先日の合同ランドセル展示会の話の続き。


展示会で見聞きしてきた情報や、帰ってからホームページで調べた内容などを忘れてしまう前にブログに載せておこうと思います。後々自分で見た時にランドセルの比較がしやすいように。



当日。

早速会場に入ってみたものの、中は人だらけでこんなんではゆっくり見るどころではないのかも…と、早々にやる気が半減タラー


でもね、せっかく来たんだからそうも言ってられないわけで。


順路に沿って歩くと、入口の目の前はカバンのフジタで、通路を挟んで萬勇鞄、そのままジグザグに進むとノムラ、林かばん、村瀬鞄、羽倉、で、その先が出口という感じ。


というわけで、

まずは入って目の前に展示してあったカバンのフジタのランドセルを見てみました。



今回はそのカバンのフジタのお話。



娘の希望は赤。

取り敢えず背負ってみよう!

うん、いい感じ。


ランドセル本体が赤で、
背中の部分は確か白、
たぶん糸はピンク。

ちょっと忘れてしまったけど
可愛い♡


ドリームラブというシリーズ。

クラリーノだから1150グラムと軽くて背負いやすそう。お値段も52000円なのでまあ普通ぐらい?



続いて隣に置いてあったランドセル。
ラブハートというシリーズ。


一応赤っぽく見えるけどチェリーだそうで、フチの部分はピンクです。

こちらもクラリーノで1150グラムぐらい。

ちょっと写真では見えてないけど、サイドの部分にスパンコールのハートモチーフが付いています。

飾り鋲もハート。
中のポケット部分の窓の切り抜きもハート型。

お値段は59000円。



と、いう感じで。


何も選ばず目の前にあったものをパッと背負って見ただけなので何とも言えないんですが、なんか可愛らしいね、という感想。


そんな事よりも、私にランドセルの知識が無さ過ぎてせっかくこだわりのランドセルだろうに分かってあげられずに申し訳ない。と思いつつ一旦は次のブースへ移って行ってしまったのだけど、ぐるっと他のランドセル屋さんを見て回った後に気になったのでもう一度戻って来ました。


最初は人の多さに圧倒されて、ゆっくり見るとかじっくり話を聞くとかそんな事全くせずに手当たり次第背負っただけだったので何が何だか分からなかったけど、2周目はスタッフさんにじっくり話を聞けました。



カバンのフジタ(リンク貼っておきます。)
「雪国生まれ フジタの手づくりランドセル」


いただいた2019年のカタログ。




雪国ならではの工夫、雪国ならではの知恵。
すべては子どものために。

という、職人さんたちの気持ちのこもった作りになっているそうです。


失礼ながら「どの辺が??」と聞いてみると、とても丁寧に、そして熱心に教えてくださって。なんというか、ほんとに良いランドセルなんだろうな、と感じました。


※ここからはホームページからがんがん画像お借りしていきます。カタログ貰ったから写真撮って載せてみたけどやっぱり見づらかったのですみませんm(_ _)m



まず本体の形。

よく見かける普通のランドセルの形を「学習院型」と言うらしいんだけど、こちらは「キューブ型」といって、ランドセルのヘリの部分がありません。

背中側の縫い代部分の出っ張りが左右1センチずつ無いので横幅が小さくなっていてスッキリ。小柄な女の子なんかには良さそう。今時のランドセルってどんどん巨大化してるから特に。


子供が自分の横幅より広いランドセル背負って歩くと、隣を通る車やら自転車やらにぶつかりやすくなってしまうからなるべく小さくしてあるのだとか。

雪国だと除雪した大量の雪を歩道側に全部積まれてしまうので、どうしても車道近くの狭いところを歩かねばならないらしく、少しでもぶつかるリスクを減らしたとか何とか。なるほどね〜。



だからと言ってランドセル自体が小さいわけではなく、A4フラットファイルもちゃんと入ります。何ならマチは12.5センチもあって、むしろ普通のランドセルより大きいぐらいで。


