
※応接室?にあった昔の紙箱。いーなー♪
さて前回の続き、いよいよ酒蔵に突入です!
[前回はこちら]
でもその前に!
花巴・・・
皆様はこの酒に何を思い描くでしょう。
濃醇でどっしりした飲み心地。
お燗につけた時の活き活きとした旨み。
魚料理よか肉料理と相性が良い!
味があるのにキレも良い。
などなど。
これ全て酸の在り方がなせるワザ、なんです。
通常の酒造りでは到底考えられない酸生成の多さ、
そしてその酸のタイプの多彩さから産まれます。
「酸」と聞くと「すっぱい」と
連想しがちですが、そうではありません。
一例を挙げると、日本酒の旨み成分の多くは
コハク酸と呼ばれる酸。
突然ですが、ワタクシの大好物でもある、
焼き蛤を思い浮かべてみてください。
あの噛み締めるほどにジュワーっと
旨みが溢れる焼き蛤♪ハアハア(・∀・)
コハク酸はあの蛤の旨み成分と同様なのです。
もちろんそれだけでなく
飲み心地をふわっと軽く感じさせる酸、
あとくちのキレを良くする酸、などなど。

※せんとくんだってオススメしちゃう。非売品(笑)
様々な酸がたくさん共存しあって
豊かで複雑な味わいを持った酒。
これが花巴と言えるでしょう。
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・・・さて本題(^^;
到着後、さっそく造りの最中である蔵の見学へ♪
蔵内にはPt.1でもお話した林業の町、
吉野杉の一大産地である
地の利を生かした工夫が!

例えば洗米にこんな杉の箱を用いて
お米の水切りを良くしていたり、

※心臓部、麹室です!

※入った瞬間、全員の眼鏡が曇りました(笑)
蔵の心臓部である麹室では、
こんな驚くべき事実が発覚!

これ麹室から湿気を逃がす煙突なんですが、
ピッタリと閉じられています!?
通常の吟醸造りでは、ありすぎる
湿気を嫌うのですが、ココ花巴では
麹室内の壁・床に張り巡らせた吉野杉が
適度に呼吸をする為、むしろ煙突は使わず、
しっかり元気な総ハゼ込麹を
作ることが出来るそう。
どうやらこの辺りが酸をしっかりと
生成する酒造りのヒミツですね☆
更に湿気が足りない時は床にジョウロで
水を撒くんだって?!
そんなの初めて聞きました。すごい(笑)

※案外固めの仕上がりでした。食べてみたら(笑)
仕込み桶に移動♪

※いーか、押すなよ、ぜーたい、押すなよ!(笑)

※タンク毎にホント香りが違うのよ。
花巴では濃醇な山廃仕込や
いにしえの酒造り、菩提もと仕込
も行っています。
いや、むしろそちらに特徴があるかな?

そして吉野杉の木桶を用いた試験醸造酒も
今年から発売されます!
蔵見学を終えて試飲タイム!

・・・仕事ですから(笑)

ええ、仕事ですから(笑)
ということで、ぜーんぶの中から
気に入った秘蔵の限定酒数種類を
酒の大桝にて近日発売予定!
また酒の大桝雷門店では
その秘蔵の限定酒を4月の特集として
皆様にお楽しみいただけるよう計画中です♪
またご連絡しますね~♪
お楽しみに!

※お母様がまた良い人(涙) ありがとうございました!