姉がインターホンを取ると・・・


「○>□※!&<△#~」

と叫んでいる。


ご近所さんもいるのに、ほんとに迷惑なヤツだ・・・

この時ばかりは、さすがの私もそう思った。


姉は恐る恐る、玄関まで出て行こうとした。


その時、幼馴染は

「姉! なにかあったら多きい声でオレを呼べ!」


なんだ? なんなんだ?この緊張感は?

空気が緊張感につつまれていた。


その緊張感で、私は怖くて部屋に居た。

また、あの鬼のような形相をしている夫の顔が脳裏をよぎるのだ。


姉は玄関に行き、ドアを開けたとたん・・・


夫は

「もう帰ってくるな!と言っておけ!」

「もう離婚するからなっ!」


と怒鳴られたらしい。


姉もさっきまでの怒りモードを抑えつつ、


姉 「そんな大事な話しを人の家の玄関でする事じゃないでしょ」

「ちょっと冷静に話しましょ」


夫 「何を話しするんじゃ! オレが離婚と言ったら離婚なんじゃ!」

   

そう言い捨てて車に乗り込もうとした夫を姉は追いかけて話しをしようと

したらしい。


そのとき部屋にいた私と幼馴染は夫が大声で怒鳴っているのが聞こえた。

すぐさま幼馴染は

「ちょっと見て来る」と言って出て行った。


私も心配になってすぐ後を追いかけた。

幼馴染は玄関から夫の元に歩きながら

「何大きい声を出してるの?」と声をかけた。



幼馴染が声をかけると、夫は

ビクッ!としたように、こちらを見て大声を出さなくなった。


幼馴染は夫より年上で、私の両親とも懇意にしている事を

知っていた。

なので、夫はきっと「マズイ!」と瞬間的に思ったのだと思う。


幼馴染は、夫のその姿を見てすぐに私と家の中に引き返した。


部屋に戻ると

「気の小さいヤツだな。 後は姉にまかせておけ。」

と言っていた。


ほどなくすると、姉が家に入ってきた。

「何て言っていた?」と姉に向かって聞くと


またもや・・・ 


姉の怒りモードに・・・・


スイッチが入っていた・・・


ひゃ~・・・・

姉と幼馴染と私は、この出来事について話していた。


姉も幼馴染も

「よく考えなさい。この先こんなに怒鳴られたりしていれば

リナが傷つくのは目に見えてるよ」

と言われた。


でも、私の中では

「そうだよね。」

と言いつつはっきりとした決め手がなかったのだ。

モラルハラスメントなど知らなかったから・・・


この時は、

「今はこんな人だけど、きっと変わると思う」などと

今から思えば、はかない希望を抱いていた。


今にして思えば、この時に離婚すればよかったのだ。

みんなの冷静な意見を受け止めておけばよかった。

傷が深くなる前に・・・

1年半で離婚しても2ヶ月で離婚しても、どっちにしても離婚には変わらないのだ。

2ヶ月で離婚したほうが、まわりの人は


「何かあったのかな?」


と思ってくれたかもしれない・・


でも、この時の私の心の中は・・・


「こんな短期間で離婚するなんて、まわりからは何て言われるだろう・・・」

と離婚したら自分がダメな人間に見られるような気がして・・・


すでに罪悪感がうえつけられていたのかも知れない。

たぶん、みんなそういう感情になるのは間違いない。


今は言える。

離婚なんかで私の価値が決まる訳じゃない。

結婚している時より、堂々と生きている。


皆から言われることは・・・


「リナ、本当に離婚してよかったね。

リナらしさが戻ったよ。」


これは、職場の人、取引先の人からも言われた。

私の知らない所で上司や取引先の人が言っていたらしい。


そして・・・・

皆が言うのは、

「結婚生活の時のリナは、いつも疲れてる!って顔していたよ」と・・・


なので、周りの人は、よほど生活が大変なんだな・・・

と思っていたらしい・・・






そんな時・・・


「ピンポ~ン」


玄関のベルが鳴った。

いっせいに3人顔を見合わせて言った。


「来たっ!」


この時すでに11時だった。

こんな時間に来る人間なんて・・・・

そう・・アイツしかいない!


