2010年2月のmixiでのレポート。
@ BREEZE BREEZE内のサンケイホールブリーゼ。
若干早めに着いてたので建物内を散策。
うんで、丁度良い時間に会場へと。
想像以上に小さなホールでした。黒一色の異色の場内が新鮮でしたが、この小ささは凄く寛げる。欲を言えば席の間隔をもうちょっと取って欲しかったけど。
しかし年齢層が高い!お洒落でないリアルな眼鏡が多い(笑)!
考えてみれば当然なんだけど、近年の彼女の音楽性にもっと若い層が雪崩れ込んで来てるもんだと思ってた。
まぁ、昔からのファンにずっと支えられてる部分も彼女の強みなんだしね。
舞台上には楽器類の他にはハリボテの馬があるだけで意外な程質素。
旦那様がアート全般を手掛けてるんだからもうちょっと凝った感じを想像してたんだけどなー
そんな色々な想いもライヴが始まれば途端に消えたけどね。
ステージ背面のスクリーンを巧に利用してのアナログ・テイストの緩やかなオープニングで一気に別世界へと。
バンドの演奏が始まった2曲目から一気にテンションは上がりました。
バンドのメンバーが凄いのよ。
近年の知世さんの音楽面での良き理解者であります伊藤ゴローさんをギター&バンマスに、ドラムが千住宗臣さんでベースがクラムボンのミト。あとキーボードでuc/miiの梅林太郎くん(イケメン!)にヴァイオリンで伊藤彩さん。
リズム隊がバケモンだな~。まさか知世さんのライヴでここまでのリズム隊を堪能できるとは思わなかった。千住さんの男気たっぷりのドラムと縦横無尽に変化するミトのベースの絡みは絶品。ミトって本当天才だな!
伊藤さんの可憐さと狂気を行き来するヴァイオリンの調べは空間を華やかに彩ったり、瞬時に切り裂いたり。
そして梅林くんやゴローさんはそんなバケモノたちを丁寧且つ強固に結び付ける役割を担っていた。
そんな強力なバンドに全く食われる事無く、しかもバックに従えずに対等に渡り合う様に手懐ける。そんな知世さんが一番凄いんだけどね。
当然新作『eyja』の楽曲が中心で…
この『eyja』は、前作『music & me』で、シンガーからミュージシャンへと大きく踏み切った彼女が、pupaでの経験を経て、いよいよアーティストへと辿り着いたかの様な傑作である。
北欧の地で凡ゆる喧騒から逃れ、エレクロトニカを媒介とし、時空の呪縛から遠く、まるで御伽噺の様な音を紡いだ今作。
その作り込まれた、“強靭な繊細さと残酷なまでの人智を超えた美”の絡み合う世界観は見事なまでにライヴでも再現(いや、更に世界観は広がっていた)されていて、正直アルバム全楽曲をやって欲しかったのですが、“大したお金や技術を掛けないでもアイデア次第でこんな事もできちゃう”的な舞台演出の魅力も込みでそれはもう・・・泣きそうだった!実際2曲目で涙腺ウルウル来てたもん。
知世さんはひたすら可愛かった。けど、それだけでない凄まじいまでのアーティストとして拘り、そしてエンターティーナーとしての意地を魅させてもらいました。
出だしのシックな装い、中盤からのまさに天使なヴィジュアル、そしてアンコールでのラフなスタイル。どれもラヴリー

様々なアクション(躍ってくれたし!)や、ちょっとした朗読とか舞台に置いてたテーブル上の飲み物を飲む仕草とか、アコギやタンバリンを奏でてみたりとかetc.
機材上のトラブルにも動じず、着地点を定めない共演者泣かせなMCも流石の芸歴だな。
勿論歌声の魅力は言わずもがなです。
昔の曲も結構やってくれたんですよ!
教授の提供した「リセエンヌ」や大貫さんの提供した「地下鉄のザジ」とか古いファンには堪らんかったんじゃないかな?実際場の盛り上がりはマックスでした。
私等の世代には「ロマンス」が嬉しかったです。
アンコールは何と3回も!!!
流石に3回目のアンコールは欲張り過ぎじゃないかと冷や冷やしたけど・・・でも「時をかける少女」やってくれたしね!
しかし、あんなにも凡ゆる重力から解き放たれた人がこの世に存在するものなのか…
80年代の角川映画時代から、90年代のお洒落なシンガーへと、あれ程の経験を重ねながらも、此処迄透明に削ぎ落とされた彼女…まさに!



