移住について考える。
私は幼少の頃から親の仕事の関係で
引っ越しばかりしていました。
記憶にあるだけで8回。
そのせいか実家を出てからも
結婚するまで一か所にとどまっていることができず、
引っ越し7回。
20代の頃は仕事も落ち着かず
転職9回。
そんな私が
この飲食という仕事で独立してから16年も続いている。
結婚してからは一度も引っ越ししていない。
快挙だ!!!
16年間、義務感で継続させてきたが、
(もちろん楽しみながら)
50歳を目前として
何か違うことをしなくてはという想いが日に日に強くなってきています。
4月に「一般社団法人・日本発酵文化協会 」をたちあげてから、
東京以外の地方のことがやたら気になる。
発酵を通じての地域活性化が目的なのですが、
そういうことだけでもなく、
何かうずうずとしてくるものがあるのです。
もともと流れ者のような私は
このまま東京に住み続ける必要もなく、
移住先は沖縄か奄美大島と決めていた。
ところが、昨年の東日本大震災後は
南の島に移住する前に
日本人としてもっとするべきことがあるのではないかという
必要性を感じている。
最近、食や発酵を通じて
さまざまな地方の方とお会いする機会があります。
そしてそれぞれの地域で似たような悩みを抱えていることを
実感します。
これをどう解決していくのか
まだ定かではないのですが、
まずはご縁があれば現地に行って
自分の目で見て、現地の方の話をきくことから
始めようと思っています。
2週間程前のことですが、
長野県の諏訪郡原村へ行ってきました。
私の同級生の知人が
原村の村会議員だというご縁でご紹介いただき、
東京でお会いしたときに何か引き寄せられるものを感じました。
原村というと
別荘地でもあり、ペンションや小洒落たレストランもあり、
過疎地というより観光地というイメージでした。
実際に目で見てもそうでしたが、
この村が潤っているかどうかは別問題なんだそうです。
別荘地にある
景色が素晴らしいレストランでは、
原村の朝採れ野菜を使っての営業を目指していますが
マネージメントをする人とのやり方が折り合わず
メニューも内装も寂しいかんじでした。
牧場もあり、美味しい牛乳やチーズも作られています。
この辺りは無農薬で野菜を育てている畑も多く、
とにかく美味しい!
そしてびっくりしたのは、村中の畑がとても綺麗。
村全体で清潔にしていこうという想いが伝わってきます。
この日は素晴らしい夕焼けで心が洗われるようでした。
レポート記事を書くのが苦手なもんで
何も伝わらなくてすみません!
やはりどこの地域でも抱えている問題は
若者が村を出ていってしまって
美味しい食材が豊富なのに
それが村の中で消費するだけで終わってしまい、
それ以上に発展しないということです。
原村は観光客や別荘族を呼び込むことには
ある程度成功しているようですが、
住人が減っていき続ければ
先を見据えたこれ以上の発展は難しいでしょう。
この村では特に若い女性が少ないそうです。
いきなり移住は勇気がいると思うので、
まずは村の暮らし体験をしてみては如何でしょうか?
農業を体験しながら、村の住人とのコミュニケーションを深め、
仕事で村に行けない時期はかわりに野菜を育ててもらう。
土地はいくらでも余っているので、
マイ畑をキープすることができます。
車で30分も走れば町に出れるので
買い物にも困りません。
都会で毎日文句を言いながらOL生活を続け、
買い物や外食に明け暮れるのも楽しいけど、
違う土地に触れてみて、人生を考え直してみるのも
良いんじゃない?って思うのであります。
この日一緒に過ごした村会議員さんは
もともと千葉の方ですが、
原村の旦那さんと結婚して移住しました。
都会の生活もご存知だからこそ、
感じるものもたくさんあって
都会からの移住大歓迎という考えです。
デザイナーや作家さん等、移住されている方もいます。
都会でくすぶっている人をみると
なんでこの人は都会で仕事をすることに
そんなに固執しているのかと疑問を感じ、
おせっかいですが拠点を変えてみるのも
いいんじゃないの?って勝手に思ってしまうのです。
移住したいけれど、どうやって生活するの?
というのが一番の不安材料でしょう。
ところが私は
この村には雇用の可能性を強く感じました。
日本の未来のためにも
何度か通ってもっと追求していこうと考えています。
お店を始めたい!