まさか・・・本当に来るなんて・・・

夫の行動は、みんなが信じられない・・・と思った。

ふと姉を見ると・・・ ひゃ~


今度は姉が怒りモードになっていた。



携帯電話を持ちながら、姉の怒りモードが炸裂した。


「アンタ、いつもあんな風に怒鳴られているの?

なんなの?アレっ! 頭イカレてるんじゃないの?

普通、私が電話に出てるのがわかった時点で怒鳴ったりするのを

ヤメルでしょ。 ずっと怒鳴っているし・・・信じられない・・・

人間じゃないわよ!」


姉ほんとうに信じられないと言った表情で言っていた。


姉の「人間じゃないわよ!」の言葉には

私もちょっぴり笑ってしまった。


もっとも、この時は変な人・怖い人としか思っていなかった。

まだ、モラルハラスメントという言葉など知りもしなかったから・・・ 


まさに「人間じゃないわよ!」の言葉しか思いつかなかったのだ。


その時、幼馴染が何が起きたの?と聞いてきた。


私と姉は、昨日からの出来事・今日の出来事・今電話で

怒鳴られた事など話しした。


幼馴染は

「人間、ハラが立つ時はあると思うけど、それって普通じゃ

ないと思うよ。 お前の話し半分に聞いてもおかしいと思うよ。 

男だからってそんな事でハラを立ててもいいって理由にならないぞ。

まず、どんな理由であれ姉に怒鳴っている時点でリナの旦那さんは

あんまり常識がないように思える。

リナ、よく考えた方がいいぞ。

もう帰って来るなと言われたんだったら、離婚を踏まえてよく考えてみたほうがいい。」


と言われた。


姉も同意見だった。


「あんなに怒鳴る人と何十年も一緒の生活なんて無理よ!」

「見境がない人間は怖いわよ。普通じゃないんだから」

「私たちは怒鳴られたりして育ってないんだから・・お姉ちゃんには無理!」

「籍入れただけで式を挙げてないんだし、離婚してもそんなにわからないって」


「よく考えなさい。 しかし、あの人背も高いから立って目の前で怒鳴られたら怖いわ~」

「電話でよかった~」

と言っていた。


この時、姉の旦那さまは夜のお仕事しているので家にはいなかった。


姉は続けて、


「パパがいないから、怖いわ~。 幼馴染がいるだけでも心強いわ~」

「アイツ (すでに姉の口から○○さんからアイツに変わっていた) 家に来たらどうする~」

と冗談ぽく言っていた。


幼馴染は

「それはないでしょ。 姉に怒鳴ってたんだし冷静になったら

普通はバツが悪くて来れないと思うよ」

と言っていた。


私も、「来ないよ。結構、気が小さいところあるし・・」と

思っていた・・・がっ!


