未来世紀ブラジル | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

シネパス30/48本目『未来世紀ブラジル』
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2014年11月 @ 加古川イオンシネマ


まさに理想的な映画の在り方。と言うか、映画監督としての究極の(悪)夢ですよね。
まぁ。よく、このヴィジュアル、ストーリーを破綻せずに纏め上げたものだ。


徹底しつつも空虚な管理社会、格差社会、生や美への執着etc.現代の映し鏡であり、未来への警鐘である。って意味からも正しくSF映画で、しかも、ここでの書類や管理の薄っぺらい権威との戦いはギリアム自身の姿であろう。


度々言及されるエンディング。
確かにクドい(笑)んだけど、これは映画をズタズタに引き裂く諸々との戦いの軌跡とも取れる。か?


まぁ、ヴィジュアルが隅から端まで素晴らしい!
“ダクトパンク”とでも命名したい、張り巡らされた“ネット以前”の未来感のゴツゴツしつつもキッチュな感触は堪らん! 


『ムード・インディゴ』とも近いなぁー。

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アナログテイスト満載の未来感。
八方塞がりな箱庭ロマンス。


ギリアムは、好きでありつつも、結構煮え切れなさ残る側面あるんだけど、今作に関しては改めて言う迄もなく、歴史的傑作であろう。