心理学の本を読むと、子どもに言わないほうがいい言葉、いわば呪いの言葉が出てきます。
最近は一般的にも知られるようになってきましたね。
その典型である「早くしなさい」を言い続けると、子どものグズな行動は治らないどころか強化されてしまいます。
このように、かけられた言葉によって、それが実現してしまう皮肉な結果になるわけですね。
羊も、孫羊が英語学童にいかない日は家で面倒を見るわけですが、彼女には母親から日課が与えられています。
問題集のプリントと算数・英語のアプリ、ピアノのおけいこ。
帰宅すると着替えて、おやつを食べます。
おやつの間は好きなテレビを見ていいことになっているので、Netflixのキッズを見るのですが、おやつをダラダラと食べてなるべく長く見ようとします。
そこで「早くしなよ」と言いたくなるところですがそうならないようおやつ前に、「何分から勉強する?」と聞きます。
すると時間を言うので、おやつを食べさせます。
本人が言った時間になったら「○時○分だよ」と時間を告げます。
すると、自分で時間を言った手前、「プリントをやりなさい」と言わなくても、おやつを終わりにして勉強を始めます。
次はアプリですが、学習用であってもアプリは楽しいので、ピアノをなかなかやらずにアプリを続けがちなのです。
これもアプリをやっている間に、「何時からピアノをする?」と尋ねて同じようにします。
こうすると、「早くしなさい」という呪いの言葉を使わずに、母親の帰宅前に日課を終えることができます。
やることをやったら、自由時間になるので、最近は全部を早く終わらせたほうが自分的にもいいとわかったようで、孫羊の行動をコントロールする必要がなくなってきました。
こうして習慣化してしまえば、あとは勝手に動いてくれます。
お互いの精神衛生上もいいですよね。(羊)