アシュラ | Electronic Dolphin Eats Noise

Electronic Dolphin Eats Noise

空論上の九龍城

秋のインド映画祭
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『アシュラ』
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2014年11月 @ 元町映画館


何て地獄曼陀羅!
ひっさびさに再会したけど、前回が家での鑑賞だったが故か、記憶とは桁違いの再衝撃に腰抜かす。
何故これが埋れっぱなしなんだ?

 

DVD発売時のタイトル(ですよね?)『地獄曼陀羅アシュラ』の方が記憶にしっくりとフィットする訳ですが、地獄で、曼陀羅で、アシュラな、強烈にイメージを喚起する邦題が、全く以って大袈裟でも誇張でも何でもなく、寧ろ言い足りてねぇよ!なのだ。 


勿論一般的にイメージされるインド映画な要素もあるんですが、今作に於いてはそれらは、ちょっと心身の疲労を回復させる休息所的なもので(あの泥棒オネエ三人組共々)、あとは何の因果か…な三時間の地獄曼陀羅が繰り広げられるのみ。 


ジックリコトコト、復讐譚へと至る怒りは、スクリーンでこそ、その煮詰まりをその身体で以って受け止められるのだ!しかも、今日の元映、爆音(気味)上映やったわ!強烈!

 

しかし、大画面で観るとそのカメラの構図や照明、音楽のインサート、更には主人公シヴァーニーの立ち姿の相乗効果の相当に作り込まれてるのに唸り、そして痺れる!
某有名女囚物邦画なんかへのオマージュもあるんだろうな。 


シヴァーニーがいよいよ復讐の女神と化して、顔つきが変わり目がもう突き抜けちゃってさ、そっからはずーっとゾクゾクしっぱなし!出所日に屋上で町を見下ろして語る画とか!
義理の兄のとこへ来た時の黒装束!あそこで流れる曲のインサートのタイミング! 

あの悪徳警官と小屋で殺り合うシークェンスのカメラの動きとか堪らん!
でも、そこでのカタルシスで終わらないのが本作の凄み。 

後半のやるせなさの畳み掛けには真底戦慄を覚えた。


しかし、サントラ欲しいなあ。
後半の義兄へ復讐するシーンで爆発するあの曲のかっちょ良さときたら…

ジックリコトコトから大爆発する映画の展開はGY!BEみたいだったぞっ!