取り敢えずぜーんぶランドセルに詰めて、両手が空くように作ったそうです。両手塞がってるとき転んだら危ないからね。



その他のこだわりとしては、
⬇︎⬇︎⬇︎

①背当てはフィットカット

腰の部分の凹みに合わせて、下部に厚みを持たせた背当て。背中と腰の部分に隙間をなくして、重さを分散させるので軽く感じるそう。


②ふっくら天然牛革

本体がクラリーノだろうが何だろうが、全ての背当てと肩ベルト裏は牛革使用だそうで。やはり触れた時の感覚が人工ものとは違う感覚(ぬくもり)があるそうです。


③スーパーXベルト

肩ベルトの形状がアルファベットのXの形になっています。これで肩や胸にしっかりとフィットして、肩にだけかかってしまう重みを回避してくれるのだとか。





その他の工夫は、
⬇︎⬇︎⬇︎



④防水加工

雪国ですからね、防水は大事なんでしょう。
我が家の辺りは雪国ではありませんが、雨は降りますから防水はしてあるに越したことはありません。


⑤右側だけフック

右側通行なので、歩くたび揺れる給食袋やら体操着袋が通り過ぎ際に車や自転車などにぶつかったり引っかかったりしないためだそうです。


⑥小さいのに大容量の収納

これはさっきも書いた通り。
横幅もマチも広くて沢山入ります。


⑦ピカッとライン

暗くなると反射材が光ってくれるので暗くなっても存在が分かって危険を回避してくれます。360度どこかしらは光るようです。




その他の機能は、
⬇︎⬇︎⬇︎



⑧フリフリ背カン

本体と肩ベルトをつなぐ背カン。これが左右別々に動くから肩幅が広くなる高学年でも快適に背負えるそうです。


⑨鍵フック内蔵ラウンド型ポケット

鍵フックが内ポケットに内蔵され、ポケット自体はマチ付きなので収納力もあり、ラウンド型なので開けやすい。


⑩自動ロックで締め忘れなし

錠前を合わせると自動的にロックされます。
最近のランドセルってみんなこれ付いてて助かるね。


11、肩ベルトは付け根から約55センチ

8段階調整の肩ベルトれ長さも従来より6センチ長くしてあるので背が伸びても大丈夫。


12、6年間保証

小学校に通っている間ずっと、壊れても保証してくれるので安心!



という感じで。



これに最初説明した「キューブ型ランドセル」というのを合わせると、13箇所ものこだわりや工夫を感じられます。


そして何よりも、もう60年以上もかばん屋さんをしている歴史ある企業だそうですので、信頼もできそうです。


なんだかホームページから抜粋しまくったのでフジタカバンの回し者のような説明になってしまいましたが。笑



肝心の娘の感想はというと、
「うーん、わかんない!」って。

そっかー。
そうだよねー。

私としてはただひとつだけ、カブセのカバーの接続している部分がちょっと要らないなーと思った。
青い矢印の部分にカブセのつなぎ目があるの、見えますか?これってカバーだけが付け替え出来るようになってるのかと思ったら、出来ないそうです。こんなに出来そうな見た目なのに。笑

キューブ型だとこういう作りになってしまう?とか言ってたような言ってないような。ちょっと忘れてしまったけど。

これが無いとカブセが付かないのだから仕方ないのだろうけど、わたしとしてはここはもっとスッキリしている方が好みなんだよなー、と。ちょっとそこだけ残念。





さて、
気になる商品のラインナップは
⬇︎⬇︎⬇︎

カバンのフジタ

⬆︎⬆︎⬆︎

すみません。
シリーズ全部画像を載せようと思ってたんですが、思いのほか長くなってしまったので公式ホームページで確認してください。

というわけで。
この辺でカバンのフジタについての記事はおしまいにしたいと思います。



次回の記事は「萬勇鞄」の予定。




※追加(完売情報です)

7月1日現在、
既に人気のシリーズは完売が出ています。