日経BP社発行の「お店を始めたい!」
開業資金や開店エピソード等
これから「お店を始めたい!」
と夢を持っておられる方
とっても勉強になります。
20代の頃
「お店を始めたい!」という強い夢は
抱いてはいなかったものの
転職を繰り返し、自分探しばかりしていた私は
「アントレ」という雑誌をよく読んでいたことを
ふと思い出した。
その雑誌に登場している社長を見て
なんとなくかっこいいな~くらいは思っていたかもしれないが、
憧れとかそういう気持ちはなかったような気がする。
でもその雑誌を読んでいたということは
少なからず独立心はあったに違いないって
今になってふと思う。
ある会社の面接のとき
何の質問に対してかは忘れたが
「私には野心はありません。」
って答えたことがあった。
そのとき
「本当に野心のない人から野心という言葉は出てきませんよ。」
と返されたのを今でも覚えている。
その会社は12年間のサラリーマン生活
9回の転職の中で
唯一4年間も勤務した会社であり、
サラりーマン最後の会社となった。
最後の会社を辞めてから16年。
私は読む側から
インタビューを受ける側になっていた。
相変わらずのらりくらりとしている
私のインタビューは
「お店を始めたい!」って思っている方には
何の勉強にもならないが、
こんなかんじでも独立できるんだという
勇気に結びついていただければ幸いです。
三橋編集長、
お世話になりありがとうございました。
私にとって飲食店とは。
私は料理人ではありません。
経営のプロでもありません。
自分のお店が持ちたくて
夢いっぱいに独立したわけでもありません。
では、なぜ飲食店をやり続けるのか?
お客様の喜ぶ顔が見たいから?
借金を返済しなくてはならないから?
社員にお給料を支払う義務があるから?
美味しい料理とお酒が大好きだから?
半歩先の食探しをして食のトレンドを提案し続けたいから?
どれもこれも正しい理由です。
でも最近、飲食店をやり続ける意味が
やっと見えてきたような気がします。
私にとって、飲食店とは、
美味しいということが第一条件です。
どんなに内装が素敵でも
どんなにサービスが素晴らしくても
美味しくなければ、お金を出して外食する意味がないと
思っています。
腕の良い料理人は癖があったり、
面倒臭かったりするので、
料理人がいなくてもできる業態を
追求した時期もあったし、
自分で料理を作っていた時期もありました。
でも、やっぱり美味しい料理を
腕の良いプロが自信を持って提供することが
飲食店のあるべき姿だと思えるようになりました。
弊社イイコが運営する店舗の料理長は
みんなプロ意識が高いと私は信じています。
美味しいとか美味しくないとかは
味覚の違いもあるので、
一言では表せませんが、
自信のある料理を
自信のある状態で出すことが
プロなのではないかと・・・・
そして、それは決して自己満足ではなく
お客様の立場にたつことも絶対的に大切です。
先日、感動的な出来事がありました。
私の両親が8月8日にオープンした
麻布十番の「ナポレオンフィッシュ」に
来てくれたときのこと。
父は80歳ですが、極めて健康で
肉だろうが、揚げものだろうが、
バクバク食べます。
案の定
「中華なのに全然もたれなくて美味しかった~」
と言ってびっくりするくらい
バクバク食べて大満足でした。
ところが、後で料理長にきいたら
「一度揚げたものを洗って油を落としてから再度炒める」
というような技を使っていたらしい。
年配のお客様にはそういった配慮をしているらしい。
お客様の趣味・嗜好に合わせるのは
飲食店としては必ずしも良いことだとは思いませんが、
お客様の身体のことを労わって
言わなければわからない配慮をこっそりするって
なかなか憎い!
マニュアル通りではなく、
経験とプライドとお客様の立場にたった
プロとしての配慮だと思いました。
「ナポレオンフィッシュ」にしても
「月世界」にしても
「豆種菌」にしても
「中村玄」にしても
こういったプロ意識を持った料理長を尊敬します。
いずれは独立していくかもしれない彼らを応援し、
彼らの腕を活かせる舞台や仕組みを作ることが
私の役割だと思っています。
どんな仕事でもそうですが
仕事というものは一人では成り立ちません。
仲間や社員から学び、尊敬し、応援する。
こういった感覚は
決して創業当時はありませんでした。
料理人ではなく、経営のプロでもなく、
単なる美味しい物好き、酒好きOLだったからこそ
そして15年間流れに逆らわず
飲食店を続けてきたからこそ
気づいた感覚なんです。
このような尊敬する料理人がいる限り
私は飲食店を続けていくつもりです。
という私の独り言を最後まで
読んでいただいてありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方に
朗報です!
こんな素晴らしい料理長がいる
麻布十番の「ナポレオンフィッシュ」では
10月末日まで
店にあるボトルワイン全て半額です。
3000円代~30000円代のワイン全てです。
原価切っっちゃってるものもあります。
発酵中華とか少数民族料理とか
ナポレオンフィッシュとかいっても
体験しないとわからないと思いますので、
是非、この機会にご来店ください。
ナポレオンフィッシュ
東京都港区麻布十番1-6-7 FIプラザ2階
03-3479-6687
http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13145306/