私たちの読みは甘かった。

だって普通の人間じゃなかったんだもん。


姉の冗談がホントになるとは・・・


その30分後に

普通の人間には考えられない行動に出るとは、


よもや・・・・・

私たちには想像もつかなかった。


電話を切ってすぐに夫からの着信音がなった。


怖くて出れない・・・


そんな私の姿をみた姉が、電話にでた。

姉 「もしもし・・・○○さん?」


夫は電話に出たのが姉だと判断つかないぐらい、興奮していたのだろう。

電話で姉に向かって怒鳴り続けていた。

姉はアセッて

姉 「もしもし? ○○さん? 私よ。お姉ちゃんよ。」

と何回か言わないとわからないくらいの状況だった。


夫 「もう、家に帰ってこなくていいと言ってください。」

かなり興奮して言っている。携帯から声が漏れていたのだ。


姉 「○○さんが怒って、昨日も帰ってこなかったから、妹もどうしていいか、わからなくて

   それで、家にきていたのよ。 相談しに来ていたの。」

夫 「わかったから、もう帰ってくるなと言っておけっ!」

   「○△#☆$&○△#☆$&・・・・!!!!」

後は興奮しすぎているらしく、何を言っているのか姉も聞き取れなかった。


しきりに姉は


「○○さん 落ち着いて。 話しを聞いて。 落ち着いて」


と繰り返していた。

繰り返している間に、夫は電話を切ってしまった。

ブチッ!   ツ~ツ~


姉は半分笑いながら携帯電話を見て

「切れちゃった・・・」と言った。


完全にこの時の夫は壊れていたのだろう。

私は、ただ泣くしかなかった。

結婚生活で、なんでこんなに悲しい思いをしないと

いけないんだろう・・

「家に帰ってこなくていい」と、

夫に否定された現実が心に突き刺さった。

その悲しさで泣いている私の横で、姉は・・・

姉?・・・ふと見ると・・・

(きっと姉の中では怒鳴られた事をびっくりするよりも・・・・)

ふと姉を見ると・・・・ひゃ~

姉の方が・・・・怒りモードにスイッチが入っていた。

{ここで、皆様に姉の事を少し紹介。}

はっきり言って、姉は女王様だ。 

しかし曲がったことが大っ嫌い。

姉の格言は「我が人生に悔いなし」だ。

この言葉は離婚の時に助けられた。

但し・・・付け加えがある。

「我が人生に悔いなし」の後には・・・

「人には迷惑かけたけど・・・」だ。

こんな姉だが、家族・友達はこよなく大事にするのだ。

女王姉。 この名は彼女にぴったりだ。

しかし、私はこの姉に今までずいぶん助けられて来た。

そして、この離婚が片付くまで心強い味方だったのはいうまでもない。

どうして、この人はこんなに気を使わないといけないのだろう??


この時、私は心の隅でそんな風に考えていた。


そして、友達もすぐに帰ってしまい、私は部屋で一人考えていた。


夫は怒っている。

私はどうすればいいのだろう?

どうしたら許してくれるのだろう?


モヤモヤした気持ちを引きずりながら、意を決して夫の携帯に電話をしてみた。

出ない・・・・


自然と涙が出てきた。もう自分でどうしていいかわからかった。

そんな時、姉から電話があった。


「昨日大丈夫だった?」

姉の声を聞いたとたん、涙が溢れた。


「大丈夫?」心配してくれる姉に、自分がどうしていいかわからないと言った。


もともと私は性格が明るくて、今までそんな風に泣いた姿を見た事がない

姉はびっくりしたのだと思う。


姉に「今日も旦那が帰って来ないのなら、こっちの家においで」と言われ

私も一人で家に居れる心境ではなかったので、姉の家に行った。


姉に昨日夫が帰って来なかったこと、コンビニのお弁当を食べて出て行ったことなど

話した。


姉は


「信じられない。人がご飯を作って待っているのに、これ見よがしにコンビに弁当って!」


と夫の行動に信じられない様子で言っていた。


私はどうしたらいいかな~など相談をしていた。

そんな話しをしていたら、幼馴染の男友達が姉の家に遊びにきた。

そんな時、夫から電話が鳴った。

どうしよう・・・とオロオロしている私をみて、姉が早く出なさいと言った。

幼馴染は何があったのかわからず、私を見ていた。


私  「もしもし?」


夫 「何処にいる?」 怒っている・・・


私 「お姉ちゃんのところ・・・」


夫 「早く帰って来い! 」 とすでに大声でキレていた。

  「カギ忘れたから、俺が家に入れないだろ!」


私 「何故そんな怒って言うの?怖いから・・・」


夫 「つべこべ言わずにささっと帰ってこんか~」

とずっと大声で叫んでいた。




ずっと電話で大声で怒鳴っていた。

それはもう、何を言っているのか聞き取れないほど

興奮している。

怖い・・・怖い・・・


私は夫が叫び続ける電話を、怖くなって切ってしまった。


鍵を忘れたのはアナタなのに・・・

何故? こんな風に怒鳴られるの?

