何か新しいテクノロジーがないかと思い、行ったわけですが、
実際、会場に入ってみると、ゲーマー向けの展示が多く、
自分みたく、ゲームをやらない人間にとっては、さほど見るものがありませんでした。
しかし自分にとって唯一の救いだったのは、
AR.Droneのブースがあったことです。

(AR.Droneのブース)
AR.Drone公式サイト
http://ardrone.parrot.com/parrot-ar-drone/jp/

AR.Droneとは、先日のワールドビジネスサテライトでも、
AR特集にて取り上げられていましたが、フランスのPARROT社が発明した
リモコン型ARビデオゲームです。
一応、AR通である自分はAR.Droneの存在は、フランスでリリースされた
当初から知っていましたが、最近になり、
日本に輸入されAmazon等でも販売されるようになりました。
リモコンの役割をするのは、iPhoneで専用アプリがあり、
WIFI環境があれば使用できます。
パロット社(日本語HP)
http://www.parrot.com/jp
AR.Droneの特長はハードとソフトが組み合わさった点です。
4つのプロペラがあって、操縦というのであれば、
iPhoneという端末にこだわらなければ、すでにあったと思います。

(4つのプロペラ)
ただ、それだけだと一般人に受けるかといえば、
あまりそうではなかったと思います。
しかし、ARを組み込み、ビデオゲームとすることで、
今までにないリアルに飛行におけるビデオゲームが実現しました。
実際に触ってみると、機体は軽く、囲っている部分は、
発砲スチロールでできており、人に当たっても危険性はありません。

(発砲スチロール)
また、中心部に小型カメラが搭載されており、
ここからARの画面を取り込んでいます。

(小型カメラ搭載)
一応、ゲームショーのブースにいたスタッフに聞いたところ、
操作範囲としてはWIFIが接続可能範囲で、半径50m、垂直6mぐらいまで、
操作が可能なようです。
半径50mというと、かなり操作ができます。
まだ、日本でも発売されたばかりで一部の人しか所有、利用していませんが、
今後、低価格になり、一般に普及した場合、気軽に操作できるため、
いろんな問題が発生しそうな気がします。
例えば、盗撮などがその例です。
このAR.Droneを利用すれば、いろも簡単に盗撮ができてしまいます。
おそらく、いずれ社会問題になり、利用できる場所に規制がかかると思います。
反面、ポジティブな面を考えれば、50mまで操作可能なのであれば、
小学校のグランドや大きい公園でAR.Droneのイベントを開催して、
複数の人数で対戦してみるのもおもしろそうです。
また、例えば人の手が届かないような場所でも、
ヒモやケーブルをAR.Droneにつけて、指定の場所に
かけて来て、戻ってきたり、6mではありますが、
やや上空から見下ろしたときの見え方など、
商業的にも応用ができそうです。
例えば蜂の巣が出来た時に、本人は安全な場所に避難していて、
AR.Droneで攻撃して、巣を落とすということもできます。
他にも飛行機のエアーショーではありませんが、
複数人で編成を組んで、いろんな陣形を空中で披露するという
大会やイベントもでき、今後、AR.Droneの横展開に期待です。。
(プロモーション用)
(シューティングの操作説明)