鹿児島で食器作家として活動されているfuqugiさんはミュージシャンでもある。
彼の名盤『gransofa+nightingale』
2009年11月のmixiでのレヴュー。
様々なエゴイスティックな感情に支配された音楽が幅を利かせるシーンの中で、確りと根を張りひっそりと育つFUQUGI(とは沖縄に育つ植物の名とか)。
今作は初のフルレングス・アルバム。
4年にも亘ってほぼエレキ・ギター1本で紡がれた15の音の結晶。
そこには溢れんばかりの想いと、揺ぎ無い感性が隅々にまで行き渡っている。
まさに子供が描く様々な邪念に犯される直前の無垢なる絵画。
もしくは無秩序に育っている様でその先端まで自然の法則に則っている植物や鉱物。
いや、そんな風に何かを引き合いに出すのも勿体無い程に、音を出す行為の悦びがこちらにも伝わってくるのだ。
音楽家にとっても音楽ファンにとってもこれ以上の快楽はないだろう。
自ら手掛けたアートワークやノンパッケージ時代に逆行する凝った作りも秀逸。