私が家にいなかったから悪いの?


一瞬のうちに頭の中を疑問がかけめぐった。


そして・・・

電話を切ってすぐに夫からの電話の着信音が響いた・・



その日、電話でキレた元夫は帰って来なかった。


次の日、私は仕事も手につかず頭の中は

夫の鬼のような形相だけがよぎっていた。


早めに仕事を終え、買い物をしてご飯を作って待っていた。


その間、友達から電話が入り他の友達からお祝いにワインを

預っているから、今から持ってくるという電話が入った。


お祝いを預ってくれている友達には、夫が怒っていると言いづらく

持ってきてもらうことになった。


しばらくして、友達が預ったワインを持って新居に来てくれた。

お茶だけでもと言ってお茶を出して10分ほどして夫が帰ってきた。


一応、私の友達が来ていたので

「こんにちは」

と挨拶するとキッチンに行ってしまった。


「ご飯は?」と聞くと

「いらない。 まだ仕事があるから」

「今日は帰らないと思う」

と言っておもむろにコンビにで買ってきたお弁当を

台所で立ったまま食べだした。


友達がお祝いにワインを持ってきてくれた話をしても

手を横に振って(しっしつと追い払うようなしぐさ)お弁当を

食べ続けた。


私はどうしていいかわからず、夫と友達に気を使いながらいると、

夫は何も言わず、そのまま出て行ってしまった。


私はもう訳がわからなかった。


友達も私に気を使って


「私がいたから、旦那さんどこかに行ったの?」

「お邪魔だったかな・・・」

とせっかくお祝いを持って来てくれたのに

友達にも申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


私は何とか気を取り戻して

「違うよ。仕事が忙しいから、すぐ事務所に戻らないといけなかったみたい」

と友達に言い訳をしていた。


どうして、この人はこんなに気を使わないといけないのだろう??


この時、私は心の隅でそんな風に考えていた。


そして、友達もすぐに帰ってしまい、私は部屋で一人考えていた。

どうすればいい??

答えの出ない事をわかりながら、頭の中でその言葉ばかりを繰り返していた。

今なら言える。

食事を用意していたのにコンビに弁当をわざわざあてつけのように

買ってきてっ。。ムカツク~  女の腐ったヤツ~

と叫びたかった・・・ またもや不完全燃焼・・・・

それから私は

結婚式の話しは、話題は出さないようにしていた。

というより、避けていたのだ。


しかし、私の友達が遊びに来たときなどは

友達が「海外で結婚式するの?」と聞くと、決まって

「そのつもりだから、その時は来てな~」

と調子のいい事を言っていた。



そんな中、姉が遊びに来ていて

「結婚式などはどうするの?」

「式挙げないのならいいけど、どっちかに決めて欲しいよね~」

などと話しをしていた。

私もダラダラするのもイヤだな

みんなも都合があるんだし・・・と思い・・・

(この時、すでに2ヶ月経過・・・)


姉がいる前で、元夫に電話をしてみた。

元夫 「なに?」 すでに機嫌が悪い・・・


私  「結婚式をいつぐらいにするのか、みんな都合があるって言うから

    どうしようかな?と思って・・・」


この言葉に、元夫はスイッチが入った。


元夫 「くだらない電話をしてくるな~ボケっ!」 

ガチャ!!


ツ~ ツ~ 

電話が切れていた。

思いっきり電話で怒鳴られた。

電話するタイミングも見計らったつもりだ。

忙しい時間帯を避けているつもりだった。

タイミングを間違えたのか?


