靴の専門学校の作品展にいってきました。
この学校はギルドというブランドと提供している、
山口千尋校長の指導のもと、成り立っています。
サルワカ・フットウェア・カレッジ
http://www.saruwaka.net/
自分は正直、靴にはあまり興味がないのですが、
友人がこの学校に通っているということもあり、
作品展に行ってきました。
作品展の会場は信濃町なのですが、
信濃町でも徒歩10分と駅前から離れた奥まった場所で、
小道を歩いていくと、住宅街の中に会場となった
洋式レンガ造りのアートコミュニティセンターがありました。


専門学校なので、1年生の作品と卒業する2年生の作品が、
展示されています。

靴の展示を見たのは今回が初めてでしたが、
個人的な印象としてはこのような感じです。
1年生の作品は、どちらかというと現代アートに近く、
コンセプトやアイデア、奇抜性に重きがありますが、
反面、技術が未熟なため、作りにムラがあったり、
靴を履くという最終目的から離れているようなのも感じました。
その点、2年生の作品は、奇抜さはないのですが、
現在出回っている靴のデザインをもとに、
自分なりに消化し、発展させているという印象で、
ちょっとしたデザインの工夫が新鮮さを感じさせたりします。
技術的も当然、2年生の方が安定しています。
靴というのは一から作ると非常に多くの工程があり、
それぞれの工程において、一定レベルに達していないと、
完成したときにムラであったり、違和感を覚えます。
自分が絵を描く経験上からもいえますが、
作業中はどうしても局部に視点がいってしまいがちで、
常に全体像を描きながらというのは難しいかったりします。
靴の技術的なことはわかりませんが、
この展示において、自分は靴を近くからではなく、
遠目から眺めて、その靴がどういう雰囲気や印象を与えるか
というのに注視しました。
会場のアンケートで3点気に入った作品を上げてくれと
記してあったので、自分は下記3つにしました。



靴に限らないことですが、完成度の高いものほど、
美しさを感じ、覚えます。
反面、展示された靴を見ていて、不器用な自分にとっては、
まったくをもって出来ないことであると思いました。
今回の作品展はすでに終了していますが、
興味があれば、こういう靴の作品展に行かれてみてはいかがでしょうか。。