親が勉強の面倒を見過ぎると、待ちの姿勢ができてしまう | e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

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長年小学生に学習指導した経験を皆さんにお伝えしたくて、小学生の勉強の悩みや家庭学習、集中力・やる気スイッチの入れ方等書いています。
ブログの内容を実践して子ども2人が東大卒業しました。

算数の文章問題を教えているのだけれど、きっかけを与えられるまで待ちの姿勢でいて、自分から問題を解こうとしない生徒がいる。これは典型的な親が子どもの勉強の面倒を見すぎているパターン

プロ家庭教師の先生から聞きました。

このタイプの生徒は勉強のし始め、例えば小学校1年生の時に宿題をやるのに気が散ってばかりいて、
「ほら、ここ」とその都度注目させてやらせていた子が陥りやすい状態というのです。

注意が散漫になる→親が注意をして集中させる→1問終わると注意が散漫になる

この繰り返しをしていると、パブロフの犬よろしく、きっかけを与えないと問題を解き始められない条件反射ができてしまうわけです。

そのため「ではこれをやりましょう」と問題に向き合った時に、アイドリングに入ってしまいきっかけ待ち状態になります。

特にママが家事をしていて、その合間合間に子どもの前にやってきて、トリガーをかけるスタイルが最悪だそうです。

これを何年かやってしまうと大変です。

独力で勉強できない子どもになってしまいます。

するとたとえ個人教授を受けたとしても、先生に指示された時しか勉強せず、勉強がはかどらず成績向上が望めません。

家で勉強をさせる時は、砂時計などを用意して時間の経過を目に見えるようにし「これが落ちるまでに、この問題まで終わらそう」と目標を示してやらせるようにして、つきっきりはよしたほうがいいですね。

先の先生は、6年間教えても先の状態から抜けられず、全く成績が上がらない生徒が過去にいたと言っていました。(羊)

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