そんな事を考えるよりも、前の時の鬼の形相がよみがえってきた。

きっと、あので言っているんだ。怖い・・・

そして、姉がびっくりしていた。

「何??」

「アンタいつもあんな風に言われてるの?」受話器から声が漏れてたのだろう。

「信じられない・・・おかしいんじゃないの?」

「アンタ大丈夫?」

「お姉ちゃんは無理~。あんな怒鳴られて無理~」

と言って帰って行った。

今なら言える。

私も無理でした・・・・


その晩、元夫は帰って来なかった。


やっぱり怒っているんだ・・・どうしよう・・・


ただただ、

その日は仕事も手につかないぐらい動揺をしていたのでした。

心が締め付けられるような思いで過ごした。


この時は、この日の夜にあんな恐ろしい事になるなんて・・

思ってもみなかった・・・・

そして、姉をも恐怖の渦に巻き込む事になろうとは・・・


モラ大爆発Part1の始まり・・・


一緒に生活をするようになって2ヶ月が過ぎた。

その間も、少しずつ私を追い詰めていった。


例えば、元夫の仕事が遅くなり10時半ごろ帰ってきた。

その時、私は仕事の疲れもあってビールを1本飲んでソファに横になっていた。

もちろん、帰って来たときはすぐに起き上がって

「おかえり」と声をかけた。


しかし元夫のは冗談っぽく

「オレが疲れて帰ってきたのに、オマエはソファで寝てただろう」

と言われた。


この時は、怒鳴るでもなく笑って言っていたので何でもない事だと思っていた。


しかし、私の心の中は違っていた。

この時から、どんなに疲れていても横になったり、

お昼寝すらも出来ない体になっていった。


どうしても疲れてフラフラになると、土曜日に元夫が仕事に行っている間に

朝から掃除を済ませ、実家に帰って1時間程横になっていました。

それでも、元夫は私の行動を見透かしていたのか、必ず

「何処にいるの?」と携帯電話が鳴った。

ある意味、嫌がらせかと思うほど・・・


今でも、人から電話で「何処にいるの?」と聞かれると

シドロモドロになってしまう私です。



そして、すでに気の休まると時がなかったのです。


「みんなの結婚生活ってこんなものなの?」

「こんなにしんどい思いをしているの?」

「結婚すれば、なにもかも2人分になるのだから・・・・そうなのかも・・・」

と思っていた。



でも、心の中で

「何故、結婚して好きな人と一緒に生活しているのに

安らげないのだろう??」

「何故、支配されているような気持ちになるのだろう??」


この時、ここまではっきりした感情ではなかったけれど

これに近い感情だったと思う。


そして、

結婚式&新婚旅行の話しをすると、決まって機嫌が悪くなった。

結婚前に両親同士が会ったときも、挙式は海外でと言っていたので

まわりの皆はそうするものだと思っていた。

私もそう思っていた。


でも、元夫だけは違ったのだ。

口からその場限りの適当な事を言っていただけだったのだ。



そんな事とは私は思ってもいなく、両親も兄姉等も仕事が忙しく

急に言って休めるような事は出来ないので、決めるのなら

早めに日にち等は決めて欲しいと言っていた。


「日にちはどうする?」など私が言葉を発すると


「オレは仕事が忙しいんだ」

「そんな事、決められるか!」など言ってキレる寸前だった。


なので、私もそれからこの話題は出さないようにしていた。


この話題で、モラ大爆発Part1の幕開けとは・・・・

思いもよらなかった・・・

最近、仕事に追われ忙しく・・・

Part1を書ききれていないため、

今日は、モラルハラスメント&我慢について・・・・

きっとモラルハラスメントは今に始まったことではないと思う。

昔から、このような男達は存在しきているのだと・・・


そして、こちら側の受け取り方によっても違うのだろう。


「ウチの人は気難しいから・・・」


と解釈してしまえば、その人にとってはモラルハラスメントに当てはまらないのかもしれない。

ただの気難しい、頑固オヤジみたいな感じに受け取れるのかも。


でも「なにかがおかしい?・・・なになんだろう?・・どうすればいいんだろう?・・・」

