決断コンサルタント 木村英一 の オフィシャルブログ -48ページ目

10月16日7:45AMの奇跡-11

こんにちは、マネジメントとコミュニケーションの
専門家、決断コンサルタントの木村英一です。

10月16日7:45AMの奇跡 目次はこちら

前回からの続きとなります


医師がいった

「○○だと、板橋の倍くらいかかるな。

 板橋だったらよかったんだけど、、、」

と。


妻がいった

「この洋服、義姉からもらった服なんです。

 お姉さんも、胎盤剥離になっちゃって・・・」


医師がいった

「え?御姉さまも?」

「いえ、血はつながってません。夫の姉が、、」

妻の言葉に、一瞬身を乗り出した医師だったが、

妻の答えを聴いて、おさまった


すると、

医師がおもむろに

「胎盤剥離は、結構多いんだよねぇうちは・・・」

妻「そうなんですかぁ?」


私「昨日無理したからなぁ」と言ってしまった

妻が医師に向かって

 「昨日は、下の子の運動会だったんですよ。

  でも、ずっと座ってたんですよ」と。

私「あの姿勢、無理しちゃったよなぁ」と、再びいって

しまった。

妻を責めるつもりは毛頭なかった。

寧ろ、いくのを止めさせておけばよかったと反省だった

でも、妻にしてみたら、酷な言葉だったろう


それを察してか、医師が私の言葉を遮るように

いった

「無理じゃない」

つづけて、

「胎盤剥離は原因不明なんだよね」

「原因不明なんですか?」と妻


「そうなんだよ。原因がわからなくって、なっちゃうんだよね」

と。

私は、自分の不用意な発言を後悔しつつ

黙ってきいた


妻が「今どの辺ですか?」

医師が、フロントグラスを覗き込むように

しながら、今の場所を妻に伝えていた


妻が理解したかどうかはわからないが、

医師は、「もうすぐだよ」といった


なんとなく、空気が緊迫してくる

中で、

医師がいった

「昔は、母体の命が助かればいいという

 病気だった」と


妻が、

「あ、またでてきた。これは溜まった

 血液なんですか?」


医師は、首を横にふりながら

「わからない、わからない」と


エコーをまた押しつける

相変わらず、子供の心音はしっかりしていた


そして、医師がいった

「子宮を摘出する場合もあるからね。」

と。

その言葉を聴いて、私は息をのんだ


病院の敷地に救急車がはいった


なんとなく見覚えがある風景

以前妻を迎えに何度かきた、妻の勤務先の病院だ


救急車の駐車を誘導する人の声がした


すぐにハッチが空いた


私は、大急ぎで、救急車から出て、降り立った


つづく

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木村英一

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10月16日7:45AMの奇跡-10

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前回からの続きとなります

再び、

医師から「バイタルは?」

と救急隊員に


救急隊員は、慌てて、

「自動でもいいですか?」


医師「なんでもいいから・・」

と、やりとり。


救急隊員が棚から、簡易な血圧計?

をだして、腕に装着して測る


救急隊員が読み上げると、

医師は慌てて、

妻のお腹にエコーを当てて

子供の心音を確認する


子供の心音は、しっかりしていた


3度出産にたちあったので、

お腹の子の心音の音とペースは

覚えている

素人ながらに、これまでと

同じことに安どした


その時は、なぜだか、緊急事態という

認識にならなかった


あまりの変化についていけない

感じ?だったのだろうか。。。今でもよく

わからない


救急車の中は、殺風景で、なにか

冷たい感じ


救急隊員は、男ばかり?の職場だから

仕方ないのか。。。

それにしても、無機質で、殺風景

命のぬくもりは感じない


なぜだか救急車はなかなか動かなかった


既に搬送先が決まったとのことだったのに、

乗って、数分たとうかというのに、

まだ動く気配はない


そんな中で、妻は、

「あ、、、」

という声


医師が「どうした?」

と顔を向けると、

「また(血が)でてきた」

と。


医師は再びエコーを当てる


妻がまた「あまた、、」

といったころ、


医師がいった

「すみません。あの、かなり大変な状態です」


救急隊員からは何の返答もなかったけど、

その直後、救急車がサイレンとともに

動き出す


「こんなに、、、揺れるんだ」

妻の顔がゆがんだ


医師が担架を支えるように、担架の

枠を掴んだ


私も、それに続いて枠を掴んだ


それでも、担架は、左右に揺れ

妻が、

「あ、、また」

つづく

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10月16日7:45AMの奇跡-9

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前回からの続きとなります


廊下で 出くわした助産師?に


「奥さんの靴をもっていってください」

これを聞いて、

こういうことは結構あるんだろう

と思った

私はうなづきながら、質問した


「車で来てるのですけど、車で
 
 言ったほうがいいですか?」


「車は後で取りに来てください

 救急車は、クリニックの目の前に

 きますから、

 そちらに回ってください!」


助産師は、手で、くるりと円を

描きながら、出口から、クリニック

の正面に回るように促した


私は、また多荷持を持ち上げて、

病室を覗いて、忘れ物をチェック


それから階段を下りた


クリニックの通用門から出ると、

目の前に、救急車


正面ではなく、側道に入ってきていた


ハッチが空いていて、

中をのぞくと、誰もいない


私は荷物全部抱えたまま、

正面にむかった


可動式の担架と、

側に救急隊員が2名


妻が調度、先ほどの黒い

大きな椅子?にのって

担架の側にやってきた


押してるのは、先ほどの

医師


院長は、後ろにたっていた


担架へ移ろうと、妻が

立ち上がると、、、よろよろ

と前につんのめりそうになった


椅子をちゃんと支えてなかった

らしい

この医師は、この扱いにも

慣れてなかった


車いすの事知ってれば、

椅子をしっかりもっているのは

当たり前だろうに、、、、


救急隊員が、慌てて

妻を支える


妻が自ら、担架に腰かけ、

仰向けになった


そこからは、手早く、

すぐに救急車の所にいくと、

可動式の担架は、

スルリと救急車の所定の

位置に



「ご家族の方ですか?」

「はい」

返事をすると、手招きされた


荷物を持ち上げて、

担架の脇のスペースに乗り込む


少ししてから、院長が走ってきた


「先生こちらの方がいいですよね」

と声をかけると、

院長は、

「そうだね」

といって、

私が、移動すると同時に

乗り込んできた


院長は、すぐに、エコーを取り出し、

ジェルをお腹に充てると、

子供の心音を確認した


子供の心音は、しっかり聞こえる


院長が救急隊員にいった

「バイタルは?」


救急隊員は、不意をつかれた

ようだった


つづく

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