これは
造作家具、建具、一般大工工事に関わることですが、

尺貫法ですと一尺は約300mm、
一寸は約30mm、一分は約3mmになります。

家具や建具の寸法もこれに習っています。

例えば鴨居(上枠)の高さは下から5尺8寸(7寸)とか、畳の厚さは2寸(約60mm)、

建具枠の溝(シマ)の寸法は手前から3寸(9mm)、ミゾは7寸(21mm)という具合に
なにかと3の倍数に基づいています。

最近では建具の鴨居(上枠)の高さは2,000mmになっていますが
これも建材が同じように長さが6尺(1,800)から7尺(2,100)に変わってきたということですから
方立て(縦枠)の長さを2,100以下にする必要があるということです。

障子にしても組子の幅は12mmが標準で努力して9mm、
腕に自信がある職人さんには6mm、3mmでの作業を依頼します。

これら3の倍数を意識すると
家具や建具の枠の図面をスムーズに書けるようになります。

現場においても大工さんと話が合うようになってきますよ。

家具を作る際も
例えば20mmの厚さの板を止める時には約3倍のビスが必要といった具合に
なにかと3の倍数が基準になります。

あげたらキリがありません(^_^;)


ですから
身の回りにあるものはよくよく注意してみると3の倍数になっているものが
多いことに気がつきますよ(^-^)







Source: リンク元 via Takako Mori on Pinterest