセル展示会の記事の続きです。
(前回までの記事はこちら)
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そして今回は、
羽倉の手作りランドセルについてです。
展示会では出口側のブースに展示してあった羽倉。
わたしは全くのノーマークでして、聞いたことも無かった工房でした。なので、当然のように1番最後に見に行ったのです。
(ここまでフジタ➡︎萬勇鞄➡︎ノムラ➡︎林かばん➡︎村瀬鞄、と来て、羽倉で最後のつもりでした。)
所がどっこい。
ひとめ見てびっくり。
見て!このシルエット。
つるりん![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
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えっ、何だこれ???
他のと何が違うの??
と、一瞬戸惑って、気付きました。
鋲が無いのです。
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あまりのシンプルさに殆どわたしは一目惚れしてしまいました。
なんという思い切ったデザイン。
鋲が無いだけで既に度肝を抜かれていたんですが、このランドセル、更に言うとフチ(?)も無いんです。
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このように、切りっぱなしの裁断面をコバ塗り(コバ磨き)してあるそうなんです。革製のお財布なんかはよくコバ塗りしてあるけれど、ランドセルってー!
だから表面から見たとき、なーんにも無いように見えるんですね。すごい。
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カブセを開けるとこんな感じ。
多分、あえて持ち手を付けていないんだと思います。ランドセル本体から何も飛び出ていないからスッキリ。
写り悪くてよく分かりませんが、確か背あては薄いピンク色になっていたと思います。
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ただ、問題点としては、
中もシンプル。
内装こそチェック柄になっていますが、何ならこれすら要らなかったのでは?と個人的には思っています。無地の方が潔いとさえ思えます。
と、まあ私の感想はさておき。
羽倉のカタログや公式サイトから抜粋していきますと、⬇︎⬇︎⬇︎
やはりこの「鋲なしフラップ(かぶせ)」は特許を出願中との事で。羽倉オリジナルなんですね。
基本性能はこちら
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①ウィング背カン
②S字肩ベルト
③クッション背当て
④職人技のキザミ
⑤T字の芯材
⑥0番糸✖️ひし針
⑦耐久テスト済
⑧撥水加工
⑨反射材
⑩安全ナスカン
11、肩ベルト両側Dカン
12、ポーチポケットナスカン
13、A4フラットファイル対応
14、自動ロック
15、高機能繊維の内装
16、笹マチ付きポーチポケット
このように、
便利な機能はひと通り付いているようです。
何より圧巻なのはカラーバリエーションの多さ。
総牛革で32カラーです。
これがまた、どの色も本当に綺麗。何でこんなに発色が良いんだろうと不思議なくらい。実物は、見たら思わず触れたくなる美しさでした。
これは娘の希望の赤。⬇︎⬇︎
傷が付きにくいシボ加工も良いなと思ったけれど、このつるんとした生地を見てしまったらもうこの美しさの虜です。
そのぶん傷はつきやすそうだという事。
しつこく展示会の時の写真を載せますが、下の写真のように既に傷が付いてしまっていました。展示会初日の、始まってまだ1時間程度で、お客さんが試しに背負ってるだけで、です。
これは悩む。
この日、展示場で予約して購入すれば名入れ無料のサービスをしていたんですが、さすがに即決するほどの勇気はなくて。笑
だってまだ他にも良いランドセルがあるかも知れないし、このランドセルだって後から冷静に考えたら問題点もあるかも知れないし。
という事で、一旦帰って考え直すことに。
いや、わたしは一目惚れしたけれど、
娘は???って話よね。
そう、肝心の娘。
この場で背負ってるところをインスタントカメラで撮ってくれるサービスしててね、娘は初めてのインスタントカメラに大コーフンしちゃって。
たった今撮ってもらった写真が、、時間が経つごとにちょっとずつ自分の姿が写し出されてくるのを見て目をキラキラさせてました。
「わーすごーい!」
「これ!これー!!」
なんかもう違う意味でこのランドセルが気に入ってしまったようで、背負い心地やらデザイン云々なんてのは二の次って感じでした![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/063.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/063.png)
さて、そんな羽倉のランドセル、
1箇所だけ仕様の変更があるようです。
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ナスカンを支える皮ベルトにステッチが付いたそうですが、決して派手ではなく、上品な感じです。
展示会から帰宅して、色々調べたり考えたりしたんですが、どうもこの羽倉のランドセルってあんまり口コミが出てないんですよね。評判見てから決めようと思っていたので残念。
なんでなのかと思ったら、なんとなんと、
羽倉のランドセルって新ブランドだったんですね。
知らなかった。
去年から発売はしているらしいんだけど、去年のは試験販売的な?感じらしく。今年からランドセル業界に本格参入だそうです。
とはいえ、
国産鞄の70%を生産するという豊岡市。
そんな地域ブランドが満を持して「豊岡鞄」初の認定ランドセルを出してきたのだから期待は出来そう?????
わたしの気になる点は以下の2点。
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①傷がどの程度付くのか、目立つのか。
②コバ塗りしてあるフチの部分は6年間持つのか否か。
「エイジング牛革」を採用しているので、使えば使うほど牛革の風合いが変化して深みを増す、使い込むほど体に馴染む、との事なんだけど。恐らく傷すらも風味のひとつとしているのでは、という感じで。
そりゃ使ってれば多少はね、傷くらい付くだろうし良いんだけど、それがものすごーくガタガタに汚く見えてしまうのか、それとも使い込んだら良い味が出てくるのか、こればっかりは6年経ってみないとわからない。
だけどこの羽倉のランドセル、新規参入って事はまだ6年間使った人が1人もいない状況でしょ?迷うなあ〜。
それと「コバ塗り」の部分も同様で、6年後、どうなってる??って想像するとちょっと怖い。ここが削れて革が剥き出しでボロボロになってたらみっともないよねえ???どうしよう〜。
保証の点では、サブポケットに豊岡鞄の認定タグが縫い付けてある他、豊岡鞄の保証書、ランドセル工業会認定証も附属しているので安心出来そうではあるが。
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でも見た目だけはドンピシャでこれが良い!
どうする?わたし。
どうする?ムスメ〜!
そんな
羽倉の公式サイトはこちら
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2019年カタログ
娘のラン活記事はまだ続きますが、
合同展示会の記事はこれで最後になります。
長くなりましたが
読んでいただきありがとうございました。
(この展示会では、ここまでの4社以外に「ノムラ」、「林かばん」も来ていましたが、我が家はあまり深く見なかったもので、記事には致しません。)
次回は
「フィットちゃんランドセル 出張展示会」の予定。