と思った時点で、気難しいでは終わらなくなってしまう。


私が思うに暴言を言っても、怒っても心がない言葉や態度は相手を傷つけるのではないかと思う。


私の男友達でも口の悪い人もいる。


「オマエ、バカか~」


と言われても、傷つきもしないし、言われたことを根にもったりもしない。


これは、相手のいう言葉に愛があるからだと思う。

私の事を本当にバカだと思って言っている訳ではないとわかっているから。

しかし、モラ夫などは私という人間をすべて否定した上で、

言葉を発するから、こちらも傷つき心が病んでいってしまうのです。



女性が今の時代ではなく、自分の意見すら言えない、

離婚も出来ない時代の昔の女性は、

ただただずっと我慢をしていたのだろうと・・・・。


きっと死ぬまで我慢をしたのだろう。



現在、女性全般に我慢がないだけなのだろうか?

それを考えると、ただ私に昔の人のような忍耐力、我慢が

たりなかったのか?と・・・・


そんな事を、離婚前に思った事がある。


でも・・・

「我慢し続けた昔の人は、

それでも最後は自分の人生を幸せと思ったのだろうか?」


私は自分の幸せを大事にするため、離婚した。

きっと、この離婚も私が人生最後を迎えるときでなければ

良かったのかどうかの答えはわからないのだと思う。

でも、今現在、

私は少なくとも離婚をして小さな幸せを感じている。


我慢することも大切だが、

モラルハラスメントの我慢は美徳でもなんでもないと言うことを・・・


今現在、モラルハラスメントで悩んでいる人たちに自分と言うものを

取り戻して欲しい。


幸せになって欲しい。

そう切実に願います。



2回目のモラハラを体験した私は、すっかり元夫の奴隷となってしまった。


それに気付かず、どんどんモラワ~ルドの方向に流されていってしまったのだ。

そんな中、何故?元夫と結婚してしまったのか?


それも、モラ作戦にまんまとハマっていってしまったのです。


ある日、携帯電話が鳴り、

「用事があるから付き合って欲しい」

という事で、彼と会う事になった。

今日は、不動産に行くのだという。

事務所での寝泊りは、体にキツイからマンションを借りるのだと・・・


そのマンションめぐりについて行ってしまったのです。


そして私は

「一人なんだし、これぐらいの広さがあれば十分なんじゃない?」などとノンキな事を言っていた。

そして・・・・・ まわりの人からマンションをわざわざ借りるのに、結婚しないの? などと言われました。


そういう事で、結婚という二文字が私たちの頭の中にインプットされていったのです。


結婚しようという事になり、とんとん拍子に話が進んでいき、両親同士も知り合いという事で、

あっというまに、籍を入れたのです。


これにも事情があり、結局マンションを借りる所が単身者は入居出来ないので、入籍だけ

先に済ませてしまったのです。

「結婚式は海外でする!」

などと、まわりの人にはそう言っていたので

私もそうするものだと思っていました。


マンションに荷物を入れ、生活が始まりました。


急な結婚だったので、そのまま仕事も続けることになった私は、上司に話し早く帰れるようにしてもらった。


でも、職場は遠く、片道車で1時間かかった。


自営業の元夫は、帰る時間が不規則だが、結婚当時から早く帰ってきた。


私は、仕事を早々に終え、食事を慌てて作る毎日だった。

この時から、モラワ~ルドの世界に入っていった私は、常に時間を気にするようになっていった。



私は心の中で、どうしてこんなに時間を気にするのだろう??不思議に思っていた。

早く帰って来いと言われた訳でもないのに???



でも、その答えは、


「きっと結婚すると、みんな時間に追われるものなのね。 

一人じゃないんだから、時間を気にするのは当たり前なんだ」 


と解釈していた。 



この時の私は・・・・

自分の心が彼によって、支配されている事にまだ気付いていなかった。



そして、何かを心の奥で感じながら、モラ大爆発Part1を体験することになるとは

この時、想像もしていなかった・・・・・